・ラグニルとエルバフの国宝
14年前、アウルスト城事件の最中、「深海契約」により正気を失った
ハラルドを
ロキが討ち取らなければならない状況に陥っています。そのために、”
エルバフの秘宝”(禁断の”悪魔の実”)を食べよ、と正気のハラルドから言い渡され、宝物庫を開けたロキでしたが、その途端、
鉄雷(ラグニル)に襲われたのでした(
1169話)。
ハラルドによると、「国宝」の”悪魔の実”は、禁断ゆえに誰も食べなかったわけではなく、
ラグニルが意思を持って、それを守っているため、
何百年もの間、誰も食べることが出来なかったようです。
そして、「深海契約」によりフィジカルが強化された今のハラルドであれば、ラグニルを屈伏させることができるだろう、とのことです。
元々のハラルドとロキのフィジカルが均衡しているのであれば、ロキがラグニルに認められることはないはずですが・・・ロキの覇王色の覇気を纏った渾身の一振りでロキの鉄鎚は砕け散ったものの、ラグニルには随分と効いたようで、あっけなくラグニルはロキを認めたようです。元々、武器が鉄鎚だったら常時のハラルドでもラグニルに認められたのではないかと思ってしまいます。
そして、
前回の考察より
ラグニルは動物系悪魔の実を食べた武器と予想していたわけですが、正体は
リスの動物系能力者でした。
シマリス(?)の額の模様とハンマーが組み合わさってリーゼントみたいになっているのが面白ポイントですかね。
鉄雷(ラグニル)が名前の通り、雷を落とす力を持っているため、リスはリスでも幻獣種が見込まれるわけですが、エルバフと関連深い北欧神話には、
ラタトスクという、まさしくリスが出てくるそうです。
ただし、このラタトスクという奴は童話的なキャラクターで、何か神秘的な能力を持っているわけではなさそうです。
悪魔の実オリジナルで何か幻獣種特有の能力があってもいいわけですが、
その能力は雷ではないのかもしれません。と言うのも、
ラグニルが自重を増加させて城の床を割っているような描写があるためです。
超人系のキロキロの実やトントンの実に相当する能力を持っているのかもしれません。ハンマーの重さが自在に増えるとなると、武器としての攻撃力は跳ね上がりそうです。
ラグニルの雷が悪魔の実の能力ではないのだとすれば、元々、叩くと雷が落ちる”
不思議”武器ということになるでしょうか。
一方、ラグニルに認められ、エルバフの国宝である”悪魔の実”を食べたロキは、手の爪が尖り、背ビレ?のようなものが現れ、バオオオオオ!!!と呻き、四足で走り出しています。つまりは、
動物系能力ですね。
であれば、幻獣種の可能性が高そうですが、獣型が四足歩行なのでヒトヒトの実の”神”ではなさそうです。また、背ビレのような形状から古代種の恐竜の可能性も捨てきれません。
人獣型もシルエットで描かれていますが、汎用的な人獣型のシルエットなため、まだ特定は難しそうです。
また、ロキが獣型になった姿を見て
ラグニルは「クリリリ〜♪」と泣いて喜んでいる様子です。
これは
ズニーシャや
エメトがニカルフィにジョイボーイを重ねている様子に似ているのではないでしょうか。
ラグニルは何百年もの間、この”悪魔の実”に相応しい者を待っていたように見受けられ、この悪魔の実の前任者を知っているのかもしれません。そして、ラグニルはその前任者の武器だったのかもしれません。
武器に”悪魔の実”を食わせる技術を持っていたならば、能力者の死に際から能力を実に戻す技術も持っていた可能性があり、おそらく古代巨人族の血を引く前任者が亡くなる際に能力を”悪魔の実”に移してエルバフで保管し、ラグニルが番人になったのではないでしょうか。
ただし、「
神典(ハーレイ)」に描かれている古代巨人族の武器(
1138話)は鉄鎚ではないのですけどね。
ともかく、ロキは動物系能力のフィジカル強化と手に入れたラグニルにより、ハラルドを圧倒するのでした。そうすると、一時的にイムの支配が消え、正気に戻ったハラルドとロキが最後に会話しています。
ハラルド:急げ…支配が戻る
ロキ:恨むぞてめェ!! おれにこんな仕事させやがってェ!!!
ハラルド:おれもだ 愛してる
ロキが渾身の一撃をハラルドに打ち込み、ハラルドは命を落とすことになるようです。
この時、
「深海契約」の不死身をロキが打ち破ったということでしょうか。
ちなみに、駆けつけた
ギャバンと
シャンクスは何をやっていたのかというと、普通に、不死身のハラルドに手を焼いていたようです。
ギャバンは神の騎士団との戦闘経験があり、不死身の彼らに対しては
覇王色の覇気をまとった連撃により戦闘不能にまで追い込むことができると知っていたものの、相手が覇王色の覇気を使えるパターンは初めてだったのでした。
覇王色の覇気の攻撃は覇王色の覇気で相殺できるという話ですからね(
1165話)。
ハラルドを救いたいというシャンクスの想いもあり、踏み切れない状況でした。
状況的には悪魔化したロックスとガープ、ロジャーの戦いに似ていますが、ロックスの場合は大量の覇王色の覇気を叩き込んで悪魔化が解けたのに対して、ハラルドの場合は「深海契約」が解消されたわけではないので、不死身の能力が消えたわけではないと考えられます。
仮に、大量の覇王色の覇気をぶつけて「深海契約」を解消できるのだとしたら、ロキが父であるハラルドを殺す必要もなかったことになりますので、そうとは考えたくないところです。
ただし、
瞬間的に契約の力が弱まって、不死身ではなくなる瞬間があるとしたら、それが「深海契約」および「深々海契約」の不死身を攻略する方法なのかもしれません。
ロキの攻撃は覇王色の覇気を纏ったラグニルによる重たい一撃で、これにはラグニルの雷撃も伴っています。この集中攻撃が不死身でなくなるほんのわずかな瞬間を突いて死に追いやることができるのかもしれません。
もしくは雷撃がヒントなのか。
一応、ルフィも雷撃の技がありますけど。
ともかく、これがロキの
経験(
1152話)であり、ロキが現状、唯一、神の騎士団を殺すことができる存在と言えます。
ちなみに、ギャバンの神の騎士団との戦闘経験についてですが、ギャバンはゴッドバレーで神の騎士団とは戦闘していません。どこで戦闘したことがあったのかというと、実は
ガーリングは早々にシャンクスの捜索をしており、ゴッドバレー事件に居合わせた海賊に目をつけて部下に捜索させていたようです。たしかに、目星はそうなりますよね。
そして、目をつけられたのがロジャー海賊団で、
ソマーズがしばらく何度か来ていたようです。その度にギャバンらが神の騎士団をズタズタにして追い返していたので、エルバフでソマーズはギャバンに恐れ慄き、ギャバンはソマーズに「久しぶりだな」と発言していたわけです(
1148話)。
つまり、ガーリングはシャンクスがロジャー海賊団にいたと推測しており、実力で奪い返せないと察して、しばらく諦めていたものの、ロジャー海賊団が解散して、行方不明になったシャンクスを再び捜索し始めたということですかね。
ロジャー海賊団解散からとなると随分時間が掛かっており、シャンクスが赤髪海賊団として名を上げたことで、再び捜索が始まったというのが正確かもしれません。
