週刊少年ジャンプの公式キャラクターグッズショップ「JUMP SHOP」の海外初店舗が、4日、中国の上海にオープンしたそうです。「JUMP SHOP」はこれまで、期間限定の海外出張店はありましたが、常設店のオープンは初です。
JUMP SHOP美罗城店が開店した上海市徐匯区にある複合商業施設「美羅城(美罗城)」
集英社とバンダイが共同出資で上海に設立した「集英万夢」の代表は「
少年ジャンプというものをぜひ中国の中でブランド化していきたい。ディズニーやマーベルのような形でジャンプをぜひ中国でも広めていきたいな」と語っており、今回の海外出店はアニメ市場が拡大している中国におけるジャンプのフラッグショップという位置付けのようです。作品単体では『ONE PIECE』の麦わらストアが2014年に台湾に海外初出店を行い、2016年にバンコク店、2017年には上海店がオープンしています。
日本動画協会の調査によると、2020年はコロナ禍の巣篭もり需要の影響で日本アニメ商品の海外市場は1兆2394億円となり、調査開始以来初めて国内市場を上回ったのだとか。既に中国でもアニメの「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」は人気となっており、それらがジャンプ作品だと広く認知してもらう、さらにはアニメから入ったファンに原作コミックスや”公式”の原作商品を買ってもらうというのが当面の目標なのでしょう。
ネオン看板になったルフィとチョッパー。
こちらは「集英万夢」から発売になった中国の武将風のゾロフィギュア(約10万円)。
最近では、日本国内からは正規に購入できない海外向けの大型の版権フィギュアが販売されるようになりました(
海外のワンピースフィギュア事情に変化が起き始めた件)。上海に旅行に行った際には、これらのフィギュアを大人買いするのも悪くないかいもしれません。国内からは転売価格でしか買えませんからね。
ONE PIECE読切版『ROMANCE DAWN』ルフィ&アン フィギュア 発売
【中国】 麦わらストア(航海王商店) in 上海 オープン
【タイ】 麦わらストア in バンコク オープン