第665話　「CANDY」

TOPICS
・世界の甲板からVol.45
・キャンディ
・爆睡星
・イエティCOOL BROTHERS
・ロビンはチョッパーに萌えていた件

・世界の甲板からVol.45
「インペルダウン―地獄で一番頼りになる男 新副署長マゼラン―」

Vol.44で新任副署長の存在が判明していましたが、着任したのはマゼランでした。2年前のインペルダウンの失態の責任を取ってか、自ら志願したのか署長から降格になっています。サディちゃんが恋をしている相手は意外にもマゼランだったようです。

当時の戦闘（Lv.6の囚人、黒ひげ海賊団）で受けた負傷の形跡が容姿に見られ、顔に傷あとが残り、角と翼が金属で補強されています。デビルマンのような翼はインペルダウン署長と副署長が身につける飾りかと思ってましたが、体から直で生えてるんですねｗ


・キャンディ
「NHC10」＝ワンピースの世界に存在する「覚醒剤」。
パンクハザードに誘拐されて来た子供達は、この薬物を含んだ”キャンディ”を毎日与えられ続け慢性中毒になっていたため、研究所から連れ出された後、禁断症状が表れ始めます。

チョッパーが説明した「NHC10」の内容は現実世界の覚醒剤とほぼ同じです。覚醒剤のうちいくつかのものは医療用に微量で用いて鬱病の治療などに使用されます。名前はおそらく、Nは窒素、Hは水素、Cは炭素の元素記号で、代表的な覚醒剤であるメタンフェタミンの化学式（C10H15N）に由来しています。本当に覚醒剤というわけです。
M（マスター）が覚醒剤を与えていた理由をチョッパーは、中毒症状を利用して研究所から逃がさないようにするためだと推察して怒り心頭なわけですが、後のシーザー本人の発言からその推察が間違いないことが確認できます。

また、巨人族の子供と思われていたパンクハザードの子供達は皆、普通の人間であることが判明します。
”キャンディ”には別の薬も含まれていたのか、成長ホルモン（←「脳下垂体のホルモン」）が異常亢進しており、島に長くいる子供程、体が大きくなっているようです。子供達が巨人族だと思い込んでいたチョッパーは成長ホルモンの異常亢進を初め、「異常」だと考えなかったようです。
巨大化といえば、ルフィたちが島に上陸した時に目撃した巨大な髑髏とどう関連するのか気になるところです。子供達は誘拐されてから高々2年なので、キャンディをもっと食べ続ければさらにでかくなるのかもしれません。

また巨大化した子供達は巨人族以上に腕力も異常に向上しているようです。

ロビン　「何なの　この腕力!!」
ウソップ　「巨人族の子なら腕力もこのくらいあるだろ!!」
フランキー　「ここまでかァ!?」

巨大化と腕力向上に加え、禁断症状が出た時、鼻水を垂らしていることと凶暴化シーンの描写から、どうもインペルダウンの獄卒獣が連想されるのですが、どうなんでしょう。

　鼻水

　凶暴化シーン

シーザーは「忌々しいベガパンクの『パシフィスタ』」（658話）と発言しているので、人体改造兵器の研究においてベガパンクはパシフィスタ、シーザーはインペルダウンの獄卒獣を開発したとも考えられます。獄卒獣は覚醒した悪魔の実の能力者（【原作ネタ】 未回収伏線のまとめ～前半の海編～）なので、これも悪魔の実研究の第一人者らしいベガパンクの手によるものな気もしますが、裏テーマとも考えられない「覚醒剤」をあえて強調したのは、ヒントなのかなと思ったり思わなかったり・。・


・爆睡星
ウソップの援護技。パチンコで飛ばした弾の爆源近くの者を眠らせる。調合は不明。

凶暴化した子供達をこれで眠らせました。単細胞じゃない者にも効くはずなので、ブルックの眠り歌フランの陳腐化ｗ


・イエティCOOL BROTHERS
シーザーが麦わらの一味たちに向かわせた部下。2人組。”雪山の殺し屋”。

推定身長は20メートル程ある巨人です（巨人族かどうかは不明）。今まで登場した巨人族は肉づきがいいやつが多かったですが、すらっとしたスタイルです。錦えもんを探しに向かったゾロたちは彼らに倒されてしまった（？）ようです。
名前の由来のイエティは雪山の未確認生物（UMA）で、ビッグフットの親戚みたいなやつですね。


・ロビンはチョッパーに萌えていた件
ロビンには意外にもカワイイと思う感情があったようです（ぁ


ロビン　「チョッパーでその表情やめて!!　二度と」



ロビン　「フランキーあなたもう　その姿で喋らないでほしい・・・二度と」

全然考えていませんでしたが、中身が入れ替わったキャラクターはアニメではどのような演出がされるのでしょうかね。矢尾さん（フランキー役）が明美さん（ナミ役）のマネすると思わせて、結局ボンちゃん声だったり？ｗ



今話ではシーザー・クラウンはより一層ヒール役に仕立て上げられていますが、バックにいる政府関係者（？）のJOKERという黒幕の存在を引き立てる効果があるようにも思います。また、正義とは言えませんが、シーザーと相対する考え方のベガパンクのストーリー上のポジションがどうなってくるのか気になるところです。敵なのか味方なのか。
ローが島にいる理由もまだ不明ですね。パンクハザード編はまだまだ終わらないようです。