——堀越先生が『ONE PIECE』から受けた影響はありますか?
堀越:なんだろう…。キャラが自分の気持ちを口に出す、というところは影響受けてます。自然とですね。
尾田:でも僕が連載を始めた時代は、風向きが違ったんですよ。ルフィのようにキャラが思ったことを喋るのは恥ずかしいとされていた。
堀越:ええっ。でも僕の世代の作家はみんなやってました。
尾田:嬉しいですねー。当時は僕も若かったから、とにかく時代に反発することにこだわっていたんですよ。女性の髪型も内巻きが流行っていたから外巻きに描いてたし。
——逆に逆に、と進んで行ったのはどうしてでしょう?
尾田:目立たなくちゃいけないんでね。当時は絵も変だと散々言われてましたよ。だからのちに誰かが僕の影響を受けて漫画家になるなんて、当時は夢にも思いませんでした。
堀越:尾田先生の影響を受けて僕、キャラの目が小さくなりましたよ。ただうまく描かないと、何考えてるか分かんなくなるから難しくて…。だから最近は、ちょっと目が大きくなってきてます(笑)(ブログ注:誌面では『僕のヒーローアカデミア』コミックス1巻と17巻の主人公デクの目が比較されている)。
尾田:僕もそうですね(笑)。
——堀越先生、絵以外の部分でも『ONE PIECE』から影響を受けたところはありますか?
堀越:僕、アーロン編が大好きなんですよ。「助けて…」「当たり前だ」の流れがとても!あの辺がカッコよすぎて、ルフィみたいな主人公を描きたいって思うようになりました。あと、今週の『ONE PIECE』やばくないですか(ジャンプをパラパラめくりながら)(ブログ注:906話?)。
——〝世界会議〟で過去キャラがたくさん出てますね。
尾田:衝撃ですよね(笑)。連載が長いと昔のキャラを出す演出もできるんですけど、理解できてないジャンプ読者もたくさんいるんですよ。コミックス派の読者は理解が深いんですけど、ジャンプ読者の皆が皆全部読んでるわけじゃないから、過去の設定ひっぱり出して失敗こくことあるんですよ。
堀越:え、あるんですか?
尾田:あるんです、びっくりするほど票が取れないときが。「人気キャラだから嬉しいでしょ!」って描いたら「知らない」って言われて(笑)。
堀越:ええ〜!
尾田:連載が長いとそういうことも起きるんですね。
——尾田先生の、堀越先生への印象は?
尾田:次世代の大ヒットヒーロー作家。
堀越:信じられない…。
尾田:『ヒロアカ』のアニメの曲が娘の遠足のバスで流れたらしくて。みんなめっちゃ盛り上がって、家で「パパの漫画大丈夫?」って娘から心配されましたよ。
堀越:ありがたいですけど、それはちょっと…(笑)。
尾田:でも、キャラが多い作品だから心配はしてました。
——どうしてですか?
尾田:キャラが多いほどまとめるのが難しくなるので、描ききれるのかなって。でも、ちゃんとキャラを認識させつつ人気もある。杞憂でしたね。僕ね、ずっと思ってるのが、堀越先生ってコミックスの表紙めっちゃ上手くないですか。センス尖っててかっこいい。工夫して描いてるなって。
堀越:ありがとうございます。嬉しい……嬉しすぎる……。
尾田:これ何で塗ってるんですか?
堀越:フォトショップで。
尾田:パソコン塗りなんだ。
堀越:はい。でも少し飽きがきて、18巻はアナログに戻してまあすね。アナログで塗ってるほうが圧倒的に楽しい。
尾田:アメコミ好きなんですね。画風への影響も?
堀越:はい。『スパイダーマン』や『デッドプール』とか全部読んでいますね。
——キャラの性格でいうと?
