LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 T     .~ルフィ(尾田栄一郎)VSゼット(長峯達也監督)~
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【映画】 『FILM Z』を大特集!シアターカルチャーマガジン「T.(ティー)」 【Z】

TOHOシネマズと角川メディアハウス発行の映画雑誌「シアターカルチャーマガジンT.」2012秋号(11月17日発売)では、12月15日公開の映画「ONE PIECE FILM Z」を特集しています。制作工程がわかる絵コンテや原画といった貴重な資料が紹介されているほか、制作にあたっての、原作者と監督、製作スタッフとの攻防がインタビューから如実にうかがい知れるのが見所です。


尾田栄一郎、10,000字インタビュー
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―― 製作総指揮として参加した『STRONG WORLD』(09年)について

:中に食い込んでみてわかったことですけど、会社というのは部署によっていろいろ気を遣い合う関係性があるんですね。そこにアニメ製作についてまったくなにも知らないド素人が突然、現場に現れてですね、『いいものを作れ!』ということだけを叫んで、わがままばっかり言い始めた。すると、それまで遠慮し合っていた部署同士が、尾田栄一郎という、僕という敵を相手にですね、『もう、あの人がああ言っているんで、どうにかしてくださいよ』とある意味、強烈につながっていったというか(笑)。それまでは無茶なことだと社内で通らなかったことが可能になっていった。それが『SW』だったんです。

―― 例えば、どういうことでしょう?

劇場版アニメーションはそれまで1年に1度の周期で新作を発表してきましたけれど、そのサイクルでは製作期間が本当に短すぎるならば、1年に1度作らなくてもいいんじゃないか。そう言える人がいなかった。『SW』のあと、いっきに長編を作る製作期間が伸びたんです。そういう意味では、製作総指揮になったことで少しはお役に立てたかなという気はしています。『SW』の製作期間中は東映アニメーションのスタッフ全員に嫌われたかもしれないけれど、完成したらみんな喜んでくれたし、これでいいんじゃないかなと思っているんです。

―― そもそも原作者である尾田さんに劇場版に関わってほしいという東映アニメ側の空気のようなものは何年前から感じていたのですか?

:いや、全然。かかわる気はなかったし、かかわってくるとも思っていなかったんじゃないですか。でもね、ただ一人だけ画策していた男がいた(笑)。00年公開の第1作『ONE PIECE』の初代プロデューサーで、清水慎治さんという人がいるんですけど、あの人は僕を劇場版に引きずり込むために何年間もいろんな作戦を水面下で進めていたんです。で、ついに『SW』でアニメ作りの場に引きずり出されてしまったんですけど、それで懲りず、今回もまた引きずられて・・・。前作のローションがまだあちこちに残っていたんですね、つい滑ってしまった(笑)

―― ゼットが原作に登場する可能性について

:チャンスがあればそれは考えたいですね。映画でこういうキャラクターがいましたよ、とその存在を知られることによって、原作だけを読んでいるファンがわからなくなることは避けたいので。映画だけの存在ってあまりよくないので、どこかで違和感のないように、話に溶け込ませないといけないですね。
OPメディア担当・服部:まぁ、わからないですけど
:クギを刺してるの(笑)?

―― 総合プロデューサー業は製作総指揮に比べより大変になったように感じますが、どうですか?

:それは自分でもまだわからないんです。自分で作ったほうがよかったのか、人の作ったものを直したほうがよかったのか。(中略)ただ、なぜ僕が今回、総合プロデューサーという立場で劇場版に携わったかというと、絵コンテに口をはさめる権利が欲しいから。それで付けてもらった肩書きなんです。(中略)僕が、この仕事を引き受けた最大の理由はルフィをはじめとする登場人物を守ることだったんです。

―― 今回は全コンテに目を通したということですよね?それは本当に膨大な作業になります。

:なりましたね。アニメの絵コンテの見方って難しくて、できあがった端からどんどん映画の製作が始まっちゃうんです。つまり一度確認したら、もう直せないんです。だからこそ、絵コンテの段階で直さなきゃいけない。そこが最前線の防波堤となる。なおかつ絵コンテはいっきに上がってくる状況ではなくて、できた順から断片的に上がってくるわけです。ここで判断を間違えると、後戻りできなくなる。そういう作り方はしたことがなかったから、普段使っている脳みそとは別の部分を使った気がします。

