・ドウザン
前回から引き続き
ロキと
イム本体が交戦しています。
イム:”鉄雷(ラグニル)” ヌシアはムーに復讐できる者を待っていたのだ
そうだろう!!
ラグニル:クリリリ〜!!!
イム:”ロキ”…”麦わらのルフィ” ヌシア達はどの道ムーの兵になどならぬ!!
ここで必ず消しておく!!!
ドウザンの様に…!!
イムは変身してからよく喋るわけですが、この会話からどうやら、ロキの前のニーズホッグの能力者であり、エルバフの伝承の、ある”戦(いく)さ神”(
1175話)の名前は
ドウザンと言うようで(おそらく由来は力道山)、「裏切り者」(
1182話)となったドウザンはイムに殺されたようです。
そして、
イムが能力で支配することできないロキとルフィ(
1178話)について、イムは「ここで必ず消しておく」と決意しています。
ここで注目なのは、イムがロキとルフィを消すことについて「ドウザンや
ジョイボーイの様に」
とは言わず、「ドウザンの様に」と言っていることです。
同じ様な台詞は
1178話でもイムが発言しており、その際は「ヌシア達さえ この世から消えればな……!!
ロックスの様に」と言っています。
この発言は、現世で”
約束”を果たそうとする者たちをこの世から消すことを意味していると考えられ(
1178話考察)、その前例がまさしくロックスです。
ではドウザンの例はどんなものでしょうか。
ロキとルフィに”悪魔契約”が通じないことが分かると「だろうな…やはり」とイムが言っていたのは、以前にも
ニーズホッグとニカに”悪魔契約”が通じなかった経験がイムにあると考えられます(
1178話考察)。
つまり、ドウザンもジョイボーイも
イムが能力で支配することできなかった者たちのはずで、彼らをイムが消したのであれば「ドウザンや
ジョイボーイの様に」となるはずなのです。
しかし、ジョイボーイが「巨大な戦い」の中で戦死したかどうかはよく分からないところです。
一方、イムの勢力とジョイボーイ(ニカ)の勢力の全面戦争を描いた宝樹アダムの壁画(
1138話)の左半面にニーズホッグは明確に描かれていないため(中央の宝樹アダムの上にニーズホッグらしき竜が描かれている)、
ニーズホッグがこの全面戦争に参加していたのかは定かではありません。
宝樹アダムの壁画には神典(ハーレイ)から読み取れる情報以上の情報が描き込まれており、ニーズホッグほどの巨大でアイコニックなドラゴンが仮に参戦していたのであれば、必ず描かれていそうなものです。
しかし、描かれていないということは、
全面戦争の前にドウザンがイムに殺されていたことが考えられます。
イムは自身のために戦う兵を欲しているようですが、何のための兵かと言えば、今後起きると予想される「巨大な戦い」のためなのかもしれません。その戦いの前に、
自身の兵にすることができない厄介な者をここで消そうとしており、それが、かつてイムがドウザンを始末した状況と同じなのではないかという話です。
・ラタトスクの氷
イムが憑依していた
軍子は
ラグニルのラタトスクの能力により氷漬けにされています(
1178話)。
その後、エルバフにアクマの姿で現れた
イムは通りすがりに、軍子が閉じ込められているラタトスクの氷に
魔気(オーメン)で爆撃しています(1180話)。
その後、軍子について
キリンガムは「死んでんなァありゃ」(1182話)と発言していましたが、実際は軍子は氷漬けにされたままで、
イムによる爆撃はラタトスクの氷に全く効いていない様子です。
ラタトスクの氷はラタトスクにしか溶かせない(
1179話)というのは、どうやら本当のようです。
・エスペリア王国
(イムが憑依した)
軍子と交戦した
ブルックと
ウソップのもとには
ナミと
ジンベエ、そして
フランキーが集まっています。
軍子(「あの女」「あの子」)のもとへ一人で向かい交戦したブルックに(
1173話)、ウソップたちは軍子が何者なのか説明を求めますが、ブルックも混乱している様子です。
ブルックは軍子を「
シュリ姫」と認知していますが(
1173話)、シュリ姫が生きていれば
77歳のはずで軍子の見た目が実年齢に合いません。しかし、軍子はブルックを知っている様子で、「逃げてブルック!!!」と言って”矢印”の拘束を解いてもおり(
1173話)、ブルックは「最初の人格」「我々を助けた人格」「悪魔の姿」の3つの人格を見たようだと表現しています。
「最初の人格」はブルックとの記憶を取り戻す前の”軍子”の人格、
「我々を助けた人格」は記憶を取り戻した後のシュリの人格、
「悪魔の姿」はイムが憑依した状態です。
これについて軍子が何者かに操られている可能性を問われると、ブルックは「
当時はそんな事考えもしませんでしたが 今日…ここで見た人間の”悪魔化”に胸がざわついて仕方がない」と言います。
ブルックにとって「シュリ姫」は
恩人の命を奪った人であり、”
父殺しの姫”と呼んでいます(
1173話)。一方、軍子に蘇った記憶(
1149話)では、シュリ姫(仮)は「お父さま〜〜!!」と泣き叫んでおり、シュリ姫(仮)が父親を殺したわけではなく、目の前で父親を殺されたように見えます。

1149話
ブルックの認識とシュリ姫の父の死の真相は異なるようで、
これには”悪魔化”が関わっていたかもしれないという話です。
そして、本話からは
ブルックの回想が始まっています。
舞台は
70年前の”西の海”、「楽器職人達の国」
エスペリア王国。
登場人物は、
エスペリア王国「護衛戦団」奇襲部隊隊長 ”
鼻歌のブルック”(20歳)
エスペリア王国王女
シュリ(7歳)
エスペリア王国国王
ルーヴェン
エスペリア王国王妃
キャンデル
ブルックは”速斬り”の名手として人気で(音楽は不評らしい。エスペリア王国はクラシックが主流のため?)、”鎮魂曲・ラバンドゥロル”の愛称である”鼻歌三丁矢筈斬り”は国民にも知られているほどでした。また、シュリには剣技を指南していました。
元「護衛戦団」団長のキャンデルも国民に人気で、ブルックの憧れでもあります。
キャンデルとブルックの二人がエスペリア王国のスターであり、この時、国は平和だったと言います。軍子の記憶(
1149話)の断片の描写からは、
”事件”が起きるのは何年か後、シュリがもう少し成長した時だと予想されます。
現時点で経緯は不明ですが、シュリはその後、聖地マリージョアへ移っており、56年前の時点では、イムの侍女として
軍子らしきオッドアイの人物が登場しています(
1155話)。
拉致されかけた
ビビとシュリの境遇は似ており(国王の父親が殺されている)、今回の回想では、イムがビビを欲していた理由が明らかになるかもしれません。
そして、もしかすると、それはイムがマリージョアの外に出ることができない身体であることと関係があるかも?
