このネタは1年前に発売された「ワンピース・マガジン Vol.2」(2017年8月9日発行)の記事に基づくものなのですが、「ワンピース・マガジン」の記事を全部読んだ上で、しばらく経ってからブログに上げようと寝かせていたら、そのまま忘れてしまったという…ね。
「ワンピース・マガジン」の特集記事には「怪物図鑑」という、〝偉大なる航路(グランドライン)〟に棲息する巨大生物の生態を生物図鑑風に紹介するものがあります。「Vol.2」ではラブーン(アイランドクジラ)が特集されており、アイランドクジラの知られざる生態が明かされています。中でも気になるのは、アイランドクジラの頭部について説明している次の一文です。
頭部はハンマーヘッドと言われ、皮膚がスパイク状に凸凹しており、〝赤い土の大陸(レッドライン)〟に何度も衝突しても無事なほど非常に頑丈。ラブーンが〝壁〟に頭部を打ち付けるのは個体特有の性質だと思われたが、〝新世界〟の海にいる同種にも、同じ〝傷持ち〟が多数確認された。関連性は現在の所不明だ。
麦わらの一味が〝新世界〟の海で遭遇したアイランドクジラの群れ(654話)の中にラブーンと同じような頭に傷を持つ個体がいたことについては、全くの謎ですが、ブルックの存在もあって、何となくラブーンが逸れた元の群れなのかも?と受け取れるような描かれ方になっていたかと思います。
一方、この図鑑の説明によれば、アイランドクジラの頭部はハンマーヘッドと呼ばれる非常に頑丈な構造であり、その名の通り、
頭を打ちつける行動はアイランドクジラの生態としてごく自然のことのように思えてきます。しかし、アイランドクジラがそのような行動をする理由はやはり不明です。
そこで、
アイランドクジラが〝壁〟に頭を打ちつけることは何かしらの宿命があると考えてみます。
この仮定は突拍子もないものではありません。なぜなら、ワンピースの世界では巨大生物が宿命を持っている例がこれまでに2つ確認されているからです。1つ目は、魚人島の
大型海王類であり、約束の舟「ノア」は海王類が引く為に建造されたとの話でした。2つ目は
象主(ズニーシャ)で、大昔に罪を犯したために、彼は命令に従い歩き続けているとのことでした。
そして、海王類は伝説の人魚=ポセイドン=
しらほしの命令に従うようですし、ズニーシャは
モモの助の命令に従うようです。二人とも、その力をまだうまくコントロールできないようですが、リュウグウ王国ネプチューン王家には伝説の人魚について「その者にはいつかその力を正しく導く者が現れ、その時世界には大きな変化が訪れる」(626話)という言い伝えがあります。モモの助についても、彼の力を正しく導く者が現れるのかもしれません。そして、それはきっと両方ともルフィなのではないか、と。
これと同じような考えで、
アイランドクジラに命令できる力を持つ者が現れてもおかしくはありません。
昔、テレビ番組(「世界まる見え!テレビ特捜部」)で見たのを覚えているのですが、中国の全国民が海岸に並んで一斉に足踏みをすると、局地地震が起きて日本に津波が来るそうです。もし、
アイランドクジラの大群が一斉に〝レッドライン〟に頭を打ちつけ続けたら、どうなるのでしょうか。
海王類達がノアを引き、アイランドクジラ達が〝レッドライン〟に頭突きをかまし、ズニーシャがきっと何かをする・・・シャーリーの占いではルフィによって魚人島が滅ぼされる(610話)という伏線もあります。ワンピースの最終章では一体何が起こるのか、まだ分からない事だらけです。
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