・サンジVSクイーン
ジェルマによる血統因子改造の結果が突如発現しはじめた
サンジ。
サンジの懸念は「氷の心」の発現でしたが、
1031話ではサンジが目の前に現れた女郎を無意識に蹴り飛ばしてしまった模様で、「氷の心」がついに発現してしまったかのように見えました。しかし、本話では
それが杞憂だったことが明かされています。
クイーンは隠していましたが、既にジェルマの科学は研究済みで、スパーキングレッドの閃光、デンゲキブルーの電撃、ウインチグリーンのウインチ、ステルスブラックの透明化を再現することができるようです。おそらくポイズンピンクの無毒化も可能なのでしょう。
クイーンはレイドスーツを着たサンジを叩きのめし、科学者として優れていることをジャッジに示したかったようです。
一方、ジェルマによる血統因子改造の結果が発現したサンジが得たものは、今回、サンジ自身「
外骨格」「
筋力」「
移動速度」だと述べています。ジャッジが子供達に改造を施したのは「外骨格」「回復力」「腕力」「氷の心」の4点と見られるので、「移動速度」は「腕力(筋力)」の上昇に伴うものだと考えられます。
「外骨格」の発現と、「筋力」「移動速度」の上昇により、サンジの〝
悪魔風脚(ディアブルジャンブ)〟は、より強靭に、より高温の炎をまとう数段階強化された技〝
魔神風脚(イフリートジャンブ)〟に進化するのでした。
そして、「氷の心」の発現が杞憂だったというのは、サンジに蹴り飛ばされたと見られていた女郎(お染)が実際は、
透明化したクイーンに殴られていたようです。お染が仮病を使ってクイーンの指名を断っていたことが分かり、怒ったクイーンが”天罰”だとして人知れず暴行していたのでした。
したがって結局、今のところ、
サンジに「氷の心」が発現している兆候は見られないことになります。
見聞色の覇気が得意なサンジが目の前で起きたその現象に気づかないのは、自分がやってしまったと勘違いするほどですから、それほど「氷の心」の発現に恐怖して動揺していたということですかね。ちなみに、お染がネズミ(忠治)を飼っているのは幼少期のサンジに重なる設定で、一応、お染が悪女ではなくて、心の優しい女性だということを示すものだと思われます。
透明化して人知れずレディに暴行するというクズっぷり(サンジ自身は透明化して覗きをしていますが)にサンジの怒りの蹴りがクイーンに炸裂します。
なぜか肩周りを念入りに。
サンジ「お前だったんだろ!? クイーン!!!……人間のクズが!!!」
〝魔神風脚(イフリートジャンブ)〟
〝首肉(コリエ)〟
〝肩ロース(パースコート)〟
〝肩肉(パルロン)〟
〝肩バラ肉(ジュモ・ア・ビフテク)〟
〝バラ肉(タンドロン)〟
〝腹肉(フランシェ)〟
〝尾肉(クー)〟
〝モモ肉(ポワール)〟
〝すね肉(ジャレ)〟
サンジ「飛べ ゲス野郎」
読者「紛らわしいことしてんじゃねーよ!この野郎!!!」
クイーン「ブォヘェ〜〜〜!!!!」
これにてサンジとクイーンの戦いに決着がついた模様です。
書くことが少ないので普段なら次話以降とまとめてしまうのですが、次号が休載ですので〆