・G・V・B・R
38年前、ゴッドバレーにて「先住民一掃大会」が開催されて間もなく、
シャクヤクを奪還するため
ロックス海賊団、続いて
ロジャー海賊団が上陸。大会どころではなくなり、
神の騎士団が出動。さらに、島には
ガープも到着して混戦状態になります。
そんな中、
前回、レイリーがシャクヤクを救出しています。
ロックス海賊団とロジャー海賊団(?)が衝突している中で、
マルコに似た人物が描かれています。
38年前、マルコはまだ子供(7歳ぐらい)ですからね。他人の空似ってわけはないでしょうけど・・・
一方、「先住民一掃大会」の惨状を目の当たりにした
ガープは怒っている様子で、電伝虫の通話で
センゴクに不満を言っています。
ガープ:おい!! センゴク お前これ知ってたのか!?
センゴク:確かそんな”迷い言”を訴えて海軍から消えた男がいたな
ガープ:おれが夢でも見てんじゃねェなら現実だ
「先住民一掃大会」の準備には海軍も関わっていたわけですが、ガープは全く感知していなかったということでしょうか。これまで上層部がガープを関与させなかったというのが実情かもしれません。きっと問題を起こすでしょうから。
とは言え、政府がシャクヤクを誘拐した件は知っていた様子ですから、天竜人が非加盟国の土地で何やらゲーム大会をやっているぐらいの認識はあったと思われます。
また、この会話からは
ガープやセンゴクとおそらく同世代もしくは少し下の世代の海兵で、
「先住民一掃大会」の惨状を見て海軍に失望し、海軍をやめた男がいるようです。
元海兵で、38年前以上に海軍をやめており、ガープやセンゴクと同じくらいの年齢のキャラクターというのは、ぱっと思い浮かばないのですけども、新映画の布石だったりします?
一方、内縁の妻(
エリス)と子供(ティーチ)の救出が真の目的である
ロックスは、無事、2人を見つけたものの、
ガーリングらに追われていました。
さらに2人を救出する過程で、ロックスがデービー一族であることが神の騎士団にバレたようで、ロックスの身内が
悪魔化され(
1150話)、ロックスを仕留める手駒として利用されていました。
悪魔化に関する能力(悪魔契約(アー・クワール))は軍子の体を借りた
イムが使用していましたが(
1150話)、イムと契約している(?)神の騎士団もこの能力を使うことができるのでしょうか。
エリスは自身とティーチを抱えているためにロックスが全力で戦えていないことを気にかけ、生き延びて「ルルシア」で再会することを誓い、ティーチを抱えてロックスから去っていくのでした。両手を使えるようになったロックスは1人でガーリングら神の騎士団2人と悪魔化した身内複数を相手に戦い、これを壊滅させています。
その頃合いに、イムは
サターンの体を借りてゴッドバレーに降臨しています。
イムの降臨を察知した
ロックスは、
ニューゲートと能力者になったばかりで力を試したがっている
カイドウ(悪魔の実はリンリンから強奪した)と共に、イムと対峙する模様です。イムの異様な覇気を
ロジャーと
ガープも察知しており、これに応戦すると見られます。
となると、イム VS ロックス(+ニューゲート+カイドウ)、ロジャー、ガープという対立構図になりそうで、少なくとも、センゴクがゴッドバレー事件について語ったロックス VS ロジャー、ガープという対立構図(
957話)にはなりそうにありません。
イムの存在はタブーですから、センゴクからゴッドバレー事件の真実が語られることはないわけですね。そして、ガープ自身も真実を話したがらないわけではなく、話すことができないわけです。
イムが降臨した目的は、デービー一族であることが判明したロックスを直接葬ることだと考えられ、ロックスを仕留めたイムが他には気にも留めず去ったのであれば、ゴッドバレー事件で壊滅したというロックス海賊団の船員の多くが生き残っている不自然な事実と整合性があります。
また、イムがロックスを仕留めた事実は隠蔽され、その場にいた(?)英雄のガープが(ロジャーと共闘して)ロックスを倒したことにされたのでしょう。
