・19本の武器
前回、
イムの剣”
虚無剣(ボーフー)”に貫かれた
ルフィ。
ルフィは大木に磔にされた格好となっており、さらに”
虚無剣(ボーフー)”は「生気を喰らう」剣らしく、身動きが取れません。イムは「何本で息絶える?」と言って、”魔気(オーメン)”により再び剣”
海神剣(フラガラッハ)”を出現させ、ルフィに突き刺します。
イムがオーメンから出現させる剣は”虚の玉座”の周りに突き立てられた「世界政府」を創造した(イムを除く)
19人の王の武器を再現したものらしく、
前回、ロキを貫いた”
怨魔剣(スティグマ)”もその1本でした。
その他、”
混沌剣(トーフー)”、”
天罰剣(ネメシス)”もそうです。著名な刀工名の”
村正(むらまさ)”も武器の1本として名前が挙がっています。
一方、
ゾロと対峙している
ソマーズにはシェパード家始祖の武器”
憤怒剣(グラム)”、
サンジと対峙している
キリンガムにはリモシフ家始祖の武器”
聖命槍(ロンギヌス)”が与えられており、神の騎士の二人は先祖の伝説の武器で戦っているわけです。
本話(1189話)ではさらにイムが3本目の武器として”
刑天の斧”を出現させて、ルフィに突き刺そうとしたところで
ギャバンが助太刀に入っています。
ギャバンの斧二刀流に対して、イムは新手の武器”
骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)”を出現させて”
刑天の斧”との二本持ちで対抗します。
ギャバンは覇王色の覇気の斬撃(”神門(カムド)”、”八千梟師(やちたける)”)でイムに圧をかけるものの敗れてしまったようで、戦いの末、左腕を失って倒れている状態でルフィに発見されています。
イムはここで確実にルフィを仕留めようと目論んでおり、ルフィは満身創痍ですが、ギャバンが時間を稼いだおかげで多少回復して再びイムと戦闘できるようになったのでしょうか。戦況は厳しいです。
・ジョイボーイの言葉
ジョイボーイについて何か知っている物言いの
ギャバンに対して
イムは「何を知っている」と問うと、ギャバンは「
ジョイボーイの言葉」だと答えています。
続けて、「
ただし勘違いするな…おれ達は見ず知らずの昔の男に従う気はねェ…ウチの船長の夢の行方を見届けてェだけだ」と言います。
ここで言う「ジョイボーイの言葉」とはロジャー海賊団が最後の島(
ラフテル)で発見したジョイボーイの足跡(
967話)だと考えられます。
これについて、
おでんの日記では”最後の島”で、”空白の100年”、”Dの一族”、”古代兵器”、ワノ国がかつて世界と接していたこと(つまり開国していた)など世界の全てを知ったとあり、そして「
涙が出る程 笑った」と書かれています。
ゆえに島の名前が「Laugh Tale(笑い話)」=ラフテルと名付けられるわけですが(
967話)、今回の「ジョイボーイの言葉」という発言から、
ラフテルには財宝や遺物だけでなく、ジョイボーイの遺言が遺されていると考えられます。
また、ギャバンが「ジョイボーイの言葉」について「見ず知らずの昔の男に従う気はねェ」とも言っていることから、
ジョイボーイの遺言は後世の者に何か託したメッセージだと考えられます。
そして、それは「
約束」に関わることのはずです。
さらに、ギャバンが「見ず知らずの昔の男に従う気はねェ」と言う一方で、「ウチの船長の夢の行方を見届けてェだけだ」と考えているということは、ジョイボーイの遺言を果たすことが
ロジャーの夢(966話)につながることだと考えられます。
ロジャーの夢とは海賊王になった先にある目標のことです。
光月おでんの航海日誌を知っているヤマトの発言から、
ロジャーの夢と
ルフィの夢は同じだったことが判明しています(
1000話)。
いわゆる
ルフィの夢の果てについては、これまでに何度か考察している『ONE PIECE』の大きな伏線の一つです(
1000話考察、
1060話考察)。「約束」を果たした先にある光景のはずですから、伏線が回収されるのは物語の一番最後になる可能性が高いです。
