ONE PIECE:ヒットの理由は悪魔の実? 1万人アンケートで産業能率大が分析
累計発行2億8000万部を誇る尾田栄一郎さんの大ヒットマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」。テレビアニメ、ゲーム、グッズなど、さまざまなジャンルで展開され“空前のメガヒットコンテンツ”となっている。マーケティングを専門に行う
産業能率大学・情報マネジメント学部の
小野田哲弥准教授は、「
カナヅチという代償と引き換えに特殊な能力が手に入る『悪魔の実』の存在こそが、『ワンピース』の最大のオリジナリティーではないだろうか」と話す。男女1万人を対象に行ったネット調査をもとに、ヒットの理由を分析した。
「ワンピース」は、悪魔の実「ゴムゴムの実」によって、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年モンキー・D・ルフィが、海賊王を目指して仲間とともに大海原を冒険するという物語。97年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、99年からテレビアニメが放送されている。
小野田准教授はこのほど、東京都内で行われた産業能率大学主催の勉強会「
『ワンピース』メガヒットの構造を徹底分析」に出席。
20~60代の男女1万人を対象に、12年5月21~22日にインターネットで実施した「好きなキャラクター」と「食べたい悪魔の実」についてのアンケート調査とデータ分析結果を発表した。
※アンケート対象者の「ONE PIECE」関与レベル
以降の質問の調査対象は関与レベル[3](漫画やアニメを数回見たことがある)以上の4,711人
マンガに登場する
約600キャラクターのうち、好きなキャラクターについて聞いた
「人気キャラクター」の集計結果では、
1位はルフィ、2位はチョッパー、3位はゾロ、4位はナミ、5位はサンジと「麦わらの一味」のメンバーが上位を占めた。
