引き続き16年前の回想です。
・16年前の海軍~黄猿の名前の由来
16年前の海軍で描かれたのは新キャラの
カダル少将(フィッシャー・タイガーによって解放された奴隷を天竜人へ返還するためタイヨウの海賊団を拿捕しようとするが返り討ちにあう)、若き日の
黄猿(階級は中将)と
ストロベリー(階級はおそらく少将以下)。黄猿は名前の由来と思われる
ボルサリーノのハットを被っています。調べてみると、黄猿のモデルである
田中邦衛さんは映画『トラック野郎』シリーズの「爆走一番星」(1975年)でボルサリーノハットを被った
ボルサリーノ2という役を演じているそうなので(笑)、間違いないですね。
←イタリアのボルサリーノハット
ちなみに赤犬の名前、
サカズキはそのまま”
盃”で、任侠の兄弟盃の”盃”が由来になっていると思われます。さて、そうなると青キジの名前のクザンの由来はなんなんでしょうか?どうやらモデルの俳優に関連することが名前の由来になっているようなので、松田優作さんに詳しい方、心当たりありませんか?
キャラクター 名前の由来&モデル のまとめ
そして衝撃の事実が判明した
ストロベリー。16年前の彼の風貌は髪の毛が頭上に1mほど真っ直ぐ伸び、その上に海軍帽子を乗せています(顎髭はなし)。剛毛の髪の毛なのか、はたまた長~~~~い頭なのかは不明ですが、ふざけてる様にしか見えませんw
←想像してごらん・・・・完全に”
逆さ絵”ですw
・ホーディの年齢
16年前が15歳ということなので、現在31歳のようです。後の新魚人海賊団の幹部たちも描かれています。ダルマがかわいい一方、
ゼオは相変わらず気持ち悪いw
・懸賞金額の指標
タイヨウの海賊団の懸賞金を考慮するにあたってのストロベリーの発言から、懸賞金額の指標として”
戦闘能力”を基準にしていることが明確になりました。これに政府に対する”危険度”を加味して懸賞金額が算出されるようです。
16年前に懸けられた懸賞金はフィッシャー・タイガーが2億3000万ベリー、ジンベエが7600万ベリーです。聖地マリージョアの奴隷を解放するという大事件の犯人という危険性で懸賞金がジンベエを大きく上回っています。そして、アーロンの手配はされませんでした。アーロンはこのことについて「節穴か」と憤怒していましたが、この理由はストロベリーの報告の通り「
水中のため”戦闘能力”の測定が難しい」ためです。これの意味は、タイヨウの海賊団の手配すべき主力を見定めることが難しいということで、ジンベエと肩を並べる
アーロンの懸賞金(2000万)が低すぎたことに対する
言い訳説明になっています。
回想は16年前から約3年後の12年前へ
・元奴隷の子供 コアラ
約3年前、タイガーによって解放された元奴隷の11歳の少女?少年?(自称は私)コアラ。タイヨウの海賊団はコアラを親元に送ることになる。幼くして奴隷としての生き方が染み付いてしまっているコアラの振る舞いは、タイガーやジンベエには痛々しく感じられ、タイガーは必ず彼女を親元に送り届けることを決意する。コアラとの出会いがタイヨウの海賊団に何をもたらすのか?
・・・嫌な予感しかしない。。
この前の回想でタイガーはジンベエに自身の”心に住む鬼”について不安を告白していますが、どう考えてもフラグです。
ちなみに、コアラとタイガーのやりとりは本話の”泣けるシーン”ということなのでしょうが、正直私は泣けませんでした。。タイガーはコアラの不安を払うために目の前で銃を棄ててみせ、殺す意志はないことを示すのですが、人間の10倍の腕力を持つという魚人がたかが銃を棄てて見せたところでと思って仕方がなかったです。根性焼きで”天竜人の烙印”を消すっていうのもねぇ・・・せめて麻酔してあげてw