バンプレスト プライズ THE GRANDLINE MEN vol.0-II シキ のレビューです。
高さ19センチ
ロジャー時代(大航海時代以前)の大海賊の一人、
金獅子のシキです。「Vol.0」の「0」は「
ワンピース0巻(話)」の意味で、劇中のまだ足があったころ姿が立体化されています。
顔アップ
表情は0話初登場のコマのもので、
よく再現されています。左右の目の形が異なるため、左から見た表情と右から見た表情が異なります。唇の厚みや口角の表現など
肉感がある造形で、活き活きとしたキャラらしい表情となっています。ナイスチョイス。
肌は
樹脂肌。つや消しはしっかりされています。グラメンの肌用の樹脂は暗調な彩色に合わせて暗い色のものが使われる傾向にあり、そのため本来のキャラクターのイメージと異なる場合があるのですが、シキは元々色黒のイメージなのでその点は問題ないです。
眉と口髯はプリントで、それ以外は手塗りのように見えるのですが、口周りのごちゃごちゃした所も丁寧に塗られ、はみ出し等はありません。
舵輪
ロジャーとの戦闘でなぜか頭に舵輪がめり込んでしまったシキ。冷静に考えると痛々しいw
舵輪には木目が彫られており、質感はニスが塗られている様でちょうどいい感じです。
髪の毛は4分割されており、色が異なることもあってパーティションラインはかなり目立ちます。特に、前髪と後ろ髪の繋ぎ目は可笑しな感じになっています。
剣
シキの剣は”
桜十”と”
木枯し”。どっちかが”
桜十”で、どっちかが”
木枯し”ですw
刀身の地(?)の部分の
塗装が所々はみ出てはいますが、切れ味鋭そうな塗装はなかなかカッコいいです。地の部分は焼き上がりの独特の模様が彫られており、妙にリアル。刃の根元が黒く見えるのは、実際に黒い塗装がされており、このグラデーションのおかげで
金属光沢のような味わいが強調されている気がします。
ジハハハハハハハ
金色の着物はシャドウが入り、派手にならずグラメンらしい渋めな印象です。
クリーム色の塗装で
下駄の傷みが表現されています。これまた妙にリアルです。
横から見ると、
下駄から台座に伸びているダボが丸見えです。折角、下駄がリアルなのに、この仕様は残念ですね。下駄の溝に台座をはめる様な仕様もしくは下駄の足先にダボがあれば良かったのですが。
普通に飾っていると全く見えないのに、下駄の裏には
留め金も造られています・。・
袴の下から覗くと、
褌(ふんどし)が見えましたw
リアルの追求は結構なのですが、下駄のダボはなんとかならなかったのでしょうかね、パンプレストさん。
フワフワの実の能力者なので浮かせて飾ってみたわけですが、
おい、下駄のダボ!w
カッツ!
注)当然ダボを取ると、付属の台座を使用して飾ることは出来なくなります。このシキは自立もできません。
ダボなし。確認よし!
スタンドのアームは着物と袴の間に挿すことで安定させています。
剣脚
(画像:
http://ameblo.jp/heavens-gate-amazon/image-11302635196-12078997981.html 作:kou。さん)
このシキは太ももの部分に分割があり、本編のように脚を引っこ抜いて剣をぶっ挿すことで、このように脚を失った後の劇場版の姿を再現することができるようです。しかし、その部分の接着はかなり強力で、お湯で温めてかなり緩くした状態でも私は抜くことが出来ず断念しましたw カッコイイの真似したかったのですがw
しかし、この画像では剣が4本になっていて分かりませんが、実際は剣を脚に使ってしまうと手持ち無沙汰になり、ポージングが微妙になってしまいます。シキを2体以上持っているならば、チャレンジしてみてもいいでしょう。
一緒に飾る
グラメン ロジャーと一緒に。あとは一番くじ白ひげのラストワン賞をここに追加すると良い具合になりそうです。
以上、グラメン シキのレビューでした。
塗装はカッコよく、造形は申し分なく、顔はよく似ている。と、三拍子揃っており、
グラメンの良い部分が存分に出ている完成度の高いフィギュアです。シキのリアルフィギュアはこれが初となりますが、今後のリリース予定はなく、少なくとも足があるバージョンについては、このグラメン シキが決定版になることでしょう。表情がキャラらしくて、とてもいいです。
剣脚のバージョン(劇場版)については、版権が既にあるP.O.Pから出る可能性が一応残っているので(→詳細は
こちら)、そちらに期待しておきましょう。