LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 尾田栄一郎「この一コマが今日の『ONE PIECE』を作ったんです」【ジャングルの王者ターちゃん♡】
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最新画集「COLOR WALK 7 TYRANNOSAURUS」掲載の徳弘正也×尾田栄一郎 対談より。栄ちゃんは『ONE PIECE』連載前の新人時代、担当編集が同じだった徳弘正也先生のもとでアシスタントを経験しています。20年ぶりに再会したということですから、アシスタントを辞めて以来、徳弘先生とは会っていなかったという栄ちゃんですが、自身が担当した『新ジャングルの王者ターちゃん♡』のある一コマについて、ずっと言えなかったことがあるそうな。



問題の1コマはこちら↓(281話)

徳弘先生は細かな人物もアシスタントに任せず自身で描く主義であるため(※栄ちゃんは徳弘先生からもらった「描き込みは伝わるんやで」という言葉を胸に掲げて、弟子としてそのスタイルを受け継いでいる)、その徳弘先生から任せてもらえた重要な仕事とあって、栄ちゃんは意気込んで描いたそうですが、「この絵の大きな欠点に気づかず、徳弘先生に原稿を渡してしまった事が今日に至るまでずっと心にひっかかっていました」と言います。

尾田:ぼちぼちアレを言おうかなぁ…。ずっと心にひっかかってた事があるんです。このコマ、おぼえてますか?
徳弘:あぁ、これ尾田君が描いたやつだよね?
尾田:すごく信頼して任せてもらったコマで、僕は嬉々として描きまして。でも完成画を渡したとき、徳弘先生が「あれ、納得してへんの?」と言われたんです。結局、そのまま受け取ってもらったものの、あとでジャンプを見たときゾッとして。人物の顔形が全部同じだったんです
徳弘:人物の集合って小さいからよりデフォルメして、バラバラに描かないとダメだよね。
尾田:僕描いたときの状況をはっきりおぼえてます。まず輪郭が全部同じで。
徳弘:じゃあ全部同じ顔になるな(笑)。
尾田:それまでの僕のマンガがまさにそうで。要はシルエットで描き分けてない事に気づかされたんです。でも、徳弘先生の大事な作品の中に、なんてものを描いたんだとすごく後悔してて。その後も先生に言い出せずにいて…。
徳弘:じゃあ今日、許したるわ(笑)。
尾田:ありがとうございます。やっと言えた…。でもこの日から僕、大きく変わったんです。いろんな輪郭を描いてから全部違う顔を作る練習をして。今日、『ワンピース』があるのはこの一コマがあったからだと思ってます
徳弘:失敗を自分の反省点にして改善しようと思う人と思わん人がいるやん。そこで尾田君は思ったんや。平凡な人は思わへん。そこでヤバイと思えるかが売れる・売れないの分岐点やろうね。
尾田:僕にとって、あの時このコマをそのまま受け取ってもらった事が感謝であり、自分にとってのすごい分岐点なんですよ。まぁ、今は本当にやりすぎで、ワケ分からないくらいになってるんですけど。でもそれぐらいキャラクターはシルエットで見るのが大事だと、このとき教えてもらいました。
徳弘:気持ちだけで嬉しいよ。
尾田:とんでもないです。
徳弘:毎年お中元とお歳暮も、もらってるしな(笑)。
尾田:一生送り続けます(笑)。


このコマは徳弘先生が世界中の人々を描いてほしいと依頼したもの。栄ちゃんが今はやり過ぎと言うように、もし、ワンピースの世界でそれをやろうとすると、まず一つの枠に収まらないというねw


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