BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM 2018
特設サイト:http://banprestowfc.com
【開催概要】
・バンプレスト フィギュア コロシアム(※以下:BWFC)は造形の殿堂である。そこに集うのは「最強のフィギュアとは何か?」を追求する使命を帯びた原型師たちだ。
・大会運営部は世界各国から腕利きの原型師たちを集めた。彼等こそが2018年の「BWFC」に挑む造形戦士となるのだ。
・「造形天下一武道会」と「造形王頂上決戦」参加者の中からそれぞれに9名の戦士が振り分けられる。
・各戦士はリストアップされたキャラクターの内から、自分の代表となるアバターを選び、ポーズ、デザインを自由に考え、造形する事が出来る。
・この大会は原型師の世界では珍しく、ポーズ・デザイン・造形手段などが予め指定される事は無い。まさに原型師たちの究極バトルなのだ。粘土、彫刻刀、3Dモデリングツール…。選べる武器も無限ならば、出てくるフィギュアの可能性も無限と言えよう!
・戦士達はアトリエに戻り、自分が選択したキャラクターの究極表現を研究し、造形に挑む。 果たして誰が勝利するのか? 今はまだ誰もその答えを知らない…。
・ドラゴンボール、そしてワンピースの世界観をを知り尽くしている審査の方々が、投票し、キャラクターの個性やクオリティーを判定する。その結果は今年の「ジャンプ・フェスタ」で発表!
【賞金】
<優勝賞金>
「造形天下一武道会」と「造形王頂上決戦」。それぞれのトップに輝く原型師は1人ずつ。さぁ、世界で初の「BWFC」グランドプライズと賞金10,000ドル(USD)をつかむのは一体誰だ!?
<ファンアワード>
もちろん観戦しているファンの皆もお気に入りフィギュアへの投票が可能だ!「造形天下一武道会」と「造形王頂上決戦」それぞれ1名、誰よりも多いファンの支持を得た原型師には、ファンアワードと賞金3,000ドル(USD)が贈られる。
【参加原型師】
「造形天下一武道会/ドラゴンボール」
・ERICK SOSA(メキシコ)・・・製作キャラ:トランクス
・MRS(スペイン)・・・製作キャラ:ベジータ
・JEM GONZALES(フィリピン)・・・製作キャラ:SSロゼ悟空ブラック
・LEE DOO YEON(韓国)・・・製作キャラ:第2形態フリーザ
・G.O(韓国)・・・製作キャラ:孫悟空(少年)
・VAROQ(日本)・・・製作キャラ:人造人間17号
・山下マナブ(日本)・・・製作キャラ:孫悟空
・中澤博之(日本)・・・製作キャラ:孫悟空
・松浦健(日本)・・・製作キャラ:ピッコロ
「造形王頂上決戦/ワンピース」
・RAUL(スペイン)・・・製作キャラ:サボ
・RONALD GEBILAGUIN(フィリピン)・・・製作キャラ:ジンベエ
・WU HAN(中国)・・・製作キャラ:シャーロット・カタクリ
・FRENCH DOLL(韓国)・・・製作キャラ:ナミ
・GORAESH(韓国)・・・製作キャラ:ウソップ
・福家悠太(日本)・・・製作キャラ:首領クリーク
・ウロタ:髙橋晋太郎(日本)・・・製作キャラ:サンジ
・山口範友樹(日本)・・・製作キャラ:ルフィ
・KENGO(日本)・・・製作キャラ:ウソップ
中国6都市で人気漫画「ONE PIECE」の巡回企画展
中国人民対外友好協会と株式会社黄山美術社は5日、北京で記者会見を開き、漫画家・尾田栄一郎の人気漫画「ONE PIECE」の巡回企画展「尾田栄一郎監修 Hello, ONE PIECE 路飛来了!」が中国の6都市で今年11月3日から18ヶ月間にわたって開催されることを発表した。先陣を切るのは深センで、11月3日から2019年1月15日まで開催される。人民網が報じた。
「ONE PIECE」は1997年の「週刊少年ジャンプ」34号で連載をスタートさせてから、世界中で絶大な人気を誇り、今年7月の時点で、世界での単行本の累計発行部数は4億4000万冊に達している。
