中国ではこのほど、「東日本大震災の影響で、日本の有名漫画家の多数が“死亡した”」などというデマが問題になっている。浙江在線が報じた。
日本の有名漫画家で、「死んだこと」になっていたのは、『ハローキティ』の作者、清水裕子さんをはじめ、『
ワンピース』の作者、
尾田栄一郎さんや、『ドラゴンボール』の鳥山明さん、『頭文字D(イニシャル・ディー )』のしげの秀さん、『犬夜叉』、『めぞん一刻』などの高橋留美子さん、『名探偵コナン』の青山剛昌さん、『NARUTO―ナルト―』の岸本斉史さん、『聖闘士星矢』の車田正美さんらだ。
「デマ」によると、漫画家の多くが地震発生当日、某ホテルで開かれたパーティーで被災し、多数が犠牲になったという。もちろん、デマが示す事実はなかったとされるが、一部では「犠牲となった漫画家はすでに火葬された」とまで語られるなど、デマがまことしやかに伝えられた。
デマはいずれも、中国ファンらによる、東北関東大震災の影響を過度な心配が下敷きになったまでで、必ずしも悪意が込められているわけではないとされる。しかし、当人や関係者らが、ツイッターやブログなどで「生存宣言」を出すまで、インターネット上では「死んだこと」になっているのは問題で、
中国社会における「デマを信じやすい体質」や、若い世代におけるコミュニケーションの取り方など、問題が浮き彫りとなった。
一方、中国ファンの間では新たに「“生存”確認が取れた有名漫画家リスト」が出回ったほか、連載中の作品の更新の可否などが伝えられるなど、根強い「日本漫画」人気をうかがわせた。
(サーチナ)
・・・おいおい。