荘口アナ:演っていくうちに、”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチっていうキャラにどんどん魅力を感じていった?
明夫:そうですね、全くそうですね
荘口アナ:特にどういうところが自分の中で好き?
明夫:やっぱり悪役として描かれているんですけども、先ほども申し上げましたけども、海賊としてのアイデンティティが一番海賊らしいというか、海賊だろ?何がいけねぇんだ?っていう、そういう楽しさがどんどん増えていきましたね
荘口アナ:自分の目的を達成するためには何でもするぞっていう。大塚さんがどっかでインタビューで答えてましたけど、ねずみ男(※父・大塚周夫が『ゲゲゲの鬼太郎』で演じていた。自身は『妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』にて、ねずみ男を演じている)とかに近いところがあるんじゃねーかって
明夫:はい。メンタリティとして、ねずみ男が強くなった ねずみ男みたいな
大友:笑
荘口アナ:ねずみ男、実はめちゃくちゃ弱いですもんね、口だけで
明夫:卑怯じゃないですか。狡いし、騙すし。それは全く同じで、ただ強いっということで、あーいう風に膨らんでいくのかなみたいな、そんな感じがしてますよね
荘口アナ:今、ほぼ最強なんじゃないかってぐらい強くなってるじゃないですか
明夫:この間、トラファルガー・ローに「化け物め」って言われましたからね
荘口アナ:演ってても声の出し方とかは別に変わってない?
明夫:苦しくなってきましたね、歳とった分
荘口アナ:笑
明夫:こんなにやるんじゃなかったって思いますけどねw
荘口アナ:インフレが最高潮に達してきてますもんね
明夫:もう喉が痛いです
荘口アナ:(お便り)「私は黒ひげが好きです。初登場と四皇になった現在とでは立場がかなり違います。演じる上で何か意識されてますか?」
明夫:クザンを仲間にする時も「おれ達を繋いでるのは信義じゃねーよ、利害の一致だよ」っていうところでクザンは揺れるわけじゃないですか。そういう汚い、卑怯、乱暴とか、そういう酷いのを全部まとめて団子にしたみたいな奴なのに、言ってることに「そうだよね」っていう理があるっていうのが面白くて、それに尽きますね
荘口アナ:夢を語るよりリアルっちゃリアルですもんね