・双極の瞳
前回から引き続き
ブルックの回想です。
62年前、”西の海”「楽器職人達の国」
エスペリア王国は苦境に立たされ、世界政府と戦争する事態になります。
戦地と化したエスペリア王国で「護衛戦団」は奮闘し、
ルーヴェン王と
シュリ姫の身を案じた護衛戦団団長の
ブルックは宮殿に駆けつけると、驚きの光景を目の当たりにするのでした。

1185話
以津真天(いつまで)はやはり
イムが憑依している状態であり、それにより”悪魔契約”が行われたとようです。
また、後方に座っている謎の人物は、予想通り
マンマイヤー家の天竜人でした。
神の騎士団の
マンマイヤー・グロウという人物で、かつて(78年前頃)エスペリア王国に流れ着いた天竜人でした。
そして、
グロウはシュリと同じオッドアイを持っており、
前回考察した胸糞展開が真実でした。
つまり、
シュリの(生物学的な)父親はルーヴェンではなく、グロウだったわけです。
おそらくルーヴェンはその事実を知った上で、精神的に傷ついたキャンデルを受け入れ、結婚に至ったのだと考えられます。
ガーリングの例と違いグロウは自身の子に興味を持っておらず、
シュリが生まれた以降もエスペリア王国は平和でしたが、事態が動いたのはおそらく
63年前頃、シュリが14歳になった頃だと考えられます。
シュリは近隣5ヵ国の王子達が婚約を申し出るほどに美しく育っており、その容姿の噂は世界政府にまで届いたのではないでしょうか。この時点で、グロウは自身の子供がかつて流れ着いた辺境の国にいることを知ったはずです。
それでもグロウは気にも留めていないようですが、グロウの子供に興味を示したのは
イムでした。
シュリとグロウが持つオッドアイはワンピース世界では”
双極の瞳”と呼ばれており、どうやら
特別な力を秘めているようです。ただし、そのためには力が「覚醒」する必要があり、グロウは「覚醒」していないそうです。
”双極の瞳”の秘められた力がどういったものなのかは不明です。
プリンの三つ目族の真の「開眼」の伏線も未だに回収されていませんが、そちらについては
リンリンが”歴史の本文”を読み解くことができる力と信じている様子でした(853話)。
ともかく、どちらも特別な目に秘められた力を信じている点で共通しており、興味深いです。悪魔の実の能力がまかり通っているワンピース世界のオカルトだとしたら、それはそれで肩透かしで面白いですけどね。
”双極の瞳”は生まれることが「実に珍しい」とのことですが、現にシュリが”双極の瞳”を持ってるため、遺伝する可能性はあるようです。
そして、”双極の瞳”の「覚醒」についてグロウは「
コイツは あるいは…」と言ったところでイムに「喋りすぎだ」と咎められています。
「コイツ」はその前の文脈でもシュリのことを指しており、シュリのことを指していると見て間違いないです。
「あるいは…」と続けてグロウが何を言おうとしたのかというと、おそらく
グロウの子で”双極の瞳”を持っている者に言及しようとしたのだと考えられます。
そもそも、元々グロウがシュリに興味を示さなかったことからも、グロウには子供がおり、そのうち”双極の瞳”を持った者もおり、その者に「覚醒」を期待していたのだと考えられます。
特に、ゴッドバレー事件に登場していた
マンマイヤー家の”神の騎士”は帽子を目ぶかに被って目が隠れており(
1096話)、この人物が”双極の瞳”持ちでないかと予想されます。

1096話
現役で”神の騎士”であれば、そのうち本編で登場するかもしれません。
また、世界政府と戦争になった原因は当初、天上金の代わりに千人の奴隷を要求されたことをルーヴェンが拒否したことだとされていましたが(
1185話)、実際は、世界政府からのシュリの引き渡しをルーヴェンが拒否したために、その代償として、千人の奴隷を要求された模様です。
そうなると、エスペリア王国を襲った”
濃霧”(
1185話)も世界政府が仕掛けたものである可能性は高くなってきます。なぜならば、天上金の支払いと千人の奴隷の件が直接関係なくなるからです。
つまり、
62年前、はじめに世界政府がエスペリア王国にシュリの引き渡しを要求し、これをルーヴェンとキャンデルは拒否したものと考えられます。
その代償として世界政府は”濃霧”で嫌がらせを行い(シーザー前のガスガスの実の能力者?)、要求を拒否すれば”濃霧”は続くと圧力をかけたのではないでしょうか。
頑なに要求を拒否したことで、”濃霧”の被害により天上金が支払えなくなったエスペリア王国に対して、世界政府は天上金の代わりに改めてシュリを要求し、それも拒否されたので、千人の奴隷を要求したというのが真実だと考えられます。これならば辻褄が合います。
結果的に、エスペリア王国が非加盟国となり強行に及んだという流れです。
修羅場を目撃してしまった
ブルックはというと、悪魔化したシュリに額をサーベルで貫かれ、意識を失います。
ルーヴェン王は死に、戦争は集結し、シュリは政府の船で聖地に連れて行かれるのでした。その後の軍子の様子からイムと契約が結ばれ、イムの支配によって記憶が消されたのだと考えられます。
一方、剣で頭を貫かれたブルックは奇跡的に主要な血管と脳幹は無事だったために後遺症もなく蘇生しています。
ブラックアウトしたこともあってか、ブルックはあまりの信じられない光景に(豹変したシュリ、悪魔の姿)、これまであれは夢だったのではないか、幻覚を見ていたのではないかと考えるほどでした。
しかし、エルバフで見た悪魔化を受けて、ブルックはあの時の光景は真実であり、シュリはやはり操られていたのではないかと考えるようになり、もう一度シュリを信じようと決心します。そして、仲間たちにシュリ救出の協力を申し出るのでした。
・エルバフの因縁
イムと
ロキの戦い(
1183話)の続きです。
再び子供の誘拐を強行したことについてロキが「
ガキばっか狙いやがってよ…!! 姑息だな「世界政府」」と言うと、イムはその理由として「
ヌシア達 巨人族は800年前…子供を救う為 ”敗北”した種族だからだ!!!」と答えています。
800年前の巨大な戦いにおいて、ジョイボーイ側に加勢した巨人族に対して、イム側は
子供を人質に取る作戦で巨人族を封殺したということでしょうか。
今も昔も巨人族と正面からぶつかるのは分が悪いということなのでしょうね。
