LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 声優・田中真弓、少年役以外やらせてもらえなかった苦悩の時代
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エンタメ情報サイト「otoCoto」にて企画されている、声優の古川登志夫さん(『ワンピース』ではエース役)と平野文さん(『ワンピース』ではマザー・カルメル役)をMCに据えた声優インタビューシリーズにルフィ役の田中真弓さんが登場しています。インタビューの中で、『ワンピース』(1999年放送開始)のルフィ役オーディションがあった当時に真弓さんが抱えていた悩みが語られていました。

インタビュー全文はこちら↓
(前編)レジェンド声優インタビュー 田中真弓[伝説キャラ編]
(後編)レジェンド声優インタビュー 田中真弓[少年キャラ編]

平野:さて、真弓さんと言えば、マコさん(編集部注:孫悟空役・野沢雅子さんの愛称)と並ぶ少年役の名手。少年役をやり始めたのは『ダッシュ勝平』(1981年)から?
田中:それまでもちょこちょこやらせてはいただいてたんですが、田中真弓=少年役と皆さんに認識されたのは『ダッシュ勝平』が最初だと思います。
平野:でも真弓さんは、声優として活躍し始めてからも、舞台女優を続けていたのよね?(編集部注:田中さんはテアトル・エコー所属の舞台女優としてデビュー後、1988年には劇団「おっ、ぺれった」を結成するなど、演劇の世界でも精力的に活動されていました) 少年役ばかりやらされることに対して抵抗はなかったの?
田中:そんなことは全然なくて、少年役は楽しくやってはいたんだけど、ちょうど『おそ松くん』(1988年)の頃かな、お芝居を観たお客さんのアンケートに「チビ太が女装をしていて気持ち悪かった」って書かれたことがあって……。私って、基本的に地声で芝居をやるもんだから、『おそ松くん』を観ている人からすると、30代の女がチビ太の声で喋っているように聞こえちゃうみたいなんです。
平野:真弓さんの声が少年の声として定着してしまったがゆえのギャップですね。
田中当時は、チビ太やクリリンに自分の声が取られたような気持ちになりましたね。自分は舞台俳優のつもりでいるんだけど、その声を聞くと、皆が違う絵を思い浮かべてしまうという。この先どうしたらいいんだって迷った時期がありましたよ
古川:売れっ子ならではの「壁」だよね。
平野:じゃあ、真弓さんとしては、少年以外のキャラクターもやりたくなったんじゃない?
田中:やりたかったですね。だから、仲の良いディレクターや、事務所のマネージャーにはオーディションでも良いから、おばさんの役、大人の女の役に挑戦させてくれってずっと言ってました平野:等身大の田中真弓ができる役をやらせてくれ、と。
田中:ところがそれに対する返答は、「少年役だと必ず真弓くんの名前が挙がる。でも、おばさん役に君の名前は挙がらないんだよ。そして、自分が挙げようとも思わないんだよ」で……。
古川:そもそも、イメージできなかったのかも?
田中:おばさん役といえば、当時は片岡富江さん(『オバタリアン』絹代役など)、青木和代さん(『ドラえもん』ジャイアンの母役など)でしたからね。私としては落とされても良いので、せめて受けるだけでも……という気持ちだったんですけど、ダメでした
平野:受けさせてすらもらえない……。
田中でも、そんな話をほうぼうでしていたら、どこかでそれが『ONE PIECE』(1999年)の原作者である尾田栄一郎先生の耳に入っちゃったらしくて……。ルフィ役をいただいた時に、「田中さんにはお願いできないと思っていました」なんて言われたことがありました。私としては、おばさんの役「も」やりたいよってくらいのつもりだったんですけどね
平野:でも、逆に言えば、少年役こそ、限られた人にしかできないわけじゃない。声質とかセンスとか、できない人には絶対できないでしょう?。
田中:声質は大きいですよね。私が若い女性の声を出せないように、少年の声を出せない人がいるのは分かります。
平野:そして、なによりセンス。私は真弓さんの少年役を聴くたびに「どうしてこんなにも媚びることなく、サラリと自然に、少年という役を演じることが出来るんだろう」って不思議を通り越して感服しちゃうの。だって、少年と少女って全然整理が違うわけじゃない?
田中:実は、同じことを小学生向けの教材のインタビューで聞かれたことがありました。「田中さんは、どうしてそんなに素敵な男の子の声を演じられるんですか?」って。
古川:なんて答えたの?
田中:ストレートに「こういう男に抱かれたいと思ってやっています」って答えたら、「それは載せられません」って言われちゃった(笑)。
平野:それは書けません(笑)。
田中:そうしたら、ライターさんってすごいのよね。「すてきな男の子の役をやるときには、自分にとっての理想の男性をイメージして表現するんです。女性としての自分の思いをそこにこめるんです」って、きれいに意訳してくれて(笑)。
古川:これなら子供が読んでも大丈夫(笑)。

「声優・田中真弓が語る 『ドラゴンボール』が30年以上続く中で各キャラと作り上げた型」より抜粋


真弓さんの少年・非人間以外の役ですぐ思い浮かぶのは『サクラ大戦』の桐島カンナ、『ドラゴンボール』の占いババ、『宇宙兄弟』の母ちゃん、現在放送している第6期『ゲゲゲの鬼太郎』の砂かけばばあ(妖怪ですけどw)、と今でも片手で収まる程度です。栄ちゃんのエピソードはおそらく連載10周年記念に発売された雑誌「ONE PIECE 10THトレジャーズ」(2007年発売)に載っていた対談のことを言っているのだと思います。

田中:新しい漫画をアニメにする時に、主人公が私でいいのかな、と思ったの。ジャンプで言ったら『ドラゴンボール』のクリリンなわけじゃないですか。そのイメージが強いでしょ?
尾田:それは、毎回聞いていれば変わってくるから。僕は逆に、真弓さんが嫌がってるんじゃないかと…少年の声をやりたがってない、って聞いてたから
田中:女もやっていて少年もやる女優もいるけど、私は少年オンリーだから…20〜30代まではよかったけど、40〜50代となってきて、何か嫌だったの。でも、本当にやりたくなかったら、オーディションには行かないわよ。
尾田:僕もそうだと信じてました。嫌ならその時点で断ってくれるんじゃないかって。でも現場としては、仕事場の空気を作る「座長」が必要だって意識があるらしくて、田中真弓でいこうという話になった。
田中:他に座長になれる人がいれば、ルフィは私じゃなかったかもしれないと。そしたら他のメンバーも違うメンツだったかもね。何か、運命的なものを感じます。
尾田:そうですね。僕はただ、クリリンとかパズーの声の人がいいって、ファン的に言ってただけなんです。現場に対しては別に…自分の作品が初めてアニメ化するわけだし、僕は何の経験もないから、プロの意見を聞こうと。
田中:「おれの原作があってこそだろ」って言う原作者も多い中で、偉いよね。
尾田:言ったら責任が生まれるじゃないですか。最後まで責任取れるわけじゃないし、最初から遊んで下さいよって渡しちゃった方が簡単ですよ。スタジオ内の雰囲気まで計算しているなんて、プロの仕事だな…って感心してます。そこまで考えてるんだから、いい雰囲気ができて当然なんですよね。それは第一話を観て感じました。いい人達に出会えたな、って思ってます。

ONE PIECE 10TH TREASURES「『ONE PIECE』10周年記念スペシャル対談」より抜粋


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