メガハウス　Portrait.Of.Pirates "Sailing Again" ブルック のレビューです。



高さ29センチ

”ソウルキング”こと新世界編のブルックです。でかいです。

顔アップ



劇中ではあまり見せない本気モードの表情です。アフロの骨ならば大抵は問題なくブルックになってしまうわけですが、眼窩（目のくぼみ）まわりに表情があり、実にブルックらしい骨となっています。頭蓋骨のバランスもブルックに特徴的なものを再現しており、”ただの人骨”だったこれまでのPOPブルックとは一線を画しています。



表情パーツはアフロ頭とダボ接着で差し換え可能。眼窩は黒く塗装されていますが、眼底はありません。表情パーツを装着した状態で目の奥が黒く見えるのは、奥にあるアフロ頭の黒というよりは影になって黒く見えています。



サングラス



サングラスのレンズ部分はクリアパーツ。コメカミとアフロの間にフレームを差し込むことでサングラスを固定し、目（ないですけども）にも、おでこにも掛けることが出来ます。

　サングラスなし


頚椎は控えめながら横突起（側面の突起）と棘突起（背面の突起）が造形されています。リアルじゃないことを評価しますｗ　頭部と首はボールジョイントです。



帽子


帽子の冠はメタリックカラー。帽子には磁石が内蔵されており、アフロ頭とは磁力でずり落ちないようになっています。マグネット着脱式のギミックはPOPでは初でしょうか。おかげで、帽子を固定するための余計な造形がないため、帽子を外した状態でも問題なく飾ることができます。





もこもこマフラー（かき揚げではない）は着脱可能。ひと房（？）ごと細かく線が彫られています。ベースはクリアパーツのようですが、塗装が濃いため写真では分かりませんね。見た目が重い印象なので（実際重い）、もっと透明感を出して軽い印象にした方が良かったかもしれません。



胸のスカーフも取り外すことが出来ますが、開いた胸の部分に骨の造形はありませんでした。見えないところに、お尻の造形や下着の造形、乳首の着色などをしているPOPシリーズにおいて、これは手抜きと言えますｗ



裾後ろの皺の造形は芸が細かいです。



魂の喪剣




右手に持たせた魂の喪剣（ソウルソリッド）の角度調整はできますが、摩擦次第なところもあります。刃はメタリック塗装。




頭頚部に比べ、手の骨はなかなかリアルです。

エフェクトパーツ





エフェクトパーツにより、黄泉の冷気を纏い凍えたソウルソリッドを再現。




パンツ




花柄はプリント。溝を彫って縫い目が表現されています。革靴はパール塗装で、質感はいい感じです・。・
ただし、台座はでかい〆

差し換え表情＋差し替え手



顔アップ


差し換え表情は「ボーン!」って感じの表情ですｗ






剣を持たずにデフォルトのポージングのままだと、何だかよく分からないことになってしまうわけですが、実は頭部の他、腕もボールジョイントになっているため、割と色々なポージングをつけることが可能です。



ちなみに、ボールジョイント部が白いのは骨を表現したのでしょうが、隙間から白が目立ってしまって、気が利いているのやら、いないのやらって感じですｗ





サタデー・ナイト・フィーバー！





右腕と左腕をつけ替えることでこのようなポージングも可能です。


※以降、左腕に間違って右手を取り付けてしまっていますが、気にしないように〆



こちらの表情の方がやはり、馴染み深いですね。



言い忘れていましたが、腰もボールジョイントになっています。ただし、可動域は狭いです。



一緒に飾る


POP SAルフィ・ゾロ・サンジと一緒に。新世界編の各自の身長はルフィ＝174cm、ゾロ＝181cm、サンジ＝180cm、ブルック＝277cmなので、SAシリーズの一味（ナミも）は今のところ、概ねスケールが統一されているようです。POPブルックの腰を屈めたポージングは新しく、そのおかげで身長差をうまく再現できています。



以上、POP SAブルックのレビューでした。

おそらく、ブルックの表情をここまで細かに再現したフィギュアは初です。確かに骸骨であるが、リアルすぎず、それでいてブルックらしいという具合で、これまでのPOPブルックとは全く異なります。”ただの骸骨”フィギュアに魂（キャラクターらしさ）が乗っかってブルックになりましたという話です。
なお、差し換えの表情パーツは、シリアスな表情とコミカルな表情が付属。どちらも似ています。

長身であり、骨ゆえの細身の体型も大胆なポージングを活かしてうまく再現されており、ブルックフィギュアの決定版と言って間違いないでしょう。ポージングはソウルソリッドを前に突き出した状態にほぼ特化していますが、肩、腕、頭がボールジョイントになっており、帽子やマフラーは着脱可能であることから、それなりにポージングをつけて遊ぶことは可能です。デフォルトのポージングはかなり場所を取ってしまうわけですが、腰を屈めたことでSAシリーズの一味とスケールを合わすことが出来ているので良しとしましょう。

――このブルックはいいブルックだ。


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