・ヤーさん
前回、神の騎士団の
ソマーズ(
イバイバの実の能力者)にヤーさんこと
スコッパー・ギャバンが戦闘を仕掛けています。
ギャバンはソマーズに対して「久しぶりだな」と発言しており(
1148話)、二人は面識があるようですが、ソマーズはギャバンがエルバフにいることに驚いており、14年前のアウルスト城の事件の裏で二人が出会っていたわけではないようです。
神の騎士団の”不死身”への対抗策(おそらく覇王色の覇気の武装)をギャバンは心得ているようで、ギャバンの斧で斬られたソマーズの身体は再生できていません。ソマーズはダメージを受けている様子ですが、切断部位からの出血はなく、身体を両断されても命に別状はない様子です。
ギャバンはソマーズを早々に戦闘不能にすると、次は誘拐されている子供達の救出に向かいます。
子供達は
軍子(
アロアロの実の能力者)が連行しており、軍子は近づいて来る人物がギャバンなのだろうとすぐに認知しています。軍子も以前、ギャバンと対敵したことがあるのでしょうか。
子供達もギャバンが助けに来てくれたことに歓喜しますが、
コロンがギャバンの息子であることが明白になってしまい、軍子にピンポイントでコロンを人質に取られてしまいます。全盛期のギャバンであれば、この状況でも素早く軍子を倒してコロンを助けることも出来たのでしょうが、先のソマーズ戦で腕が鈍った自覚があるギャバンはコロンを確実に救出できる自信がなく、武器を放棄して降参を選択するのでした。
軍子は丸腰のギャバンを”矢印”で串刺しにして、宝樹アダムの枝から突き落としています。
ギャバンは子供達の後方から向かってきたので、そもそも軍子に話しかけずに黙っていれば、コロンがピンポイントで人質に取られることはなかったのでは?と思って仕方ないですが、このままギャバンが単騎で神の騎士団を壊滅させてしまったら、話が終わってしまいますから、それもまた仕方なしといったところでしょうか。
アダムの枝から落とされたギャバンについては、
チョッパーが助けた模様です。サウロの髪の毛の中で身を潜めていたチョッパーは、ギャバンの戦闘から神の騎士団の不死身への対抗策が分かるのではないかと考え、ギャバンの後を追っていたのでした。
・軍子の記憶
ギャバンが宝樹アダムの枝から突き落とされ、
コロンが「父ちゃーーん!!」と叫んだことが何やらトリガーとなり、軍子は忘却されていた模様の
幼い頃?の記憶をフラッシュバックしています。
この回想では、
「お父さま〜〜!!」と泣き叫ぶ少女(軍子?)と、
海賊になる前のブルックと思われる人物と楽しげに触れ合っている少女(軍子)の姿が描かれています。
この記憶が蘇った後、軍子は
麦わらの一味のブルックが、この記憶の中のブルックと同一人物だと気づき、ブルックの元へ走り出します。
ブルックも軍子に対して見覚えがある様子で(
1147話)、本話でも「似てるんですよね〜」と改めて発言していることから、この軍子の記憶は事実のようです。
ブルックが海賊になる前、少なくともルンバー海賊団に加入する前となると、
60年近く前になるのでしょうか。となると、軍子の実年齢は60歳ぐらいということですか?!
また、ブルックが「そんなワケないか」(
1147話)と思っているのは、見た目の年齢はもちろん、神の騎士団に所属している事実の方だと思われます。天竜人の少女が下界にいるはずはないですからね。
軍子もシャンクスのように、
何かの事故で幼い時に下界で暮らすことになり、後にマリージョアへ戻った天竜人なのかもしれません。そして、連れ戻す際に
下界での記憶を消去されていたのかもしれません。
・降臨
イムはエルバフでの神の騎士団の作戦を聖地から監視していたようで、グズグズやっている様子に痺れを切らして軍子の身体を借りて降臨しています。
(何をグズグズしてる…)
(”聖地”は今…火の海だ)
(確実に戦力を要するのだ)
(ムーが見せてやる…!!! 神の支配!!!)
シャムロックが作戦をゲーム仕立てにしたせいで怒られとるやんけw
それはともかく、イムがこのようにして他人の身体を乗っ取ることができるというのは注目すべき点です。
イムは不老不死だと考えられ(
908話考察)、その方法についてはオペオペの実の「
不老手術」が有力ですが、
他人の身体を次々の乗り継いでいくという方法も一つ考えられます(仕組みは不明ですが)。その場合、イムが
ビビを欲しがっていた理由は次の乗り継ぎ先の身体としてなのかもしれません。
