マックスリミテッド　DOOR PAINTING COLLECTION FIGURE-DX ダズ・ボーネス サムライVer. のレビューです。




高さ22センチ（台座込み）

侍姿のダズ・ボーネス。547話扉絵がモチーフになった「D.P.C.Fシリーズ サムライVer.」の第3弾です。







大きいだけあって、小さなフィギュアでは再現できない細部の特徴までよく造り込まれています。特徴的な顔の骨格は見事に再現されており、どの角度から見ても造形崩れはありません。どの角度から見てもダズ・ボーネス。
やや顔の造形に癖のあるD.P.C.Fシリーズの中では、似てる似てないで言うと間違いなく史上最高の出来です。
※コメントで「眉毛がつながっていない」との指摘がありました。確かにｗ 全く気づきませんでした。メーカーサイト掲載の彩色原型ではちゃんと繋がっているのですが、パッケージプリントの写真は繋がっていないようです。どうしてそうなった。




塗装の塗り分けがやや控えめなため（個体差？）、上から見ると分かりにくいですが、特徴的な分厚い唇もしっかり再現されています。





血管の浮き出しも元絵に忠実。筋肉量は元絵より多く、左腕にあるパーティションラインは筋肉表現にそのまま利用され目立たなくなっています。頭部のパーティションラインも目立たないですね。




写真で白が飛んじゃってますが、実際は包帯と着物の白い部分はもっと薄汚れた感じ複雑な色合いになっています。また、上半身は中空構造のため、見た目より軽いです。





刀は脱着式。下着は白いフンドシでした。
おそらく着物はボディと完全に別パーツとなっているため、着物を壊す覚悟でやればキャストオフ可能で、褌一丁の姿にすることができると思います。やりませんけどｗ



元絵をモチーフにしたジオラマ風台座。ダボ接着はなく、フィギュア本体に合わせて窪みが造られています。
半脱ぎした着物は大きく広げられた状態で造形されており、結構なスペースを占有しています。




一緒に飾る



「サムライVer.」第1弾クロコダイル、第2弾バギーと一緒に。撮影スペース的にもう限界ですｗ



以上、DPCFダズ・ボーネス サムライVer.のレビューでした。

「D.P.C.F-DX」シリーズの第1弾と第2弾でもある「サムライVer.」のクロコダイルとバギーは、造形が大味な印象があるのですが、同第3弾となるダズ・ボーネスは不思議と大味な印象はないです。D.P.C.Fシリーズは顔の造形にやや癖があり、角度によっては造形崩れが多いわけですが、その点でこのダズは異質。まさしく扉絵からそのまま出てきたかのような高い再現度です。

おそらく今後、キャラクターフィギュアとしてこれ以上完成度の高いダズ・ボーネス フィギュアは出ることはないだろうと思います。もちろん、これ以上大きなサイズもないですねｗ

定価1万3千円と、いきなり跳ね上がった価格に見合ったクオリティなのかというと判断しかねるのですが、フィギュアだけ見れば文句の付け所はないです。半脱ぎの着物は予想以上にスペースを取るのは計算外ではありましたが。というかこの「サムライVer.」シリーズ、全部集めるとどれだけのスペースを取るのだろうかと・・・。並のコレクションケースでは収まりそうになく、ユーザー無視感で邁進するのが、このシリーズのある意味魅力でしょうかｗ

次弾のボン・クレーの完成度も高そうに見え、当シリーズの原型制作を全て（？）担当しているfreehand氏の造形力がどんどん上がっているのかもしれません。そう思うとシリーズの将来に期待が持てますね。打ち切りだけはマジ勘弁！
シリーズを通してのレビューは前回、前々回のレビュー参照（下のリンク）。


【フィギュア】 D.P.C.F-DX クロコダイル サムライVer. 【レビュー】
【フィギュア】 DPCF-DX バギー サムライVer. 【レビュー】
DPCF第13弾 ボン・クレー サムライVer.発売