・実戦、覇王色の覇気
神の騎士の不死身を完全に打ち破るには、
覇王色の覇気を纏った攻撃で心臓を破壊する必要があります。
ソマーズと一対一で戦う
ゾロは、自覚なく覇王色の覇気を覚醒させていたものの、覇王色の覇気を纏うことにおいては未だコントロールできない状態でした。
そのため、ソマーズとの実戦の中で覇王色の覇気の練習します。
ソマーズを斬って、体がすぐに再生すれば覇王色の覇気を纏えていなかったことになり、再生が遅れれば、覇王色の覇気を纏えていたと判断します(笑)。
ゾロにとっては一段階上のステージに上がるための試練のようなもので、最終的には
ミホークの言葉をヒントに覇王色の覇気のコツを完全に掴むのでした。
構成的には「鉄を斬る」に至った
ダズ・ボーネス戦とほぼ同じになっています。
しかし、不死身に胡座をかいていたソマーズは覇王色の覇気を会得したゾロを前にして、完全に怖気付いてゾロから逃げ出し、締まりは悪いです(笑)。
一方、
キリンガムと一対一で戦う
サンジは、覇王色の覇気が未だ覚醒していません。
ギャバンはサンジに覇王色の覇気の素質はあるはずと見立てているものの、なぜかサンジは「自虐の危うさを抱えてる」とも言っており(
1187話)、それが覚醒のネックになっています。
思い出してみると、サンジは自らを犠牲にする行動が確かに多いようです。
ミホークは”覇王色”について「
弱者が立っていられぬ程の”己”」であると表現しています。そして、それは「
覇王達が必ず持っている変わる事のないもの」だと言います。
何だかよく分かりませんが、覇王色の覇気が
覇王に備わるとてつもなく強い我(が)だとすれば、確かにルフィやゾロに覚醒して然るべきで、自己犠牲の行動が多いサンジが覚醒するのは難しそうです。
そこで、サンジが覇王色の覇気に目覚めるヒントとなるのが
イワンコフの言葉らしく、サンジが
封印していたカマバッカ王国の記憶が蘇るのでした(笑)。
イワンコフ:何度も 何度も言って来たわよ サンジボーイ
ヴァナータには深刻な”弱点”がァ!!! あっチャブルってね!!! ヒィ〜〜ハ〜〜!!!
サンジの弱点と言えば女に攻撃できないことですが、ここではサンジが覇王色の覇気に目覚める切っ掛けになることのはずです。
つまり、イワンコフはギャバンが指摘しているようなサンジの「自虐」を克服する試練を既に課していて、実はサンジは既に克服していたかもしれません。ただし、その試練はサンジのトラウマになるもので、今までその記憶を消していたのかもしれません(笑)。
・軍子の契約
ラタトスクの氷に漬けらて意識を失っていた
軍子が意識を取り戻しています。
ブルックらが彼女の様子を窺う中、どうやら軍子にはシュリの記憶が断片的に蘇って来ている様子です。
しかし、訳あって骨になって生きていると名乗ったブルックに対して、シュリは涙を流しながら自分は「世界貴族マンマイヤー家の”軍子”」だと名乗ります。
この時、軍子は
”深海契約”のマークがある左腕を押さえて、マークが疼くような素振りを見せています。
どうやらイムに対しての裏切り行為になるため、
”深海契約”の縛りによってシュリだと名乗ることは出来ないのかもしれません。
また、軍子に断片的な記憶が蘇っているシーンのうち、シュリがマリージョアに行った後のものが含まれており、そのシーンでは
病床に伏している?シュリがイムを前にして「イム様…生きたい……!!」と言っています。
これから察するに、シュリは本来、若くして死ぬ運命だったのかもしれません。
それをイムと”契約”することによって克服したということでしょうか。
軍子だけ歳を取っていないことも、この契約に関連しているのかもしれません。
・手紙
フクロウの図書館の裏口の地下で
ビブロを発見した
ロビンと
サウロは(
1182話)、ビブロが明らかに何かを伝えようとしていることを感じ、動物と会話できる
チョッパーを連れて来ていました(1191話)。
ビブロはチョッパー達を連れて「隠し部屋」に案内し、そこにある古めかしい大きな箱を開けてくれと頼みます。箱には
ビブロのじいちゃんから代々受け継がれている「
手紙」と「
道具」が入っており、今必要な代物だと言います(
1193話)。
何が入っているかは、まだ明かされていませんが、箱の中を見たサウロとロビンは”それ”が今必要なものとピンと来ていない様子です。また「これを何百年も……?」と言っており、何百年も保管していたことも理解できない様子です。
そこでビブロは経緯について簡単に説明を始めます。
ビブロ(チョッパーによる翻訳):遥か昔…この島には「リリィ」という”人間族”の女性が住んでた
リリィと言えば、世界政府の創始者となる「最初の20人」に名を連ねている当時のアラバスタ王国の女王です(
1084話)。
他の「最初の20人」の王族と異なり、ネフェルタリ家は唯一、マリージョアに移住しなかった王族であり、しかもアラバスタ王国の歴史によるとリリィはその後、アラバスタ王国にも帰っておらず消息は不明となっています。
これはコブラが五老星に尋ねた疑問の一つでしたが、
リリィはエルバフに隠れていたようです。
つまり、ビブロが言う「遥か昔」とは800年前のことです。
リリィは
”ポーネグリフ”が世界中に散らばることになった大失態を犯したと言われていますので(
1085話)、元々立場は危うかったわけですが、アラバスタ王家に代々受け継がれているリリィの短い手紙では、リリィは「
ネフェルタリ・D・リリィ」を名乗っており、元より裏切り者もしくはスパイだったと考えられ(
1085話)、身を隠す必要があったわけです。
そして、リリィは世界政府を打倒するために必要な何かを後世に遺していたみたいです。
リリィは”ポーネグリフ”を解放した上で、アラバスタ王家に代々受け継がれている手紙では「”ポーネグリフ”を守りなさい」と言っていることから、”ポーネグリフ”に関連する何かではないかと予想されますが、今必要かというと疑問です。
