『ONE PIECE』のスピンオフギャグ漫画『恋するワンピース』(作:伊原大貴)が縦型ショートアニメとなり、『ONE PIECE』公式SNS(YouTube、Instagram、TikTok)にて全5話が配信されました。
アニメ『恋するワンピース』プレイリスト(YouTube)
基本的に各話「その1」から「その5」に5分割されており(制作も分割されている)、ショートアニメは全部で24本あります。第1話から第3話は連載初期のエピソードで、第4話と第5話が連載休止前の連載後期のエピソードが原作となっています。
主要3キャラ以外のキャラクターの初登場回は描かれていないため、原作を知らないと何だか急に新しいキャラ(吉岡さん、森下さんなど)がしれっと出てくる構成となっています。キービジュアルには吉岡さんと森下さん(メリー号)がちゃんと描かれているのですけど、あまりにも出番が少なかったですね。
実写や原作絵、アニメ「ワンピース」の素材が使われており、文字だけだった『ONE PIECE』のマニアックな例えが非常に分かりやすくなっています。
第5話のエピソードはその強みを存分に活かすために選ばれたのでしょうか。その代わりに、
アニメではキャラクターの魅力があまり伝わらないのが残念なところです。
声優のキャスティングはキャラクターにかなりマッチしていると思います。
中村悠一さんの嘘風(ウソップ)はハマり役ですね。
また、ナレーションには本家と同じく
大場真人さんを起用し、麦わらの一味声優は脇役や効果音(本家の必殺技のセリフ)で登場しました。これも公式スピンオフならではの演出です。
それより驚いたのは、最終話にあたる
第5話「その5」に挿入歌(オープニング曲?『圧倒的邂逅』)とエンディング曲(『秘密のデート』)が用意されており、作者の伊原大貴先生が自ら作詞作曲して歌っていることです。ボーカルの音声は加工しているとのことです。
伊原先生が曲作りが趣味だということで、自ら主題歌を作ると提案したら、実現してしまったという話です。おそらく、制作サイドは主題歌を制作する予定は元々なかったのでしょうね。
アニメとは別にショート尺のバージョンが公開されていますが、フル尺もあるみたいです。今のところ、公開はされていないようです。
キャスティングやキャラクターデザインは良いのですけど、アニメ全体としては雑駁な感じが強く、シーズン2を望むよりは、今回のものはパイロット版として捉えたいところです。
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