堀江貴文氏、ONE PIECEとそのファンを批判「マイルドヤンキー的な価値観についていけない」

13日、堀江貴文氏が自身のTwitterで漫画「ONE PIECE」とそのファンを批判した。

あるTwitterユーザーが「ホリエモンは人間味がないと思う。折角、出会った仲間をなんとかするのも上司の役目でしょ。まあ、こんな考えを公言してると人ついていかないね」という意見を、堀江氏に寄せた。

堀江氏はこれを引用し「仲間って言い方がキモい。まあこんな奴らばっかりだからワンピースがヒットするんだろーがな」とコメントした。

すると、別のTwitterユーザーが「堀江さんはワンピース読まないんですか？」と質問した。堀江氏は「読んだけど20巻くらいでギブアップって炎上してたやん笑。仲間さえ無事なら大丈夫的なマイルドヤンキー的な価値観についていけない。 既に冒険の物語ではない」と答え、ONE PIECEとそのファンに否定的な姿勢であることを明かした。

また、さらに別のTwitterユーザーが「ワンピの一団は高みを目指してギラギラしてるからマイルドヤンキーとは全然違う人種だよ」と指摘すると、堀江氏は「あー、というかその人達の憧れというか。EXILEとかと同じで」と返信している。

（Livedoorトピックニュース）

あ、アウトローがマイルドヤンキーを批判してる。

仲間って言い方がキモい。まあこんな奴らばっかりだからワンピースがヒットするんだろーがな RT @dai721: ホリエモンは人間味がないと思う。折角、出会った仲間をなんとかするのも上司の役目でしょ。まあ、こんな考えを公言してると人ついていかないね。

— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 11月 13

おんぶに抱っこじゃねえ奴は俺は大事にするけどな、お前みたいなキモいこと言う奴は放置プレイ。消えろ RT @dai721: ホリエモンは人間味がないと思う。折角、出会った仲間をなんとかするのも上司の役目でしょ。まあ、こんな考えを公言してると人ついていかないね。

— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 11月 13

読んだけど20巻くらいでギブアップって炎上してたやん笑。仲間さえ無事なら大丈夫的なマイルドヤンキー的な価値観についていけない。 既に冒険の物語ではない RT @kingswing55: @takapon_jp 堀江さんはワンピース読まないんですか？

— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 11月 13

あー、というかその人達の憧れというか。EXILEとかと同じで RT @mofu357: ワンピの一団は高みを目指してギラギラしてるからマイルドヤンキーとは全然違う人種だよRT "@takapon_jp: 読んだけど20巻くらいでギブアップって炎上してたやん笑。

— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 11月 13

引用したツイートに至るまでの流れ

関係ねーだろ笑 RT @taroz_k: 和民の場合は、経営者の人間的な問題が今回の件のとても大きな要素だと私は思います。経営者（特に新興系の企業）は経済や社会の動向とか、そういうことは熱心に語るけど、「人」という根本のところを軽視しがちな人が意外と多いように感じます。

— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 11月 12

@follow_kawabelt @takapon_jp 「嫌なら辞めればいい」「デキないヤツは放置」そういうことを公然と口にする経営者たち。まさに人を使い捨ての道具扱い。この人たちはなんか大きな勘違いをしている。ズレてる。私は、そう感じずにはいられません。

— taroz_k (@taroz_k) 2014, 11月 13

@takapon_jp 堀江さん。出来ないヤツについては1人でやれよはちゃいますよ！ 雇ったなら、戦力になるようにするのが経営者としても資質問われるのちゃいます？ 使い捨てにするから、会社の一番の資産の人材が負債になるんやないですか？

— ひーやん (@hdk_happy) 2014, 11月 13

ホリエモンは人間味がないと思う。折角、出会った仲間をなんとかするのも上司の役目でしょ。まあ、こんな考えを公言してると人ついていかないね。“@takapon_jp: じゃあお前やってみろよ。ダメな奴はずっとダメなんだよ。放置するしかない。 RT @hdk_happy: (略)”

— Cozy (@dai721) 2014, 11月 13

実業家であるホリエモンに、企業の根幹が「人」であると考える人たちが経営者としての資質を問い、これに対してホリエモンがやたらと煽って答えている状況（たぶんいつものこと）。部下・同僚を「仲間」と表現した人を槍玉に挙げ、『ONE PIECE』を例に”マイルドヤンキー”と呼ばれる人たちを批判しています。

「マイルドヤンキー」という造語は最近つくられたものらしく、昔ながらの「ヤンキー」と違い、その名の通り”マイルド”な”ヤンキー”を意味していて、地方の若者に多いとされています（提唱者によると20代の30%程の人が当てはまるらしい）。

提唱者によるとその特徴には、

・「絆」「仲間」「家族」という言葉が好き
・”地元”（家から半径5km）から出たくない
・車（特にミニバン）
・ショッピングモールが好き
・EXILEが好き

が挙げられ、 ホリエモンは「仲間」というキーワードから連想してか、『ONE PIECE』がマイルドヤンキーに好まれる漫画だと考えているようです。もしかしたら、それは正しいのかもしれませんが、『ONE PIECE』の人気が「マイルドヤンキー的な価値観」を持つ人に支えられているというのは調べるまでもなくおそらく間違っているでしょう。

「仲間さえ無事なら大丈夫」という価値観が「マイルドヤンキー」のそれに一致しているものなのかはよく知りませんが、ホリエモンが読んだという20巻くらい、すなわちアラバスタ編までにそのような価値観が描かれていたかというと、否。少年漫画を例えに持ち出して、40代のおっさんが全くナンセンスな感想で『ONE PIECE』を批判しており、何も考えず脊髄反射で反応するワンピースアンチ厨がそれに賛同する意見を寄せているという、至る所でよく見られるようないつもの流れになっています。「私は○巻でやめた」「これはわかる」…まったくやれやれ。とりあえず、ワンピースを否定しておけば一定の支持は得られると。読まずに、あるいは途中で読むのやめてワンピースが好きじゃない言い続ける人は『ワンピース』のイメージを勝手に膨らませて、それを読んでいるのかと思わずにはいられません。

好き嫌いがあるのは分かりますが、しょうもない例えでワンピースを持ち出すのが気に食わない。そもそも、どこでもTシャツ一枚で現れていた非常識な人間に「マイルドヤンキー」と呼ばれる人たちを批判する資格があるのかと。あと、ホリエモンのアダルトビデオプロデュースの方が「キモい」と思う人の方がきっと多いに違いないでしょう。


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