フジテレビ 「潜入!リアルスコープ」 3月19日放送分
今回リアルスコープは週刊少年ジャンプ編集部に潜入し、ワンピースがジャンプに掲載されるまでを追跡。
番組冒頭、『ONE PIECE』の紹介で累計発行部数が2億部を突破していることに触れられると、スタジオのワンピファンである上地雄輔さんが
「2億分の1(家に)あるよ!」と発言。
え~と、2億分の61ね。。おバカキャラ健在のようです・。・b
まずジャンプを作っている人たち、ジャンプ編集部は編集長1人、副編集長3人、編集担当18人、全員男性で構成されています。編集担当の平均年齢は27歳。
読者からのファンレターボックス
編集担当から先生に届けます。
編集長のデスクにどでかい(等身大?)チョッパーのぬいぐるみが!?
外出中の目印だそうです。
担当編集は
服部 ジャン=バティスト 哲さんから
入社1年目の
井坂 尊さん(7代目)に変わっていました。
→
初任給26万2300円だそうです(ぇ
1年目でワンピース担当は異例の抜擢と紹介されていましたが、大物漫画家さんは安心できるので経験値を上げさせるために新人編集を担当させるというのを聞いたことがあります。きっとそういうことなのでしょう・。・
ワンピース担当編集として気を遣っている事は、差し入れ、とりわけ
ドーナツだそうです。
毎週12個入りのボックスを4箱、栄ちゃんの好物はクリスピー・クリーム・ドーナツとのこと。
買い忘れて行くと、「なんでドーナツ買って来ないんですか?」とちょっと怒られたそうですw
それでは、ここからは2月28日号のジャンプが発売されるまでをワンピースを例に追跡していきましょう。
□ジャンプが出来るまで
●ジャンプ発売
17日前
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FAXで編集部にネームが届く
栄ちゃんはネームを
3日かけて描くそうです。
↓
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編集担当がネームチェック
赤ペンで書き込む。
↓
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編集担当が読んだ感想を漫画家に電話で伝える
「ギャグがキレキレでしたね」
↓
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漫画家が編集担当の意見を参考に、原稿を描き始める
↓
●ジャンプ発売
14日前
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編集担当が漫画家の仕事場へ原稿を取りに行く
アトリエは
こちら
616話生原稿。
裏にはインクにじみ。サイズはジャンプよりも大きい。
ネームと比較
編集担当がネームで、ホーディとデッケンが竜宮城に現れるシーンが少しコミカルで緊張感が足りないと指摘していたところが、原稿で修正されています。
↓
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編集担当がコピーした原稿に文字の大きさと書体を指定して書き込む
↓
級数表を使って文字サイズを決める。1話分(17ページ)の作業には
約2時間かかる。
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原稿を印刷会社(共同印刷)のスタッフに手渡す
↓
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印刷会社が生原稿をスキャンしてデータ化する
巨大スキャナー1台2500万円
↓
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印刷会社が編集の指定通りセリフを入れる
↓ PCでデータ化した原稿を処理。ジャンプで使用される書体は約30種類。作業は
4時間かかる。
↓
●ジャンプ発売
13日前
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データをジャンプ編集部へ送る
↓
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編集担当、副編集長が原稿を最終チェック
↓ 主にチェックするのは漢字の間違いや話数の間違いなど
↓
●ジャンプ発売
12日前
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共同印刷(茨城県五霞町工場)でジャンプを印刷開始
敷地面積=東京ドーム2個分
↓
この一箇所だけで毎週約300万部のジャンプ全てを印刷
↓
●ジャンプ発売
7日前~
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製本・・・ジャンプ完成
↓ 毎分150冊製造。一番早いものは発売1週間前に完成。
↓
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毎日のように日本各地へ配送
↓ 遠隔地から先に発送
↓
●ジャンプ
発売日
・
ジャンプが店頭に並ぶ
栄ちゃんはネームに3日、原稿に3日かかっているわけで、その他カラー原稿やら単行本の打ち合わせなどもあるわけですから休みは皆無ですね。。
ジャンプ編集部の原稿保管庫(ただのロッカー)も公開していました。
598話扉絵
魅力的な取材を続けてきたリアルスコープはこの度ゴールデンタイムへ昇格する運びとなりました。
ゴールデンに進出してダメになった番組をいくつも見てきているので心配ではありますが、今まで通りマニアックな番組内容に期待です。ゴールデン向きの番組ではないと思うのですけど・・・。
※ゴールデンに進出してダメになる3つ理由
1. 視聴者層に合わせて番組内容が変更される
2. 番組尺の拡大で内容が希薄になる
3. ネタ不足に陥る