セコム株式会社と株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は、集英社と東映アニメーションの協力の下、開発した「
AIルフィ」が受付業務を行う実証実験を集英社のオフィスにて開始したことを発表しています(実験期間は3月24日から4月15日まで)。
「AIルフィ」の開発は、セコムが提供する「
バーチャル警備システム」がベースになっています。音声合成、人物検出、音声認識、対話ロジックにおいてAIが使われており、運用していくうちにAIが学習して会話のバリエーションを増やし、受付の品質向上が期待されるそうです。
ルフィの合成音声は、アニメのルフィ役・田中真弓さんが事前に収録した学習データをもとに生成し、自然な発話を実現しているとのことです。
今回の実証実験では、「AIルフィ」が集英社で来訪者への応対や検温を促す挨拶、道案内などを行うそうです。そして、キャラクターAIの実用化に向けたシステム開発と事業化の検討をしていくとのこと。
今回の実証実験は一般公開はありませんが(
※集英社へのAIルフィ目的の見学や取材はお断りとなっている)、今夏には一般向けの実証実験が予定されているそうです。
「AIルフィ」の中に「AIナミ」や「AIゾロ」「AIサンジ」が同居していて、来訪者によって応対するAIが入れ替わったり、AI同士の掛け合いがあったら最高ですけどね。例えば、AIゾロが道案内しようとして、AIナミが割り込むとか、女性の来訪者にはAIサンジが割り込んでくるとか。…技術的に難しいでしょうけど。
参考:セコムのバーチャル警備システム 紹介動画
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