※全コンテ=今回の『FILM Z』については不明ですが、ワンピースの2時間スペシャルでは絵コンテは全部で700枚に及ぶそうです。
【TVレポート】 アニメ「ワンピース」製作現場の裏側 潜入ツアーSP

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※本誌掲載の絵コンテの実際の直し一例(赤字が栄ちゃんの修正)。ウソップらがルフィを背負って火砕流から逃げるシーンは原案ではただ坂道を走って下るものでしたが、修正により緑星ボーティーバナナを使って滑走するシーンに変更されています。シーン変更に伴う台詞のアイディアやボーティーバナナが登場する「659話参照」とまで丁寧に書かれています。

―― 長峯監督と最も激しくやり取りされた部分は?

:長峯さんはゼットを愛していましたね。僕はそういう長峯さんに対して、『いいですか、この物語においてルフィが主人公ですよ』って言い続けていた(笑)。そういう意味で、この映画は僕と長峯さんとの対決が描かれた映画でもありますね。長峯さんご本人は『ちゃんとわかってますよ』と言うんだけれど、これはどう見てもゼットのほうがカッコいいじゃないか、という場面が何度かあって、そこは全面的に戦いましたね(笑)。

―― ゼットはこれまでの敵キャラと成り立ちが全然違っていてギャグは言いませんしね。

:そうなんですよ。最初から所々でギャグを入れてくれと言ったんですけど冒頭、ゼットが”麦わらの一味”に海から引き揚げられて助けられた時も、ここでゼットに服を畳ませてくださいと言ったんですけど、却下されました

―― 具体的にはゼットという男をどう絵にしていったんでしょうか?

:今回僕が製作に入ったのは途中からなんだけど、いまから自分の納得する形にするにはどうしたらいいんだろうと、まずはみんなのイメージを統一するためにキャラクターの絵を描くことでした。そこから先手、先手を打って動いて、キャラクターを統一するイメージとして、『ゼットってこういう人だよね、わかってるよね』と描いた。そこの意識は高かったですよね。

―― ゼットのあのメカニックな腕のイメージもすぐに浮んできたんですか?

O:脚本が始まってわずか3行目からして『右手に巨大なスマッシャーを装備している』と説明されていて、それを読んで、『メカ、そんなに得意じゃないんだけどなあ』とデザインをいろいろ考えて、作り直して。まあ、これなら少年たちはトキめくかなというデザインにたどり着いたんですが。(中略)でも、あんな面倒くさいモノを原作では描きたくないなと思いました(笑)

―― 作画監督の佐藤さんは『SW』に次いでの抜擢ですが、指名された理由はなんですか?

:あれ?僕ではなく、誰かほかの人が僕を呼び込むために佐藤さんを作画監督にしたんじゃ・・・?(と、ちらっと柴田プロデューサーを見る)
柴田P:いえいえ、そんな流れはありませんよ

―― 尾田さんは、佐藤さんに大きな信頼を置いているように見えますが。

:それまでの作画監督の方々ももちろん上手なのですが、『OP』をその人の世界のほうへ引き込んでうまいというか、ちょっと脚色されている部分があって、僕の絵そのものとは言えないかなというような、多少の違和感はやっぱりあったんです。そこは原作とは別モノとして冷静に見ていたところでもあったのですが、佐藤さんの場合は徹底的に原作の絵のタッチに合わせることができる。佐藤さんが現れるまでは、原作ファンとアニメファンが分かれていたところがあったと思うんですよ。そこをつないでくれたのが佐藤さんで、だからいっきにファンが増えたのは当たり前のことですよね。『SW』は原作ファンもアニメファンも、その両方が来てくれた。でも、公の場で僕がほめすぎてはいないんです。下手したら嫉妬を買うくらいすごい人だから、佐藤さんは(笑)

―― 麦わらの一味声優陣に関しての今回の感想は?

