貴船神社 梶取社
貴船川と鞍馬川が合流する貴船口に鎮座。貴船神社創建の伝説によると、約千六百年前、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が大阪湾に御出現になり、『われの留まる所に、水源の神を大事にお祀りしなさい。そうすれば人々の願いには、福運を与えよう。』と言われ、黄色い船に乗って淀川・鴨川をさかのぼり、貴船に辿り着かれました。その時、急流をものともせず巧みに舵(梶)を操ってご案内されたのが梶取大神(かじとりのおおかみ)です。その見事な舵さばきから、古来より航海安全の神、また幸運の梶・万福の梶を取る神であり、また人生の舵(梶)を巧みに操る神であり、現代では車のハンドルを巧みに操る神として交通安全の篤い信仰を集めています。