記者会見で中国人民対外友好協会の宋敬武・副会長は、「今年はちょうど中日平和友好条約締結40周年という節目の年を迎えた。『ONE PIECE』は、世界的な影響力を持つ漫画作品で、勇敢に夢を追う精神、決して諦めない精神は、中日の若者に積極的な影響を与えている。企画展は、プラスのエネルギーに満ちた青年文化交流の場となるだろう」と期待感を示した。
巡回企画展の会場には、尾田栄一郎が「ONE PIECE」を描く際に使っている等身大のデスクが展示されるほか、巨大な自筆原稿も中国で初めて展示される。その他、企画者はクラッシクバージョン「ONE PIECE」外伝も特別に製作し、日本の伝統文化・浮世絵風に描いたワンピースのイラストも展示される。また、仮想現実(VR)装置を使いイラスト製作を体験できるコーナーや人と同じ大きさのキャラクターと記念撮影ができるコーナー、集英社が企画した関連グッズ約1000種類が購入できるコーナーなども設けられるという。
(人民網日本語版)
尾田栄一郎監修 Hello, ONE PIECE ~ルフィが町にやってくる!~
公式サイト:https://hello.one-piece.com
【開催概要】
1997年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、日本国内のみならず、世界中にファンがいる大人気マンガ『ONE PIECE』。連載20周年を記念し、マレーシアで初開催された企画展 「Hello, ONE PIECE」が、このたび各地を巡回することになりました!
色とりどりのカラーイラストや、作者・尾田栄一郎の描き下ろしのVRイラストが体験できるコーナーなどをひっさげて、 君の住む町にも麦わらの一味がやってくるぞ!さぁ、ルフィたちと一緒に冒険の旅に出よう!!
【展示みどころ】
1.5つのキーワードに分け、印象に残る名シーンの原画を展示!
様々なシーンと台詞を通して、ルフィの魅力を紐解いていくぞ!ルフィを取り巻くキーアイテムをあしらった巨大な立体手配書も必見だ!!
2.原作カラーイラストの原画とパネルの数々を展示!
彩り豊かなイラストに囲まれて『ONE PIECE』の世界に浸ってみよう!緻密な線や筆のタッチを間近で感じることができるぞ!
3.『ONE PIECE』が生まれた作者・尾田栄一郎のデスクを再現!
カラーイラストへのこだわりを語った作画映像にも注目!!
4.最新のVRシステムを使って作者・尾田栄一郎の頭の中を覗いちゃおう!
VR空間の中で麦わらの一味が描かれる様を体験できるぞ!
【開催予定】
<中国・深セン会場>
会期:2018年11月3日~2019年1月15日
主催:中国人民対外友好協会、黄山美術社
会場:海上世界文化芸術中心(中华人民共和国深圳市南山区蛇口望海路1187号)
<シンガポール会場>
会期:2018年11月27日~2019年1月1日
主催:株式会社アイフリークサンタファンド
会場:リゾート・ワールド・セントーサ内マリタイム・エクスペリエンシャル・ミュージアム(Resorts World Sentosa 8 Sentosa Gateway Sentosa Island Singapore 098269e Experiential Museum/MEM)
■ Gasha Portraits ワンピース 02
2018年12月発売予定
発売元:バンダイ
全3種:ルフィ、エース、サボ
価格:1回500円
【商品仕様】
彩色済みフィギュア
サイズ:約11センチ
素材:PVC
ONE PIECE 尾田栄一郎 インタビュー
「いやあ、すばらしい。20歳そこそこにしては構成力がすばらしいと思います(笑)」
『ONE PIECE』第1話が載ったジャンプを見ると、尾田の口からそんな冗談めかしたひとことが出た。実際、その完成度の高さに驚かされる。
「ボツを重ねられた上で描いたものだったのでね(笑)。いよいよ、というつもりで描いた海賊ネタだったし、読み切り版も人気があったんですが……連載が通るまでに、2回ボツにされています。連載できるかどうかの会議に出す時は3話分のネームを提出するんですが、2話目からアーロンやガイモンさんが登場するバージョンとか、いろんなパターンがあったんですよ。2回ボツになって、ようやく通った第1話でした。読み切り時代から、ボツはとにかくたくさんくらっていましたね」(中略)
