バンプレスト 一番くじメモリーズ C賞エースフィギュアのレビューです。




高さ16センチ

白ひげ海賊団2番隊隊長・火拳のエース。ポージングはアラバスタでスモーカーと対峙するシーン（158話）の再現です。




顔は目鼻までは良いんですが、口で失敗している印象です。本来は上の歯と下の歯が見えているはずの表情なのですが、歯間に墨が入っていないためからか、まるでマウスピースをつけているか、もしくは出っ歯のように見えます。また、アゴが尖っており面長な印象。エースは登場初期は面長に描かれることもありましたが、以降は丸い輪郭で描かれているのに慣れているため、面長の顔に多少の違和感は感じますね。
肌の塗装はつや消しばっちりですが、アイプリントの照り返しが妙に強いのが気になるところです。



「お前は”煙”だろうが　おれは”火”だ」

「おれとお前の能力じゃ　勝負はつかねェよ」



帽子は着脱式。帽子の造りが小さいためか、頭にぐっと押し込まないと浮いた格好になるので注意です。レビューは初め浮いた状態で撮影していたのですが、後でかっちり帽子をはめた状態で撮ったものに一部差し替えています。顔アップの写真は軽く浮いた状態のものなのですが、顔が見やすくちょうどいいのでそのままにしています。ただ、がっちりはめた状態でも、浅く被っている程度で、原作のように深々と被せることが出来ないのが難点です。
塗装は多少の明暗がつけられ、革の質感がほんのり再現されています。



脱帽




帽子の中は前髪バックになっているのですが、エースの髪型は真ん中分けなので、フィギュアオリジナルの設定でしょうか。まぁ、帽子なしで飾ることはないので問題はありません。髪の毛の塗装はべっとりとした印象はなく、顔とのバランスもいいです。ただ、毛先はもう少し細くして欲しかったところです。



一応、帽子なしで一枚。




メラメラの能力エフェクトはオレンジ色のクリアパーツで再現。透明度はあまり高くありません。

「A[S+X]CE」のタトゥー

肘のサポーターから見える肌はボディの色より妙に明るいため目立ちます。





指先のエフェクトパーツは指にそのままはめられ接着されています。
アラバスタ編では度々描き忘れられている左腕のアクセサリーとログポースはちゃんとありますｗ　このサイズのフィギュアでは通常、ログポースにはクリア素材が使われるのですが、　このエースは敢えてなのか白に水色が塗られています。素直にクリアパーツが良かったのですが・。・





スイカ(?)柄のリュック。柄はプリントで、アイプリント同様に照り返しが強いですが、こちらはカバンの質感が出ていてちょうどいい感じです。金色の部分はメタリック塗装。肩掛けの部分にはバックルの造形はなく、そして、やけに細いですｗ　肩掛けのリュック本体との取り付け方も、原作に忠実ではないです。ただし、正面から見る分には特に気になりません。




右肩にパーティションライン。肩の筋肉と脇のラインにうまく合わせて、うまく隠してあります。
ちなみに、メラメラのエフェクトの位置は再現コマの見えている部分については忠実に再現されています。





数珠のアクセサリーはメタリック塗装。一番くじフィギュアの仕様ゆえ、塗装は控えめで筋肉の陰影はなく写真では分かりづらいですが、実際はかなり割れています。彫が深すぎて奥まで塗装が届いていない箇所があるほどですｗ　




白ひげ海賊団のタトゥーはプリント。これも分かりづらいですが（正面から撮った写真の方が分かりやすい）、背中の筋肉（広背筋（＋大円筋））も相当なものですｗ





金具の部分は基本的にメタリック塗装になっています。ポーチは墨入れが雑なため、チープな印象。ベルトは腰の部分は塗装、バックルの先からは樹脂色となっており、太さも違うため違和感があります。






靴はオリジナルに忠実。足が大きめの造形は初期のワンピースを彷彿させますね。



台座


台座には「PORTGAS. D. ACE」の名前がプリント。台座は厚さ2センチ、ダボは本体側にあり接着されている嫌がらせ仕様（一番くじ標準仕様）。膝から後ろに重心があるため、おそらく自立はしません。まぁ、台座にプリントすらなかったラストワン賞のゼットよりマシですｗ





見上げる格好の位置で飾った方が迫力あって見栄えがいい気がします・。・　帽子の浅さも気になりませんからね。



メラメラしているエースフィギュアと一緒に。


注）別にエース好きではありません。




以上、一番くじエースのレビューでした。

顔が命のキャラクターフィギュアなだけに、頭部に惜しさがあるエースフィギュアです。せめて歯間に墨が入っているだけで随分と印象が変わっていた気がします。全体としては原作シーンの再現となっており、バランスが良く、散りばめられたメラメラのエフェクトも小気味良いです。塗装については一番くじ仕様のシンプルなもので、物足りないという受け取り方やアニメ調で寧ろ良いという受け取り方がありますが、このエースについてはアラバスタ編の気候のイメージもあって後者かなと思います。

エースフィギュアは数々出ていますが、このフィギュアの特徴といえば、原作シーン再現、スイカバックと5本指にメラメラエフェクトがあることが大きいでしょうか。さすがに既存のフィギュアと何か決定的に違いがないと、クオリティだけでは購買欲はカバーできないレベルに私としてなってきているので、エースフィギュアはこれで最後かもしれません。

”炎帝”出してるでっかいフィギュア、オーガーに撃たれているロギア再現やメリー号にうんこ座りみたいなフィギュアが出ない限り（ぇ


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