LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 【最新話】 世界政府加盟のための最後の任務 【第1168話】
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第1168話「エルバフの雪」

TOPICS
・イーダ
・深海契約


・イーダ

前回15年前のエルバフでは、元王妃エストリッダの一族に毒を盛られたイーダが病床に伏していました。

この毒は治す手立てがないらしく、イーダは回復することなく、最期はハラルドに看取られて亡くなりました。

一方、イーダの病因を知ったロキは怒りでエストリッダの一族が住む「酒村」ごと滅ぼしており、とうとう冥界の留置所に幽閉されています。



・深海契約
14年前、マリージョアでシャンクスが失踪しています。シャンクスはその1年前にフィガーランド家に迎え入れられ、ひとまず神の騎士団の懐刀である”従刃”の地位が与えられていました(1167話)。シャンクスは失踪する直前に与えられていた任務が完了すれば、”騎士”に昇格する予定だったそうです。

従刃”、”騎士”、”五老星”はイムとの契約者であり、それぞれ「浅海契約」「深海契約」「深々海契約」が結ばれていると考えられます(1167話考察)。また、「深海契約」と「深々海契約」の契約者は合わせて13人の制限があるらしく(1167話)、”五老星”は5人ですので、”騎士”の枠はおそらく8人までに限られています。

元々シャンクスのために空けていた”騎士”の枠が予定外に空いたことで、次点でハラルドに”騎士”昇格のチャンスが巡ってくることになりました。ハラルドはエルバフの世界政府加盟のため、これを受け入れ、イムの存在を対面して初めて知ることになります。

イムと「深海契約」が結ばれると、ハラルドの左腕にあった「浅海契約」のマークにデザインが足され、マークの形が少し変わっています。この感じですと、「深々海契約」では下側にデザインが足されてマークが完成しそうです。


※ジャンプ掲載の本話の原稿は未完で、一部が下書きのままとなっています。

「深海契約」では、契約者にさらなる力と”不死”、”五芒星(アビス)”を設置することができる能力が授けられるようです。一方、マーク(1140話)を持っている「浅海契約」の”従刃”はアビスを作ることはできないものの、アビスを通ることはできるのでしょうかね。

なお、強大な力が授けられる「深海契約」にはイムの命令に逆らえないという制約があることが後ほど明らかになっています。契約する前に事前説明がないので制約自体が無効と言えそうですが(笑)、「契約」とは名ばかりで、イムが一方的に他者に能力を発動しているだけですからね。

なお、マリージョアで暮らしていたシャンクスの目的は不明ですが、失踪したのは「深海契約」の制約を察したためだと考えられます。

そして、エルバフを訪れたシャンクスがハラルドについて「この国に帰ってるんなら会って話したい 手遅れになる前に」(1152話)と言っていた「手遅れになる前に」とは、ハラルドが「深海契約を結ぶ前に」と解釈できそうです。要するに、事件が起こる前にシャンクスがエルバフでハラルドに会っていても手遅れだったことになるわけですが。

ちなみに、シャンクスは失踪しているので、「浅海契約」を結んでいる契約者の動向をイムが察知することはどうやら出来ないようです。

騎士”となったハラルドにイムは早速、エルバフに”五芒星(アビス)”を作れと命じます。そして、その後 言い渡す最後の任務を達成した暁にはエルバフの世界政府加盟を認めると約束するのでした。

意気揚々とエルバフに帰ったハラルドは早速、アウルスト城にアビスを作ったようです。そこで、イムから最後の任務を言い渡されています。

それはエルバフを挙げて戦士の軍団を組織し、「巨兵船団」を立ち上げて世界に貢献せよ、というものでした。

これが予てからのイムの目論みだったわけですが、ハラルドはこれまでずっとエルバフを戦いから脱却させる改革を進めていたため、ハラルドにとっては受け入れ難い要求でした。

しかし、ハラルドがいくら拒絶しようとも「深海契約」を結んだ者はイムの命令に逆らえない制約があることが明かされ、ハラルドは意識に反して体が動くことで、それが本当であること、そして、ようやく世界政府にハメられていたことに気づくのでした。

ハラルドは意識に反して体が動くことに必死に抵抗し、衛兵達に自身を鎖で縛りつけろと命じ、大至急、ヤルルと息子達を呼ぶように命じます。この時、ハイルディンは海に出ており不在で、ロキは先の事件(酒村)の罪で冥界の留置所に幽閉されていましたが、この招集のために解放されています。

この時のハラルドの状態は、”黒転支配(ドミ・リバーシ)”を受けて悪魔化した直後のロックスの状態(1164話)に近く、最終的には完全に体が意識から離れてしまうのだと考えられます。

どんどん体が意識から離れていくこと、そして、このままではエルバフがイムに支配されてしまうことに危機を感じたハラルドは、ついには自身を殺すように衛兵達に命じ、そのタイミングでちょうどヤルルとロキが到着したのではないかと考えられます。

しかし、「深海契約」を結んで”不死”になっているハラルドは死ぬことはできず、という具合で、例の事件に発生することになるようです(1152話)。

気になるは、ここまで振り返ってもエルバフに伝わる禁断の”悪魔の実”については情報が出てきていないことです。1152話の事件の部分的な回想では、宝物庫の錠が解かれ、何者かが「これがエルバフに伝わる禁断の”悪魔の実”」と発言しているものの、イムがこの悪魔の実を狙っていた様子はありません。

ロックスと同じように完全に体が乗っ取られた状態でもハラルドは辛うじて会話することが出来たのであれば、もしかすると、ハラルドが悪魔の実をロキに食べるように伝えたのかもしれません

仮にハラルドとロキの実力が拮抗していた場合、”不死”(もどき)かつ契約により力が増しているハラルドに分があるため、ハラルドは死ぬことが出来ません。そこでロキに能力者になってもらうことを画策したのかもしれません。

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