LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 【最新話】 SMILEの副作用〜笑う軍団とえびす町〜 【第943話】
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第943話「SMILE」

TOPICS
・おでんの拾い物
・SMILEの副作用


・おでんの拾い物

前回、ヤスこと、「白舞」の元大名・霜月康イエは自らを犠牲にして、敵に漏れた錦えもん達の作戦を自身のイタズラであったことにしてこれを庇い、目的を達成した康イエはオロチにより処刑されました。かつての光月おでんの家臣達(赤鞘九人男)は康イエの死を目の当たりにして涙しますが、彼らにとって康イエは、光月おでんにとっての康イエと同様に、メンターだったことが今回の回想で明らかになっています。

光月おでんは将軍スキヤキに縁を切られた後、花の都を追放され、当時、無法地帯だった九里のならず者達をまとめ上げ、町と城を築いたという話でした(920話)。そして当時、ならず者でおでんの信奉者となったのが、後の赤鞘九人男だったようです。つまり彼らは皆、光月家代々の家臣ではないわけです。康イエは当時、ならず者に変わりない彼らにお金を与え、その金で身なりを整え、教養を身につけ、将来「将軍」になるおでんに相応しい家臣になるように指導していたのでした。



この回想には、当時10代?だったと思われる錦えもんカン十郎雷ぞうの他、ネコマムシイヌアラシアシュラ童子の姿が見え、まだ顔が割れていない河松傳ジローは顔が隠されて描かれています。赤鞘九人男の残り1人は菊之丞(お菊)ですが、上のコマでは残り一人の顔はどうも違います。・・・というか、特徴的な髪型から白ひげ海賊団16番隊隊長のイゾウだと思われます。



髪型と和装からイゾウとワノ国の関連は予てから指摘されていましたが、最近ではONE PIECE図鑑(ビブルカード)で彼がワノ国出身であることが確定していました。この回想の人物がイゾウだとすれば、イゾウは白ひげ海賊団に同行した光月おでんの従者としてイヌアラシらと共に白ひげの船に乗り(820話)、おでんがロジャー海賊団にスカウトされた折(820話)に、理由は分かりませんが、おでんに追従せずに白ひげ海賊団に残ったものと考えられます。

錦えもんは現在36歳、カン十郎は現在39歳ですから、この回想で10代後半から20代前半だったとすると、20年のタイムスリップを加えて、この回想はおよそ40年前のエピソードだと推定されます。本来ならイゾウが赤鞘九人男の一人になっていたはずですが、そこに今はお菊が入っているのは、もしかするとお菊とイゾウが兄弟という設定があったりするのかもしれません。

康イエの死を前にしてバツが悪いのはアシュラ童子です。康イエが錦えもん達の作戦を庇って命を賭したことは当然理解できるでしょうし、かつての康イエの言葉が身に沁みているはずです。

ゆくゆくはこの「ワノ国」の守り神となれ!!!

作戦に非協力的なアシュラ童子でしたが、康イエの死を機に同志に加わることでしょう。



・SMILEの副作用
康イエの死に際し、駆けつけたえびす町の者達が大笑いするという異様な光景となった前回日和は、その原因はカイドウとオロチが持ち込んだ「SMILE」だと言いました。



「SMILE」こと人造 悪魔の実はパンクハザードで作られていた、血統因子の応用(698話)とされる「SAD」を原料にドレスローザの工場(738話)で作られているものでした。しかし、SMILEの能力者となる当人達もそうですが、SMILEの製造に携わる人物達についてもこのような話は出てきたことがありませんでした。本話では早速、この謎が明らかになっています。

SMILEはドレスローザの工場で収穫量の10分の1が”使える実”という話でしたが(738話)、この”使える実”と、そうではない残り10分の9の不良品はどうやら見た目では見分けることが出来ないようです。

カイドウの目的はSMILEによって部下達を強化し、”最強の海賊団”を作り上げることらしく、部下達にSMILEをせっせと食べさせるわけですが、強化されるのは10人に1人というわけです。残りの9人はなんとカナヅチになる呪いは成功品と同様に受け、さらに不良品特有のリスクを引き受けることになるようです。

その不良品の副作用というのが笑顔以外の表情が失われるというものであるわけです。つまり、SMILE(笑顔)の名前は不良品の副作用に由来していたわけです。原料のSAD(悲しい)はまたその皮肉でしょう。

そして、百獣海賊団の構成員はSMILEの受給によって3つに分けられていることが判明しています。

一つは、10分の1の”アタリ”のSMILEを引いて力を得た”ギフターズ(与えられた者達)

一つは、”ハズレ”のSMILEを引いた”プレジャーズ(笑う者達)

一つは、SMILEを食べる機会を待つ”ウェイターズ(待つ者達)

ということになっていたわけです。

ウェイターズは存在感が薄いですが、SMILEの副作用に関わる今回の謎はプレジャーズの存在をしっかり考えれば解けない謎ではなかったので個人的にちょっと悔しいですね。なお、これら構成員の見分け方は原則的に、ギフターズは頭に黒いツノが2本、プレジャーズは頭にツノが1本、ウェイターズは頭にツノ無し、と考えて良さそうです。

ウェイターズに関しては、もうSMILEが生産されていないので、もはや何者でもないですね(笑)。また、”最強の海賊団”を目指している割にはギフターズに対して9倍の数がいるカナヅチのプレジャーズを捨てずに置いているところを見ると、カイドウは実は情に熱いのかもしれません。

さらにウェイターズとプレジャーズの存在から示唆的に言えるのは、”ハズレ”のSMILEを口にした者はもうSMILEの力を得ることが出来ないということです。これはカナヅチの呪いについては本物の悪魔の実を再現しているからだと思われます。

えびす町の人達とSMILEのつながりはここからです。

不良品のSMILEは食べられた後も副作用を伝達する効力は果実に残っていると言います(ここで言う副作用は不良品特有の方だけだと思われます)。それに目をつけたのがオロチでした。日々、人が死にむせび泣く「花の都のおこぼれ町」を疎ましく思っていたオロチは、都から出る”おこぼれ”の中にそうしたSMILEの不良品を混ぜたわけです。時間が経つにつれ、おこぼれ町の人達はその果実の異常性には気づいていたものの空腹には勝てず、一人残らず笑顔で明るい町「えびす町」はそうして誕生したのでした。

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無題
ななし
不良率9割、ドフラミンゴとシーザーはとんでもない品質の粗悪品をカイドウに売っていたわけですね
プレジャーズを捨てないところから情に厚そうというのはなんとなくわかりますが、そんな粗悪品を部下に食わせまくるのはどうなんでしょう…w
2019/06/02(Sun)13:40:55
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