LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 【フィギュア】 SCultures BIG 造形王頂上決戦3 vol.2 錦えもん 【レビュー】
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バンプレスト 「SCultures BIG 造形王頂上決戦3 vol.2 錦えもん」のレビューです。


自立可能、高さ21センチ

炎を斬る〝狐火流〟剣術を使うワノ国の侍〝狐火の錦えもん〟。ポーズは二刀流の錦えもんが背中で剣を受けつつ、左手で鯉口を切っている(鍔に親指を押し当てて剣を抜く準備をしている)というもので、オリジナルです。原作(761話時点)ではまだ錦えもんが剣士を相手にした戦いは描かれていませんね(半身でブルックと戦ってましたけどw)。





顔はモモの助を助けるためパンクハザードに来た時の鬼の形相を再現。目は平面的ではなく、目の周りが彫られ、瞳も彫られています。開いた口の中は歯と舌が再現され、凹凸のくっきりとした表情(造形)をしているため、樹脂肌ですがチープな印象はあまり感じません。気になるところを強いて言えば、おでこが細長く感じることでしょうか。
ちょんまげヘアは結られた髪の毛が細かく造形されて再現度が高いです。




着物の右半分=赤い部分は樹脂色でテカりがかなり目立ちます。このフィギュアの着色は単色塗装か樹脂色、プリントで製作されており、陰影は全て光によって自然に作られているものです。この自然の影を活かすため服皺は山谷がはっきり造形されています。着物の表面には細かい線がびっしり刻まれており、布の繊維が再現されています。これによって、樹脂色と単色塗装で作られた着物のチープさは多少は緩和されている気がします。

刀は刃が明らかに丸く、見るからに切れそうにありません。もう少し鋭利だった方が良かったです。また、個体差なのか刀の先が着物に刺さりかけています(パッケージのサンプルはもう少し浮いているのですが・・・)。刀は手のひらでダボ接着されています。というか、親指と人差し指で軽く持ったようなこの握りで攻撃を受けることが出来るのだろうかと。



おそらくワンピースに限らずフィギュアとしても珍しいこのポーズ。首筋には血管が浮き出て、胸元にはゴリゴリの筋肉がちらっと見えています。腕の筋肉の筋と隆起がリアルです。




左手で鯉口を切っているところ。この刀は抜刀できず鞘と一体になっており、左手とは接着していません。親指で鍔を押しているようにするには、鍔を左手側に押し込んで親指に引っかけて固定します。接着はされていないものですから、少し触ると外れてしまい親指が浮いてしまいます。写真も浮いているものがいくつかありますが、触らなければ勝手に外れることはないはずです。
鞘の柄はプリントです。




足の指一本一本まで神経が通っているような丁寧な造形で、踏ん張っている様子がよく伝わってきます。かかとが浮いていますが、下駄のおかげで自立可能というわけです。すね毛はプリント。


下駄の裏には鼻緒の留金も再現。穴は台座と固定するダボ穴です。




後ろから見ても絵になるポーズですね。クロスした鞘が効果的です。



もっこり。

着物は裾の縫い付けも再現されています。裏地は謎のモコモコ?仕様。これは褌なんですかね…?



屁 「見過ぎでござプー」


台座は造形王2とほぼ同じ仕様。この錦えもんの場合は、さすまたをちょうど股の下にはめて支えます。後ろに倒れやすいですが割と安定して自立するので、とりあえず台座は使わずに飾っておこうと思います。不具合があれば台座に戻す方針で。


造形王SPゾロと一緒に、共闘っぽく。サイズは同じぐらいです。錦えもんの身長は3メートル近くあるので(ブルックとほぼ同じ)、スケールは合っていませんけどね。


以上、造形王 錦えもんのレビューでした。

原型師が造形の腕を競い合うバンプレストフィギュアコロシアム。造形王頂上決戦3からは大会ルールに「単色塗装」が追加され、グラデーション塗装やシャドウ、汚し表現が不可になりました。「単色塗装」ルールは製品にも適用され、本シリーズは第3弾にして大きな転換がなされたわけですが、彩色原型が元より単色塗装なので、製品化による塗装の劣化というものはなくなったことになります。しかし、劣化は無くなったとして結局のところ品質はどうなのかと。その点については、端から単色塗装であることを考えて工夫された造形がされている場合が多いので、単なる単色塗装のチープなフィギュアとはわけが違います。この錦えもんフィギュアも然り。

凹凸のはっきりした造形、それによってできる自然の陰影。着物の質感を再現した表面の緻密な彫り込み。さらに、表情や斬新なポーズからは歌舞伎浮世絵のような雰囲気が出ており、単色塗装であるデメリットをあまり感じさせません。それにしても絵になるポーズです。

サイズと重量は大会新レギュレーションギリギリに作られており、腰を落としたポージングなのでスケールは大きく、実物はかなり大きく感じる迫力のフィギュアです。錦えもんのフィギュアはこのサイズで今後出るかどうか分かりませんが、おそらく決定版になりそうな完成度ですから、是非とも手に入れておきたいアイテムです。個人的には造形王3のベスト3に入ります。直近のレビューはその残り2つの予定。

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無題
チェ
箱開けて組み立てた瞬間真っ先に出た感想が、
「なんでこれが一回戦負けなのか全く理解できない」
でした。
まぁ今さら言ってもしょうがないんですけどね。
残り二つのレビューも楽しみにしてます。
2014/10/06(Mon)11:26:01
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