新人時代の尾田が編集者から言われ続けたのが、「キャラクターがない」ということ。
「ストーリーはずっと研究していたんですよ。ストーリーがあって絵があれば漫画だと思っていたので、キャラクターがないと言われても意味がわからないんですよ。そこから葛藤が始まりましたね」
『ONE PIECE』に個性的なキャラクターがあんなにもたくさん出てくることを考えると、信じ難い話だ。
「今はあほみたいに(笑)たくさん作っていますが、コツをつかむまでは全然できなかった。キャラクターって、何か1つ事件が起きた時に『その人ならどうするか』ということで作れるんですよ。例えば、肉が降ってきたとして……食らいつくのがルフィでしょう?見ているのがナミ、敵かと思って斬るのがゾロ。これがキャラクターです。それをすべての場面で同じように再現できなければいけない。一度世に出たら、読者のほうがキャラクターをつかんでしまうので、僕がルフィらしく描いた上で、さらに読者を驚かせなきゃいけないんです。でも……今だから言えますが、最初のころはルフィのキャラクターですらつかみ切れていなかったんですよ。(かつて尾田がアシスタントをしていた)和月(伸宏)先生に相談したら『まだルフィは何か裏で考えてる』とか『お前の描くキャラクターは腹黒い』とか言われたんですよ。それって作家の計算が見えている、ということですよね。キャラクターが素直に動いていなかったのだと思います」(中略)
「僕は、責任感が強くないんです。もし『ONE PIECE』を終わらせる時が来たら、編集部から『もっと続けてくれ』と言われたところで、それを聞く気もないですしね。僕が終わるのは、僕の自由。まあ……終われないんですけどね。ストーリーがまだまだあるので」(中略)
漫画界を見渡して、こんなことも考えている。
「今、読者が選ぶ雑誌が多様化していって、同じ漫画をみんなが読むということが減りつつあるのは、ちょっと残念だなと思います。これは僕の実体験ですが、昔は『DRAGON BALL』を読んでいることを話したら、すぐに友達ができた。漫画には、そういう役割があると思っていて。特に僕らの子供時代は、ジャンプの役割は本当に大きかった。だから”たくさん売れる”ということには価値があるのだと思う。もっと共通の話題を持ってほしいという意味で、複数の雑誌が合わさって1つになってもいいんじゃないか?と思ったりもします。”アベンジャーズ”的にね(笑)」(中略)
ジャンプを背負っている意識はない、と言い切った尾田だが、話すほどにジャンプのナンバーワンらしい貫禄のようなものを感じ、本当に自負はないのか、重ねて聞いてしまう。
「本当に、その器じゃないんですよ。秋本先生が『こち亀』の連載をやめた時にね、編集部の皆さんにはっきり言ったんです。『僕はエースになるけど、キャプテンにはなれないから』って。秋本先生は、キャプテンなんです。毎週ジャンプを読んで、新人の漫画も知っていて、新年会で1人1人に『君の漫画はここがおもしろいね』って声をかけて回るんですよ。そんなすごいこと、僕にはできない。僕ができるのは、1番をとって、売り上げ的にジャンプを引っ張ること。エースとして、そこは任せて、と思っています」
様々なメディアに展開してきた『ONE PIECE』だが、歌舞伎そして海外ドラマと、ここへ来てまた新しい展開を見せている。
「ここから先は、前人未到というか前例がないことばかりになってくる。怖さもありますが、気楽でもあって。成功者がいると『あの人はうまくいったのに、何でおまえはうまくいかないんだ』と言われてしまうけど、誰も成功していないんだったら、転ぶのも自由ですから。新しいことは、どんどんやっていきたいですね。めちゃくちゃ楽しみです」
(『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 公式図録』掲載インタビューより抜粋)