LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 尾田先生、ヒロアカ人気で娘に「パパの漫画大丈夫?」と心配される 【堀越耕平対談】
ONE PIECEのBLOG、略してLOGPIECE。 ワンピースフィギュアを飾って楽しんでます。

るるぶワンピース
最新コメント
[11/20 名も無き島民]
[11/20 名も無き島民]
[11/16 名も無き島民]
[11/14 ハン・ソロ]
[11/14 ハン・ソロ]
[11/14 coppa]
[11/14 朝から]
[11/13 シャボンディ島民]
[11/13 名も無き島民]
[11/13 そ]
ブログ内検索
-
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』が先日、入場者100万人を突破したそうです。入場者特典として配布されたコミックス0巻「僕のヒーローアカデミア Vol. Origin」は限定100万部ということで、ほとんどの劇場では配布が終了している頃でしょうか。本特典冊子に収録されている「堀越耕平先生×尾田栄一郎先生 スペシャル対談」からの抜粋です。

——堀越先生が『ONE PIECE』から受けた影響はありますか?

堀越:なんだろう…。キャラが自分の気持ちを口に出す、というところは影響受けてます。自然とですね。
尾田:でも僕が連載を始めた時代は、風向きが違ったんですよ。ルフィのようにキャラが思ったことを喋るのは恥ずかしいとされていた
堀越:ええっ。でも僕の世代の作家はみんなやってました。
尾田:嬉しいですねー。当時は僕も若かったから、とにかく時代に反発することにこだわっていたんですよ。女性の髪型も内巻きが流行っていたから外巻きに描いてたし

——逆に逆に、と進んで行ったのはどうしてでしょう?

尾田:目立たなくちゃいけないんでね。当時は絵も変だと散々言われてましたよ。だからのちに誰かが僕の影響を受けて漫画家になるなんて、当時は夢にも思いませんでした。
堀越尾田先生の影響を受けて僕、キャラの目が小さくなりましたよ。ただうまく描かないと、何考えてるか分かんなくなるから難しくて…。だから最近は、ちょっと目が大きくなってきてます(笑)ブログ注:誌面では『僕のヒーローアカデミア』コミックス1巻と17巻の主人公デクの目が比較されている)。
尾田僕もそうですね(笑)

——堀越先生、絵以外の部分でも『ONE PIECE』から影響を受けたところはありますか?

堀越:僕、アーロン編が大好きなんですよ。「助けて…」「当たり前だ」の流れがとても!あの辺がカッコよすぎて、ルフィみたいな主人公を描きたいって思うようになりました。あと、今週の『ONE PIECE』やばくないですか(ジャンプをパラパラめくりながら)(ブログ注:906話?)。

——〝世界会議〟で過去キャラがたくさん出てますね。

尾田:衝撃ですよね(笑)。連載が長いと昔のキャラを出す演出もできるんですけど、理解できてないジャンプ読者もたくさんいるんですよ。コミックス派の読者は理解が深いんですけど、ジャンプ読者の皆が皆全部読んでるわけじゃないから、過去の設定ひっぱり出して失敗こくことあるんですよ。
堀越:え、あるんですか?
尾田:あるんです、びっくりするほど票が取れないときが。「人気キャラだから嬉しいでしょ!」って描いたら「知らない」って言われて(笑)。
堀越:ええ〜!
尾田:連載が長いとそういうことも起きるんですね。

——尾田先生の、堀越先生への印象は?

尾田:次世代の大ヒットヒーロー作家。
堀越:信じられない…。
尾田『ヒロアカ』のアニメの曲が娘の遠足のバスで流れたらしくて。みんなめっちゃ盛り上がって、家で「パパの漫画大丈夫?」って娘から心配されましたよ
堀越:ありがたいですけど、それはちょっと…(笑)。
尾田:でも、キャラが多い作品だから心配はしてました。

——どうしてですか?

尾田:キャラが多いほどまとめるのが難しくなるので、描ききれるのかなって。でも、ちゃんとキャラを認識させつつ人気もある。杞憂でしたね。僕ね、ずっと思ってるのが、堀越先生ってコミックスの表紙めっちゃ上手くないですか。センス尖っててかっこいい。工夫して描いてるなって。
堀越:ありがとうございます。嬉しい……嬉しすぎる……。
尾田:これ何で塗ってるんですか?
堀越:フォトショップで。
尾田:パソコン塗りなんだ。
堀越:はい。でも少し飽きがきて、18巻はアナログに戻してまあすね。アナログで塗ってるほうが圧倒的に楽しい。
尾田:アメコミ好きなんですね。画風への影響も?
堀越:はい。『スパイダーマン』や『デッドプール』とか全部読んでいますね。

——キャラの性格でいうと?

堀越:そこはやっぱり尾田先生の影響が大きいです。ルフィのような快活なキャラを描きたい!って思って。でも全然描けなくて。自分っぽい分析屋・オタク気質に明るさを足した末に、主人公のデクで落ち着きました。


実際に劇場に足を運んでみると、劇場版『ワンピース』と比較して小中学生の観客が多い印象を受けました。小中学生に絞れば、確かに『ヒロアカ』の方が人気なのかもしれません。今の小中学生は『ヒロアカ』のアニメ放映にドンピシャな世代ですから、当然と言えば当然でして、もちろん、娘さんに心配されるような不安もないとは思いますが…w

↓こちらは対談の際に描かれたお二人の色紙です。

劇場版『ヒロアカ』入場者特典コミックス0巻、堀越耕平&尾田栄一郎 対談収録
尾田流 【ジャンプ流】(Vol.7 堀越耕平)
【やる夫AA】 やる夫と一緒に斜め読みトピックス 【77巻・魂の夏コレ・メガホビ】( 『ヒロアカ』の堀越先生がUGK団員だった件)

拍手

この記事にコメントする
Vodafone絵文字i-mode絵文字Ezweb絵文字
NAME:
TITLE:
COMMENT:
≪ Next   │HOME│  Prev ≫

[4617] [4616] [4614] [4613] [4612] [4611] [4610] [4609] [4608] [4607] [4606]