LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 白ひげ役の故・有本欽隆「俺、初めてだよ。人気のある役やらせてもらってるの」
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本の情報マガジン「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA発行)の2022年9月号(8月5日発売)は、『ONE PIECE』連載25周年と劇場版『ONE PIECE FILM RED』(8月6日公開)公開を記念して、『ONE PIECE』を30ページにわたり大特集。表紙を原作第1話のルフィとシャンクスが飾っているほか、誌面になんと原作第1話が丸々綴じ込められています…KADOKAWAの雑誌に!!…と言っても、第1話は常時無料公開されているのですけども。

特集では、『FILM RED』から田中真弓さん(ルフィ)、池田秀一さん(シャンクス)、名塚佳織さん(ウタ)の鼎談、谷口悟朗監督のインタビュー、ワンピース好き著名人7名が『ONE PIECE』の魅力を語った寄稿またはインタビューなどが掲載されています。

寄稿:宮木あや子(小説家)、中村文則(小説家)、鈴木おさむ(作家)、武田綾乃(小説家)
インタビュー:オカモトショウ(OKAMOTO'S)、古田新太(俳優)、シルクロード(フィッシャーズ)

ONE PIECEマガジンを除いて、『FILM RED』関連の雑誌の中では内容は一番充実していて面白いと思います。以下、キャスト鼎談から抜粋。


私の船出に必要な仲間は歯科医、眼科医、接骨医…

名塚ルフィが仲間を探し始めた当初から、ずっと音楽家がほしいって言ってたじゃないですか。今回の映画が生まれてみて、もしかしたらルフィの中に、かつて赤髪海賊団にいた音楽家……ウタと一緒に過ごした時間がとても楽しいものとして刻まれていたからだったんじゃないかな、と思っちゃいました。それも尾田先生には偶然だって言われてしまうかもしれないけど、先生は私たちが想像しているより強く、海賊には音楽家が欠かせないと最初から考えていたのかもしれない、って。
私なら、まずは航海士がいないと始まらないと思ってしまうけど。遭難したら、ルフィのように生き残れる自信がないので(笑)。

田中:私は歯科医かなあ。

名塚:歯科医!(笑)。

田中:仕事柄、歯がないのは困ってしまうし。歯が1本抜けたところで、発声はたいして変わらないし、聞いている人にも違いはわからないだろうけど……息がひゅうって抜けてしまうのは気持ち的になんともしまらないというか。

池田:じゃあ僕は眼医者で(笑)。

田中接骨医も必要だね。ルフィと違って、歳をとってくると体のあちこちがねえ(笑)。でも、よぼよぼの老人ばかりの海賊団みたいなのが、いても楽しいかもしれないね。

名塚:みんな助け合いが必要だから、団結力もすごそうです(笑)。



● 白ひげ役の故・有本欽隆「俺、初めてだよ。人気のある役」

池田:ときどき、シャンクスはいい奴なのか悪い奴なのかと聞かれるんだけど、僕自身、なんともいえないんだよね。やっぱり海賊だから、必ずしもよいことばかりしているわけではないしさ。それに実をいうと、シャンクスを演じることで精いっぱいなので、彼が誰にどう思われているかとか、あんまり考えていられないんですよ。物語の細かいところまで把握するよりも、そのとき、そのときのシャンクスがどう在るかのほうに意識を向けたいというかね。

白ひげ役の故・有本欽隆さんも「俺の演じてる白ひげって役、どうやらすごく人気があるらしいんだけど、何がすごいの?」なんて言ってた(笑)。でも「カッコいいセリフは確かにいっぱいあるんだよな。俺、初めてだよ。人気のある役やらせてもらってるの」なんて悦に入ってたなあ。

田中:それ、すごく嬉しいことですね。

池田:まあそんなわけでね、今回も、これまで演じてきたシャンクスの歴史はいったん忘れるくらいの気持ちで、改めて役に挑ませてもらいました。今作はシャンクスにとってもご褒美みたいな作品というか、本筋の物語とはちょっと違う雰囲気もあるから。ただ、確かにシャンクスは表舞台に立つんだけれど、いつもどこか一歩下がったところに立っているのも彼らしさであるような気がしてね。

今作のラストシーン、仮台本にあったセリフが本番では削られていたんですよ。それはまぎれもないシャンクスの本音で、ものすごくカッコいいセリフだったから、残念ではあったんだけど、あえて言わないのがシャンクスなんだろうな、と納得もしました。

田中:言わなくてもわかるだろう?っていうことですよね。それはシャンクスだからこそ見せられるカッコよさですね。

名塚:その、あえて言わない、ということがラストへの余韻にも繋がりますよね。劇中では、Adoさんの声で何曲も素敵な歌が流れるんですけど、ラストの歌に繋がる流れは、いち観客としても、ひときわ感動してしまいました。みなさん、曲を聴きながら劇場で起きたことのすべてを反芻して、さまざまなことを感じとってもらえるんじゃないかと思います。



2019年に亡くなった欽隆さんが白ひげ役を気に入っていたと知れて嬉しいです。

『FILM RED』がシャンクスにとって”ご褒美”みたいな作品かというと、逆に評価を落としている側面もあるため複雑ではあります。削られたラストシーンのシャンクスのカッコいい台詞とは何だったのでしょう?

あとは、著名人の寄稿・インタビューでは、Mr.3愛を語っていた宮木あや子さんの寄稿「私を蝋人形にしてもらおうか」が面白かったです。タイトルは聖飢魔IIの「蝋人形の館」の台詞(お前も蝋人形にしてやろうか)のパロディで、初め一体何なのかと思いましたが(笑)、なるほど、ドルドルの実のMr.3です。


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