:いつも通り、ありがとうございます、ですね。もうね、あの人たちには絶対の信頼を置いているんです。あの人たち=それぞれのキャラクターだと思っているから、あの人たちが好きにやっていれば、多少変わったことをしても、それはそのキャラクターが変わったことしたということと同意になる。だから自由にやっていただいていると思うんです。

―― 今日のゼロ号試写を終え、さらに公開日までギリギリの修正を重ねられると聞いていますが?

:もちろんです、まだやります。ついさっきゼロ号試写が終わったのに、もうすでに柴田プロデューサーを困らせることを言いました(笑)。柴田さんは本当に大変で、この人は真に耐えているよ(笑)。悪いなあとは思っているんですけど、心を鬼にしている。だって、結果的にいいものができると、みんながみんな幸せだから。(中略)僕がやるからには、絶対にいいものを届けたいですから。そこだけは曲げられません。

※ゼロ号試写=11/6 関係者だけで行われた試写。インタビューは試写後のスタッフとの約2時間の話し合い後に行われています。

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脚本 鈴木おさむさんインタビュー
(前略)「そこで驚いたのが、尾田さんから頂上戦争編のあと、”新世界”では海軍の現状はこうなっていると聞いたことで、なかでも青キジはすさまじい変遷をたどっていた。そのエピソードを聞けたことで、脚本の軸がしっかり決まりました」

加えて確認したのは『OP』の世界の中心にいるルフィの強さ。鈴木さんはかねてから、『OP』のおもしろさは誰がどう強いのか曖昧なところだと指摘している

尾田さんに聞くと、『ルフィはまだあの人には勝てない』『この人にも勝てない』と明快で、彼は成長過程においてまだ発展途上なんですね。つまり、主人公が最も強い漫画や、ラスボスありきの漫画とは一線を画している。だから僕にとっては、やっぱりルフィが一番ドキドキさせてくれる存在。その彼がゼットという最も強い男とどう戦うか、考え抜きました」

子どものファンたちは食べると特殊な能力を手にする”悪魔の実”の設定も毎回楽しみにしており、そこも鈴木の思案どころだった。

「大概のことは考えつくされていました(笑)。散々考えて、成長を早めたり、戻したりするモサモサの実とモドモドの実を作り出したのですが、その時も尾田さんから『どれくらい時間が戻るのか、なにかルールを設けたほうがいい』とアドバイスを受け、なるほどと思いましたね」

尾田栄一郎とここまでがっちり取り組んだいま、鈴木さんはある願望を抱いている。

「いつか僕の作り出したゼットが原作の中で名前だけでもいいから登場したら、そんあ幸せはありません」


アニメワンピース制作工程
44258e35.jpeg1.レイアウト
『OP』シリーズは「原図」と呼ばれる設計図を元に制作されるレイアウトシステムと呼ばれる方法を採用している。原図ではシーンごとの背景、キャラクターの配置を決定。そこから、それぞれのキャラクターがどのように動いていくかが決まっていく。

9a912895.jpeg2.レイアウト修正
レイアウトのキャラクターに対して、黄色い紙」と呼ばれる修正用紙を被せ、パート作画監督が修正箇所のみを黄色い紙に描いていく。さらにこれを、尾田栄一郎が大きな信頼を寄せている佐藤雅将・総作画監督がチェック・修正し、レイアウト修正が終了。

076ae594.jpeg3.原画
修正されたレイアウトを基に原画が描き起こされていく。動きのポイントになり、原画マンと呼ばれる担当が描く。この段階で、最終的な演出・動きが決まる。

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※画像はYahoo!の「T.」特設ページに掲載されていた原画をつなげてGIFアニメにしたものです。

61e8c147.jpeg4.動画
上記の工程を経た原画をトレースし、1本の線=動画線に仕上げたものが動画。裏面には影色、ハイライトなどが描かれている。動きのポイントになる動画とそれらのポイントをつなぐための動画描き込まれ、最終的にスクリーンに映る絵が決まる。

bc17a81c.jpeg5.完成カット


長峯達也監督インタビュー
(前略)劇場版『OP』シリーズへの初参戦となる今回、長峯監督が最も心を砕いたことはなんだろう?