堀越:そこはやっぱり尾田先生の影響が大きいです。ルフィのような快活なキャラを描きたい!って思って。でも全然描けなくて。自分っぽい分析屋・オタク気質に明るさを足した末に、主人公のデクで落ち着きました。
<ライブイラスト!>
— 僕のヒーローアカデミア_アニメ公式【オリジン済】 (@heroaca_anime) 2018年7月30日
8/3(金)劇場版 #ヒロアカ の入場者プレゼント「僕のヒーローアカデミア Vol.Origin」に収録される「堀越耕平先生×「ONE PIECE ワンピース」尾田栄一郎先生SP対談」、その対談時に堀越先生がデクを描いた様子をムービーで公開!https://t.co/9qIRMNh1ec#heroaca_a pic.twitter.com/jWTLBcKKAz
東京ワンピースタワー × イマーシブシアター 「時の箱が開く時」
公演期間:2018年9月22日~30日
特設ページ:https://onepiecetower.tokyo/sp/onepiece_dazzle/
【概要】
本作はゲストが『ONE PIECE』の世界の住人の一人となってパーク内を自由に回遊しながら、様々な場所で同時多発的に繰り広げられるパフォーマンスを体感し、物語の謎を解き明かしていく新感覚の演劇プログラムです。
イマーシブシアターを手掛けるのは、比類ない世界観を持ち、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー「DAZZLE」。彼らは劇中でも物語の鍵を握る重要な集団として登場します。 さらに〝麦わらの一味〟のキャストには、「東京ワンピースタワー」で毎日行われているライブ・エンターテインメントショー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION」にて昨年度上演した大人気作「ONE PIECE LIVE ATTRACTION 〝3〟『PHANTOM』」で出演していたキャスト陣が再集結!物語をさらに盛り上げます。
【公演詳細】
ゲスト自身が物語の一員となって舞台となる会場を回遊し、見たり触れたりしてストーリーを進めていく新感覚の演劇作品「イマーシブ(没入型)シアター」。
本作の舞台は3階層フロアからなる「東京ワンピースタワー」全て。ゲストは秒単位で同時多発的に繰り広げられる20種以上のパフォーマンスを体感しながらパーク内を自由に巡り、時に〝麦わらの一味〟に導かれ、時に「DAZZLE」が紡ぎだす幻想的なダンスと身体表現に触れていく中で、トンガリ島(東京ワンピースタワー)で起こる奇妙な物語の謎を少しずつ解き明かしていきます。しかし、一度に全てのパフォーマンスを見ることはできません。誰の物語を追いかけるかで解き明かされる物語の謎も変化します。
果たしてどんな結末を迎えるのか…ぜひ皆様の目で確かめてください。
<ストーリー>
今、トンガリ島は年に一度の祝祭の真っ最中。
この祝祭の期間だけ、島に伝わるご神体もお披露目されています。
不思議な力を持つとも、中にとんでもないお宝が入っているとも噂されるご神体を見るために、たくさんの人々で大賑わい!そこには〝麦わらの一味〟の皆さんの姿も。
お客様が到着されるころには「ご神体に愛を誓う時、その愛は永遠になるであろう」という島の習わし通り、一組の結婚式が行われるようですよ。
ぜひ、二人を祝福してあげて下さい!
無事に式が行われればいいのですが…。
<出演>
〝麦わらの一味〟
モンキー・D・ルフィ(CV:田中真弓)、ロロノア・ゾロ(CV:中井和哉)、ナミ(CV:岡村明美)、ウソップ(CV:山口勝平)、サンジ(CV:平田広明)、トニートニー・チョッパー(CV:大谷育江)、ニコ・ロビン(CV:山口由里子)、フランキー(CV:矢尾一樹)、ブルック(CV:チョー)
(Act by 関 修人、磯野 大、樋浦舞花、樋浦結花、菅野勇城、岩崎良祐、谷口莉緒、大見魁冴、晴本宏亮)
DAZZLE
(長谷川達也、宮川一彦、金田健宏、荒井信治、飯塚浩一郎、南雲篤史、渡邉勇樹、高田秀文、三宅一輝)
客演/西川康太郎(ゲキバカ)、菊池祐太(ゲキバカ)、林智也
<公演スケジュール>
・9月22日(土)、23日(日)、24日(月・祝)、29日(土)、30日(日)
……開場20:00 / 開演20:30
・9月25日(火)、26日(水)、27日(木)
……開場19:00 / 開演19:30
・9月28日(金)
……開場20:30 / 開演21:00
※期間中は通常営業の時間が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
<チケット>
チケット料金:6,048円 ※入園料含む。未就学児童購入不可
チケット発売:8月25日10:00~ セブンチケット、チケットぴあにて発売
■ 一番くじ ワンピース STORY-AGE
2018年9月4日より順次発売予定
メーカー:バンプレスト
取扱店:書店、ホビーショップ、ゲームセンター、ジャンプショップ、麦わらストアなど
価格:1回680円
3等級全21種 + ラストワン賞
● A賞 ルフィSTORY-AGEフィギュア
● B賞 名言ギフトグラス
● C賞 キャンバスボード
● ラストワン賞 ルフィSTORY-AGEフィギュアSPECIAL ver.
月曜日のライバル10話目更新しましたなう。https://t.co/1EWXxdOcBJ
— いとうみきお (@AntoninLeopold) 2018年8月6日
ということで第一部完ってことになりましたなう。
相変わらずの短い間でしたがありがとうございました。 pic.twitter.com/3LSG3Hr7fA