・ゴールドバーグの盾
新巨兵海賊団コックの
ゴールドバーグの盾は「
ナッシュ」という名の
ホーミーズであることが判明しています。
ゴールドバーグの父親が
ビッグ・マムの討伐に行った際に命を吹き込まれたのだとか。
ビッグ・マムはエルバフから恨まれているので(
867話)、ゴールドバーグの父親のようにビッグ・マムを討伐しようとしたエルバフの戦士はいるのでしょうね。
・ロキの憧れの海賊
神の騎士団に酷くやられた
ロキは、新巨兵海賊団船医
ゲルズの応急処置を受け、療養中です(
1143話)。
前回(
1143話)は、ハイルディンとロキの会話から
14年前のハラルド殺害(
1137話)の真相に迫りそうな流れでしたが、本話では既に話題が流れていました。
そもそも
ルフィがロキの錠の鍵を探していたのは、ロキを解放することを条件に
シャンクスの現在の居場所を教えてもらうという取引のためだったわけですが、片足の錠がまだ外されていないため、ロキはまだ取引が成立していないと言います。
ロキは「ガキの頃に会った海賊に……憧れる気持ちはまァわかる」とルフィに共感を示し、
ロキにもルフィにとってのシャンクスのような憧れの海賊がいたことを告白しています。
回想シーンの描写では、ロキが子供の頃、エルバフにやって来た海賊がシルエットで描かれています。一人は
エドワード・ニューゲート(白ひげ)で、もう一人は
ドレッドヘアの男です。
このドレッドヘアの男はロックス海賊団の船長
ロックス・D・ジーベック(
957話)だと考えられます。

957話
ロキは現在49歳で、伝説のロックス海賊団が活動していたのは40年前頃で時代も合っていますし、本話ではロキの口からロックスの野望だった「
世界の王」(
957話)という言葉も出ています。
ロックス海賊団が何の目的でエルバフに来たかは不明ですが、しばらくの間、滞在していたようで、その間にロキは何度もロックスに自身を連れていってくれと申し出たようです。ロックスに子供扱いされたロキは「じゃあ勝負しろ!!!」とロキに喧嘩を売りますが、ロックスにこてんぱんにやられています。
本話のロキの文脈から世界政府を打ち滅ぼす者は「
世界の王」になり、ロキ自身は「
世界を終わらせる”太陽の神”」(
1130話)を自称していることから、ロキの野望は憧れのロックスの野望と同じく「世界の王」とも解釈できます。
ただし、本来は「世界の王」となるロックスがいて、神典(ハーレイ)で語られているような旧世界を破壊する”太陽の神”としての役割をロキは担いたかったはずですから、ロキにとって「世界の王」となるに相応しい人物が欠けている状態になっているわけです。
メタ的な考察をすると、ロキにとってのロックスの役割をルフィが担うことになるのだろうと予想されます。
・怪物騒動
エルバフを世界政府の指揮下に入れることを目的とする
神の騎士団は、
エルバフの戦士の子供達を誘拐してマリージョアに連れ帰り、これを人質にしようとしています(
1138話)。
そして彼ら3人、
軍子(
アロアロの実)、
キリンガム(
リュウリュウの実・幻獣種モデル麒麟)、
ソマーズ(
イバイバの実)の能力を動員して、大胆な作戦が実行されています(
1143話)。
1)キリンガムがイルヴァ達を眠らせて「MMA(ムーマ)」を出現させる
2)ソマーズが眠らせた子供達に”荊”を付与させる
3)続いて軍子が”矢印”で子供達を西の村にある港に誘導
4)キリンガムが残っている子供達も眠らせて「MMA(ムーマ)」をさらに出現させる
MMAの出現にエルバフの戦士達が対処に困惑する中、
巨兵海賊団と”山喰らい”のヤーさんこと
スコッパー・ギャバンがグレートエイリーク号”霧舟(スヴァル)エディション”で出動し、MMAを薙ぎ倒しています。
一方、ロキの”
鉄雷(ラグニル)”による落雷(
1142話)により火災が発生しており、”矢印”に誘導された子供達が炎の中に進む状況で、消防チームの”海雲”放水が間に合っていません。このままでは子供達が焼け死んでしまうというところで、
ジンベエが”
海雲一本背負い”で大量放水して火災を消火するのでした。
ジンベエのほか、
ナミ、
ウソップ、
ブルックは成り行きで
コロンを仲間に加え、今回の騒動で暗躍している能力者の捜索に出たわけですが(
1144話)、コロンを見つけた
軍子が彼らの前に現れています。ジンベエやれるか??
ところで、普段からTD(トーンダイアル、音貝)を聴いている軍子はソウルキングのファンだったりするのでしょうか。ブルックと対峙した時のリアクションも気になるところです。
