第606話 「深海の冒険」。
"キャプテン" バンダー・デッケンとその部下ワダツミ(海坊主?)、アンコロ(巨大アンコウ)が登場しました。
名前&設定の由来は
近代イギリス伝承にある
フライング・ダッチマン(Flying Dutchman)です。
その名の通り「
さまよえるオランダ人(もしくは船)」という意味です。
伝承は、神を罵ったために呪われたオランダ人船長が一人乗る幽霊船が喜望峰(アフリカ南端)近海に永遠にさまよい続けているという要旨です。
その船長の名前が
Hendrik van der Dechen というわけです。なるほどねー。
ちなみに海賊ではないです。
ワダツミの由来は、そのまま
海神(わだつみ)ですね。
部下にワダツミを従えているのは、神を罵って呪われた皮肉でしょうかね。ワンピースなので、特に意味はないと思いますけどw
◆物語のあらすじ
・1751年(物語の中では70年前)にアムステルダム船が出航した。
・ケープタウン(アフリカ南端の町)へ向かい湾に入る直前、激しい向かい風となり船長 Hendrik van der Dechen は風(神)を罵った。
・その夜、船が船長に「今夜中に湾に入る気か?」とたずね、船長は「最後の審判の日までかかっても入ってやる」と答えた。
※最後の審判=世界の終わり←伝承では転じて永遠か。
・結果、船は未だに湾に入れず、喜望峰近海を彷徨っている。
・悪天候のとき見ることができる。
ワンピースでは悪天候=海底火山噴火!?となりそうです。