・鬼ヶ島の戦い
侍同盟と百獣海賊団(+ビッグ・マム)の決戦の場は満月が照らすドクロドームの屋上とカイドウの屋敷のライブフロアの2つに大きく分かれています。
<ドクロドーム屋上>
百獣海賊団側の戦力:
・カイドウ
・ジャック、七鬼(ナンキ)、ギフターズ→戦闘不能
侍同盟側の戦力:
・錦えもん、傳ジロー、イヌアラシ、河松、アシュラ童子、雷ぞう、菊之丞、ネコマムシ、イゾウ
・ミンク族の侠客団、銃士隊→戦闘不能
988話
満月の光の下、本話ではネコマムシとイヌアラシの
月の獅子(スーロン)の姿がお披露目になっています(特に意外性はないですが)。スーロン化したミンク族に対して、獣型(マンモス)に変身した
ジャックが奮闘していましたが、スーロン化した
ネコマムシと
イヌアラシの強さは圧倒的だったようで(カイドウはジャックが負けて当然だと二人の強さを評価している)、二人に目立ったダメージを与えることなくジャックは倒れています。この戦いで、ネコマムシとイヌアラシを除くミンク族は全て倒れ、百獣海賊団側はジャック、七鬼(ナンキ)、ギフターズらが倒れ、残るは大将のカイドウのみとなりました。侍同盟側としては当初の目論見通りです。
ジャックに対してネコマムシとイヌアラシは強すぎると評価するも、赤鞘の侍9人に対峙する
カイドウは余裕の態度を崩さず、龍の姿からお得意の”
熱息(ボロブレス)”を繰り出します。カイドウは何発避け切れるか見物だと豪語しますが、
錦えもんがこれを”
狐火流 焔裂き”で斬り裂いて攻撃を無効化し、その上、カイドウに一太刀浴びせるのでした。
狐火流の剣術は炎で焼き斬ること、炎を斬り裂くことを奥義としており(672話)、錦えもんは爆発すらも斬ってみせたことから(672話)、爆風に近いもの思われる”熱息”も同様に斬ることができるようです。そして、錦えもんがパンクハザードの竜(ドラゴン)が吐く炎を”狐火流 焔裂き”で斬り裂いていたのは(682話)、今回のカイドウ戦の伏線となっていたようです。また、カイドウがおでん城に向けて”熱息”を放った際(922話)、錦えもんがお鶴の安否を確認するために退場していたのは、今回の演出上の都合もあったことが窺い知れます。
<ライブフロア>
百獣海賊団側の戦力:
・キング、クイーン、飛び六胞、八茶(ハッチャ)、真打ち以下の百獣海賊団船員(アプー、ホーキンスなど)、ビッグ・マム(場外)、元オロチ軍の侍・忍者
・四鬼(ジャキ)、五鬼(ゴーキ)、十鬼(ジューキ)→戦闘不能
侍同盟側の戦力:
・麦わらの一味、ヤマト、任侠、侍、ハートの海賊団、キッド海賊団
989話
前回、裏切り行為(ローを逃した)がバレて窮地に立たされた
ドレークは弁解不可能と判断して、ルフィたちとの共闘を申し入れるのでした。ルフィはいつものようにあっさりと、その申し出を受け入れますが、その場にいた
ゾロ、
フランキー、
ジンベエはドレークが信用できないとして受け入れません。ドレークは海軍本部機密特殊部隊「sword」の隊長(
956話)であることを明かす訳にもいかず、ドレークの真意を知っている読者からするともどかしいわけですが、これには嫌われ者(笑)の
アプーが図らずも潤滑油となり、ゾロとドレークの共闘が成立します。
ドレーク「こいつ(アプー)は元から嫌いなんだ」
ゾロ「何だ気が合うな!共闘成立だ!!」
既にクイーンらからどこぞのスパイ認定されているドレークは
クイーンのガトリングガン狙撃も受けています。ドレークは「こんなものでおれを殺せると」思っているのかと疑問に感じますが、ふと「
まさか この弾…!!」と動揺しています。ワノ国は海楼石が生まれた国で、海楼石の加工技術が優れており、ホーキンスが釘状の海楼石を使用(
924話)していたことを考えれば、ドレークが動揺したクイーンのガトリングガンの弾は海楼石製と考えられます(
追記:コメントで「疫災弾」の可能性もあるのでは?と。確かに!)。
鬼ヶ島の乱戦は例によって麦わらの一味各人の個別戦闘に移っていく様相で、
ページワンと
うるティの飛び六胞姉弟は
ナミと
ウソップが相手することになるようです。
フランキー将軍はナンバーズの
八茶が相手です。パンクハザードから買い取った古代巨人族の失敗作(
989話)とされるナンバーズは10人いるそうで、四鬼(ジャキ)、五鬼(ゴーキ)、十鬼(ジューキ)の3人は戦闘不能になっていることから、残りのナンバーズは7人です。フランキーラディカルビームはすでに四鬼に放っており、燃料のコーラが足りなくなることから、フランキー将軍が残りのナンバーズ全てを相手するということにはならなそうです。
ナンバーズは獣っぽいので、
お玉のきびだんごが効くのではと思う訳ですが、カイドウの屋敷潜入の際、ジンベエとロビンの背後に見られた
人影の正体(
979話)は未だ明らかになっていません。