・ガーリングの話
前回、ちらっと描かれていましたが、マリージョアの天竜人居住区では、建物が倒壊しているようで、何やら事件が起きている様子です。
エルバフに任務に来ていた神の騎士団団長の
シャムロックは、マリージョアに帰還するよう命令を受けて1人だけマリージョアに戻っていました(
1140話)。
マリージョアのお膝元である「赤い港(レッドポート)」にある(?)海軍会社「UMIT(ウミット)シッピング」本社に潜入している
ラフィットに対して、
ティーチは「準備を整えろ」と命令しており(
1126話)、何やら作戦を準備している様子でした。一方、エッグヘッドに任務で潜入した
デボンは
サターンに触れているため(
1107話)、
デボンがサターンに変身してマリージョアで何らかの作戦を実行したのかもしれません。
本話の
ガーリングの話では「シャムロックの帰還で何とか場は収まりそう」とのことですが、もしかすると黒ひげ海賊団は何らかの作戦目的を密かに達成しているのかもしれません。
一方、革命軍による「兵糧作戦」(食糧を載せたボンドラを攻撃(
1126話))は続いており、
マリージョアは食糧不足に陥っています。
ガーリングは「
今必要なのは世界を抑え込む「戦力」に他ならない 元「海軍本部」も…」と、元海軍本部、つまりマリンフォードについて何か言及しようとしたところで、
ヨークから通信が入って遮られています。
マリンフォードは頂上戦争後、
海軍支部G1が海軍本部と交換する形で移設されたはずですが、「
災難続きだ」と言うガーリングの文脈的には、
海軍支部G1が反政府組織(革命軍または海賊)に攻め落とされた可能性がありそうです。
ガーリングは、マリージョアの食糧不足を打破できるものの一つが”
マザーフレイム”だとして、「急いでエネルギーを作れ」とヨークに命じており、ヨークは融合炉(パワープラント)に缶詰めにされているようです。
ルルシア王国を滅亡させた兵器には”マザーフレイム”が使われており、まさしく「世界を抑え込む「戦力」」の一つでしょう。
ところで、研究層”融合炉”の所在が「マリージョア」と表記されているのですが、「エッグヘッド」の誤植なのか、あるいはパンクレコーズと同じ様に島雲で浮上させて(
1125話)、わざわざ「マリージョア」に運んだのでしょうか。
・ラタトスクの氷
前回、
ロキの”原初世界(ニブルヘイム)”、実質的にはラグニルの氷リスことラタトスクの能力によりイムが憑依していた
軍子が氷漬けにされていますが、本話では
その氷はラタトスク(ラグニル)にか溶かせないと説明されています。
また、氷漬けは「
瞬間冷凍」であり、ロキ曰く「
死にはしねェ」とのことです。
これはクザンのヒエヒエの実の能力による氷漬けとは性質が異なっており、
ラタトスクにより瞬間冷凍された人間はコールドスリープのような状態になるのかもしれません。
これは興味深い能力です。
なぜかと言えば、
大槌戦団(ガレイラ)の伝説の噂話として「
”巨人の軍団”がどこかに氷づけにされていた」という話が出ており(
1154話)、
パンクハザードの研究所の巨大な冷凍室に氷漬けされた巨大な囚人達(660話)とガレイラとの関連が示唆されているからです。
ロックスはガレイラを復活させて、エルバフの王であるハラルドに従わせようと考えていましたが(
1156話)、そもそも
通常の氷漬けであった場合、ガレイラを見つけ出したとしても、全員死んでいるはずです。しかし、ラタトスクの氷によるコールドスリープであれば死なずに生きており、氷を溶かすことでガレイラが現代に復活することが可能になります。
また、ラタトスクの氷はラタトスクにしか溶かせないのであれば、敵(?)に「全員捕まった」ガレイラ(
1154話)を
ラタトスクの氷の中に閉じ込めることで、一時的に保護したと考えることはできます。
しかし、その後、ラタトスクを従えている巨人族が戦死したのか、ラタトスクの氷は溶かされないまま、現代に至ると。
・霧の海賊船の船長
前回、
ロキが外海で暴れていた時の世界政府側の認識として「”巨人族”の船」「船長は極めて巨大」「深い霧の中を隠れながら動くその者達は未確認のまま「世界政府」のみを狙い続けた」と
イムが語っていました。
「未確認のまま」であれば、ロキと認知していないことになり、
ロキに懸けられた特別懸賞金26億ベリー(
