2010年に起きたワンピースフィギュアブームは中国、台湾などにも波及しますが、国内の版権フィギュアは海外流通しておらず、海外では海賊版フィギュアが流通することになります。
2012年頃にはライセンス無しにオリジナルのワンピースフィギュアを違法に作る中国メーカーが登場しました。
2014年以降には、麦わらストアの海外出店が始まり、国内の版権フィギュアが海外でも販売されるようになりますが、この頃には自営業のような形態で、オリジナルのワンピースフィギュアを違法に制作し、販売する海外(中国、台湾など)の原型師が現れ始めます。
ルクセンブルクのフィギュアメーカー
TSUMEは2013年にONE PIECEの海外ライセンスを取得してワンピースフィギュアの販売を開始しますが、著作権があってないような中国においては、2016年の時点で違法ワンピースフィギュアが溢れかえっていました。
いつの間にか海外に違法ワンピースフィギュアが溢れ返っていた件(2016年版)
続・いつの間にか海外に違法ワンピースフィギュアが溢れ返っていた件(2019年版)
その状況は現在も変わっていませんが(それに関してはまたの機会に記事にする予定)、2020年以降にTSUMEのように
正式にライセンスを取得してフィギュアを製作・販売する海外メーカーが急にいくつも現れ始めた模様です。
これらライセンスの真偽は不明ですが、ライセンスを取得したメーカーが急に現れ始めたのは、ONE PIECEのアートプロジェクト「
BUSTERCALL」が契機になっている可能性があります。2019年10月から順次発表されたBUSTERCALLプロジェクトでは、200組ものアーティストが参加しているわけですが、その中には普段、版権イラストやフィギュアを無許可で販売している海外のイラストレーターや原型師が多数含まれていました。
そのような事情からライセンスの取得に関して規定が緩くなった、あるいは取得のハードルが低いと認知された可能性があります。規定が緩くなったためにBUSTERCALLプロジェクトが可能になったとも考えられます。実際のところは分かりませんが。
そんな
海外の公式ワンピースフィギュア(仮)たちです↓
※監修中を含みます。