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2年後→
【変更点】
・露わになっている目が右から左へ
・前髪の流し方が左から右へ
・顎髭が濃くなる
・口髭が生える
・
まゆ毛の巻き方が異なる
サンジの片目は常に前髪で隠れており、どんなに激しい動きをしても片目は絶対に見えません。元々は「ナルト」という名前だけあって(サンジ登場前に『NARUTO』が連載開始したため変更)、ぐるぐるまゆ毛がトレードマークです。その巻き方は”
コメカミ側”が内に巻いているものでしたが、2年後には”
眉間側”が内に巻いています。前髪の流し方が違うため、露わになっている目は2年前と2年後では左右異なります。したがって、サンジのまゆ毛の巻き方は
左右非対称というのがサンジのまゆ毛の秘密だったわけですが、その秘密には伏線があることを発見しました!
それは、
電伝虫メジャーのレビューを書いていて気づいたんです。
サンジがMr.プリンスと名乗り、Mr.0に電伝虫で通信するシーン。ミス・オールサンデー(ロビン)の持つ子電伝虫にご注目↓
電伝虫の頬のぐるぐるがサンジのまゆ毛のぐるぐると
同じになってるー!?wwww
サンジのまゆ毛のアイディアはいつからあったのでしょうか?それは、実はごく最近のことのようなのです。
これは61巻に収録されている”2年後”の一味の設定ノートにあるサンジたちです。アイディアの順番はわかりませんが、アイディアをグループごとにまとめてみました。
【パターン1】
変更点が髪の長さや髪質のみで、もっとも変更が少ないアイディア
【パターン2】
おそらく初期のアイディア。メガネサンジ君。他の変更点は髪質と顎髭の濃さぐらい。
【パターン3】
顎髭は濃くなり、口髭が生えていますが、露わになっている目とまゆ毛の巻き方は変わらず。
【パターン4】
ニット帽、グラサンサンジ君。異質!しかし、前髪は右流しに変わっています。
【パターン5】
大分近づいてきました。左目が露わになっており、「まゆ毛の巻き方は異なるという」アイディアの片鱗が見られます。左)巻き方が下向き 右2つ)巻き方大きい
【パターン6】
載っていたものの中で最終形に最も近いもの。まゆ毛の巻き方はパターン5で異なるバージョンを考えたものの、あまり納得しなかったのか左右対称に戻っています。
ルフィやゾロ、ナミ、チョッパー、フランキーのノートでは最終形のものも載ってる点を踏まえて、
そして、もう一度”2年後”のサンジの初登場シーンをご覧いただきたい。
矢印で指した部分、ちょっと変じゃありませんか?w
今まで通りまゆ毛を描こうとしたけど、やめて、内側に巻いたまゆ毛を追加したように見えます(次のコマでは迷いなく綺麗なカーブのまゆ毛が描かれています)。原稿を描くギリギリまで悩んでいたのではなかろうかと推察できるわけです。もちろん、描きなれていないため、いつも通りのまゆ毛を描きかけただけかもしれません。
どっちにせよ、
ノートの試行錯誤から伺えるように、サンジのまゆ毛の秘密は最初から固まっていたものではなく、左右対称のまゆ毛も描かれているため、初めから”秘密”そのものがなかったとも言えます。つまり、SBSでのサンジの左目はワンピースの”七不思議”発言の意図は、ただのギャグだった模様ですw
まぁ、そんなこともあるよね・・・と。
しかし、
偶然にもサンジが通信でしゃべる電伝虫のぐるぐるの向きがサンジのまゆ毛の向きと同じになるとは、流石というか、、
持ってますね~( ̄∇ ̄*)
※他の偶然の産物はルフィの名前やバロックワークスの表記など。
ルフィの名前:ルフィはアルファベットでLuffyと表記するが、「luff」は英語で「船首を風上に向ける」という意味。ルフィの前向きな性格を良く表した船長に相応しい名前だったのです。
バロックワークスの表記:バロックワークスはBWと表記されるが、BWは地図では砂漠の意味。砂漠の国で暗躍するバロックワークスの名前の由来は「バロック調」で栄ちゃんの捉え方は「無駄に豪華」。その社名の表記は偶然にも砂漠にかかっていたのです。
この他さらに、麦わらの一味の悪魔の実の能力はすべて1~10の数字の語呂合わせで表せるというものがあります。残る数字は2と9なのですが・・・この点はまだ「ノーコメント」となっています。気になる!