東映アニメーションのネットワークに第三者が不正アクセスした影響でアニメ制作に遅れが出ており、3月20日以降のアニメ「ワンピース」では当面の間、特別編「ワノ国編ベストセレクション」を放送する予定となっています。また特別編放送を補填するため、音声配信アプリ「Twitterスペース」ではアニメ放送と同時に声優によるオーディオコメンタリー「#麦わらスペース」が配信されることが決定しています。

3月27日配信の第2回「＃麦わらスペース」はゾロ役の中井和哉さんとサンジ役の平田広明さんが登場しました。3月27日放送の特別編は神回と呼び声が高い第982話「カイドウの切り札 飛び六胞登場」（2021年7月11日放送）の再放送となっており、オーディオコメンタリーの話題にはこの回の演出（絵コンテ）を手がけた石谷恵さんが何度も出てきました。


＜期間限定アーカイブ　〜4月3日まで＞

アニメ放送と同時に楽しめる！
#麦わらスペース

第2回
ゾロ役 #中井和哉 さん＆
サンジ役 #平田広明 さんが登場！

ご拝聴ありがとうございました！
アーカイブは一週間になりますので見逃し配信とともにお楽しみください。
アーカイブは４月３日（日）朝９時３０分まで。https://t.co/g0WTLkvXAM

— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) March 27, 2022

・神回です

平田：尾田っちがこれ（#982）を観て興奮したらしいですよ
中井：この回ね、凄いなんか、東映さんの方に「凄かったです」みたいなこと言ったんでしょ
平田：オンエア終わった途端？尾田っちはオンエアの前に観るのか、1回。昔は観てたんだよね。昔はチェックしてからオンエアだったんだけど、今は観てないのかな、忙しいのかな。でも見終わった後、すぐ制作担当に連絡して「これは映画か？」って言った。
中井：ホントにホントに。
平田：神回です。これ、神回だったんだ。
中井：絵も凄いし、演出も凄いし。
平田：演出（担当）を聞いたら石谷さんっていう、あの、マドモアゼル。レディ！
中井：女性なんですよね
平田：まだ、お若いんです。
中井：才能あふれる方
平田：凄いですよ。で、改めて観ると本当に映像も凄いしさ。
中井：ワノ国編は良いんですかねって、Σ語弊あるなぁ〜w この言い方w
平田：へへへ笑
中井：ワノ国編の絵って凄いんですけど、そんなかでもやっぱりピカイチなんですよ。凄いと思います。
平田：ワノ国編「は」凄い？
中井：もう過ぎた発言は流そうやw
平田：ホールケーキ（アイランド編）は？
中井：そんなことは言ってない！
平田：ホールケーキは絵的にどうだったの？・・・でも凄いよね、これ本当に。これ毎週なんか作ってられないでしょ。
中井：毎週こういうわけにはいかないんじゃ・・・いや、毎週ベストを尽くしております！
平田：君は誰の代弁者だ？w　でも凄いよね。
中井：劇場（版）ですよ、これは
平田：今度の『RED』（8月公開予定）はこれぐらい絵が動くのかね？ちゃんと
中井：はは〜ん、そういう話しますか？w そこはもう凄いことになってるに決まってるじゃないですか
平田：本当？
中井：本当ですよ
平田：本当に本当？
中井：どうしたどうした？…なんでそんなことを言う？w

中井：出てきました！ほら我々（ゾロとサンジ）二人が。
平田：何？
中井：ほら、皆さん大好きな小競り合いシーンですよ
平田：あぁ、ワンピと言えば、ゾロとサンジと言えば。久々だね。
中井：そうですね。これね、演出の石谷さんから「この二人が言い合うシーンどうしようかなって悩んだんですけども、その末、二人が今までに呼んだあだ名を書き連ねました」と。「でもアフレコ見ると流石って感じで凄いスムーズに喧嘩してました」みたいな、そんなことを言ってくださってますよ。
平田：え？っていうことはここは原作にはないの？
中井：原作にもありますよね？ここね。なかった？
平田：知らね（ブログ註釈：平田さんは台本派で原作は読んでいない。しかもオンエアも観ないため、サンジが登場していないエピソードのストーリーは把握していない。言及されているアニメシーンは原作では描かれていないカット）
中井：ははははは笑。でも言葉自体は我々も色々ポンポンポンと言った覚えはありますが。でも「凄いスムーズに喧嘩していました。素晴らしかったです」と言う割には凄い後ろに音を潜らせている感じがw
平田：贅沢な使い方をしていただいてw
中井：あれがいいですよね！
平田：そうそうそうそうそうそう。
中井：素敵だと思いました。もう、ここ皆んなそれなりに分かるでしょ、みたいな。

・石谷ルール！？

平田：でもこれ、また繰り返しになりますけど、毎週毎週こんな力入れてたらスタッフさんへとへとになるでしょ。
中井：そうなんですよ、大変だと思いますよ。
平田：そうするとだよ、石谷さんがまた（演出）担当かって言うと、「ええー！」って言うアニメーターさんが・・・
中井：ははは笑　やっぱ要求されるものっていうのが凄いでしょうね。こんな高密度な画面を作ろうと思うと。
平田：そうだろうな
中井：だから石谷さんの次の回っていうのが結構先になるらしいです。・・・やっぱり笑　普通の演出家さんみたいなローテーションでは回ってこない感じらしいですよ
平田：そうか、それは石谷さん個人のことでもあるのか？また十分練るための時間とか。
中井：なのか、ただの贔屓なのかw
平田：あとは、いいようにこき使われたアニメーターさん達を少し休ませるためとか？
中井：いやまぁ、どうなんでしょうね？
平田：とにかく絵を描く人たちは大変だろうからね
中井：でもこういうのが観せていただけるのであれば
平田：頑張っていただきたい。

永久保存した#麦わらスペース

— 石谷牛乳 (@ishigyunyu) March 27, 2022

アニメ「ワンピース」で石谷恵さんが演出でクレジットされているのは、今のところ#982の他、#957の2回のみのようです。前回（#982）の担当回から既に8ヶ月経過していますが、次回の担当回は結構先になるという話です。

テレビアニメは複数のエピソードを同時進行で制作していくわけですが（詳しくはアニメ「SHIROBAKO」参照）、この話だと制作スパンが特別に長いとかではなく、石谷さんがローテーションの枠組みにそもそも入っていないですね。



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