1131話)が謎になるわけですが、本話では、その後「霧の海賊船の船長」がハラルドの息子のロキであることを、世界政府は認知したようで、それにより特別懸賞金が懸けられたものと予想されます。
さらに、懸賞金額が26億ベリーと高額なのは、悪魔化したハラルドを倒したのがロキと判明したからだと考えられます。アウルスト城事件の顛末を知ると、世界政府がロキを神の騎士に誘っていたのは馬鹿げていますが。
・鋼の心臓
前回、
ソマーズはバラバラになった体を寄せ集めて復活しようとしていましたが、それを発見した
ゲルズと
ゴールドバーグがソマーズの体を回収して復活を阻止していたようです。
ゲルズはソマーズの上半身と下半身を持っており、ゴールドバーグは「心臓」を持っています。この「心臓」は異様で、
鋼の様な作りになっているみたいです。
よく見ると
メーターのようなものが付いているようにも見え、スチームパンクな代物なのかもしれません。解剖学的にはデタラメな構造の心臓なので、これがソマーズの「心臓」として機能しているものなのかも定かではありません。
この「鋼の心臓」を見た
ゾロは「
もしかして…コレさえ壊せばコイツら元に戻れねェのか!?」と根拠のないことを呟くと、ソマーズは「ギクゥ!!」と動揺を隠せていない様子ですので(笑)、どうやらゾロの直感は正しいようです。
原理はさっぱり分かりませんが、”深海契約”による不死身の弱点が「鋼の心臓」なのであれば、「鋼の心臓」ごと破壊するような攻撃であれば、不死身を打ち破ることができるということでしょうか。そうなったのが、ロキがハラルドを倒した状況なのでしょうか。
・イム顕現
前回、マリージョアに戻った
イムは五老星に「
ムーは少々……「聖地」を空ける」と言い渡しています。
本話の五老星の反応を見ると、イムが下界に降りることは滅多なことでなく、
パンゲア城から出るだけでイムはリスクを負うようです。
実際、イムが「五芒星(アビス)」を使って
エルバフに来ると、
早速、吐血して苦しそうな様子ですので、パンゲア城の外に出ると身体的に負荷がかかるようです。
そして、イムがついに姿を現します。
なんかコレジャナイ感が強いのですけども、これはこれまでのイムのシルエットが明かされたわけではなく、
能力によって変身した姿だと考えられます。
変身中に
背中から翼が生えた様子が描かれていますが、今回登場したイムに翼は確認できません。
そして、明かされた能力名は「
アクマの実」です。
従来の悪魔の実の名前の法則に当てはまらないため、悪魔の実とは別種の可能性も否定できません。ただし、尻尾の形状や能力の”悪魔契約”から考えて”アクマ”は”悪魔”のことでしょうから、なんとなく悪魔の実の”始祖”という印象を受けます。
悪魔の実の系統に当てはめて考えれば、動物系悪魔の実の幻獣種であり、
ヒトヒトの実モデル悪魔と言ったところでしょう。
コブラを貫いた矢印状のもの(
1085話)は、
悪魔の尻尾だったのかもしれません。

1085話
しかし、
サボが「地獄」と形容したシーン(
1085話)では、イムの変身形態は今回の姿とは全く異なる獣のような姿です。

1085話
獣のような形態の悪魔もいるでしょうから、そのような悪魔の姿にも変身できると考えると、ヒトヒトの実には分類できず、強いて言えば「
アクアクの実」とか「
デビデビの実」という具合になります。
じゃあ「
アクマの実」でいいやないかい!!と、そんな具合なのかもしれません。
能力については非常に謎めいていて、まずイムが変身する前から、エルバフの家や木に魂が宿り、まるで
”ソルソルの実”の能力のような力を発揮しています。
人型のビジュアルは典型的な悪魔ではなく、和洋折衷のイメージです。
また、褐色の肌に白い髪(モノクロ表現では実際に白いかどうかは分からないが)が
ルナーリア族と共通しているのは興味深いところです。肌の模様は”悪魔”のビジュアルなのか、イムの秘密に関わるものなのか定かではありません。
とぐろを巻いている布は一体何なんでしょうか?
目が沢山ついた輪は何なのでしょう?
姿を現したものの謎だらけです。
フルネームの「ネロナ・イム」や最初の20人の1人であることについては既に出ていたようなものですが(
1086話)、今回、確定した形です。名前は文字を合体させると「神仏」になるというネタです。