原作の最大の魅力は尾田栄一郎という一人の作家が魂を込めて書き込んでいる絵そのものしかし、その原画の持つパワーと密度をそのまま立体化しようとしたら、何百人のスタッフを持ってしても間に合いません。だからこそ、スタッフは原作に描いてある以上のことを頭に入れて想像していなければならない。例えばコミックの登場人物の名前には由来がある。それを受け、アニメ版でも船を絵にする時に部品一つまでそれがある理由と理屈を付けて作り上げています」

現在68巻まで出ている単行本を長峯監督は辞書のように読み込み、中は付箋だらけ。ディテールまで頭にあるので、スタッフと「こういう場合、ナミはどう動く?」という話になった時、「何巻の何ページ目にあったよ」と即答できると聞き、彼がいかにこの企画に懸けているかを垣間見た。

(中略)さらに、『OP』の魅力はその特異な構造にあるという。

「『OP』は少年漫画をアニメ化する時の方法の一つ、”少年が成長する過程をドラマを交えて描き、皆の共感を得る”が使えない。なぜなら、ルフィには確固たる夢と憧れがあり、そこにひたすら走るだけで決してブレない。心の変化がないキャラクターなのに変化を求めるドラマを要求するとおかしくなるんです。ドラマは『OP』のキャラクターに共感する皆の心の中にある。僕は”麦わらの一味”のやることをスケッチすればいい。ここが『OP』の独自性であり魅力だと気づかされました

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※ルフィとゼットが戦うカルデラの底や火山のシーンにリアリティを持たせるため、柴田P、長峯監督らスタッフ数名で阿蘇山へのロケハンを敢行したそうな。


ルフィ役 田中真弓インタビュー
(前略)さらに青キジが大きな変貌をとげて再登場したことで、田中のなかで迷いが吹っ切れたという。

「それは尾田っちの中で、過去のキャラクターがその後、どういう変化をとげているかが頭の中に明解にあるからできたこと。単行本を読み直すと、過去のエピソードに未来を指し示す伏線がいっぱい隠されていることに改めて気づけたんです」

(中略)これは広く知られるエピソードだが、連載が10年目に突入した時、田中は尾田に「いまが物語の折り返し時点ですから、田中さんにはあと10年ルフィをやってもらいます」と言われたのだという。

あれから5年経つのに相変わらず尾田っちは『この先10年』と言っているので、どこかのタイミングで私の死んだ後のことを考え、密かにオーディションを開いて、次はこの人と自分で決めておきたいと思っているんです(笑)」とジョークを言う。


ファンたちが語る『OP』への想いと『FILM Z』への期待感
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Q1. 「ONE PIECE」のファン暦は?
Q2. 好きなエピソードは?
Q3. まだ『OP』のおもしろさを知らない人に薦めるなら?
Q4. 『FILM Z』に期待することは?

の4つ質問についてワンピファンの著名人らが答えています。アンケートに答えているのは中村文則さん(作家)、金田哲さん(はんにゃ)、武蔵さん、佐久間一行さん(芸人)、村山章さん(映画ライター)。


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名も無き島民
この雑誌買ってなかったから記事になってうれしい
Zのぴあとパンフレットにはない話もあって、とても参考になった
2012/12/31(Mon)22:30:10
無題
LAW
時々読ませていただいています。
尾田っちが手をかけたせいか、覇気のシーンが覇気らしくなっていたのが
個人的には一番嬉しかったです。w
アニメではビームみたいじゃないですか?笑
2012/12/31(Mon)23:24:57
無題
シャボンディ島民
>名無しの方

どもです。本記事は抜粋でかなり端折っているので、まだ載ってない話もきっとあるかと思います。バックナンバーは角川オンラインショップ(http://www.kadokawashop.com/products/detail.php?product_id=10767)でまだ購入できるので興味あればどうぞ。

>LAWさん

ん?覇王色の覇気のシーンでは十分飛んでましたよ?オーラみたいなものがw まるで界王拳でした。

コミックス派ならば目がくわっと力強く描かれるだけで理解できますが、アニメ派の人にはあのようにした方が分かりやすいのでしょうね。
2013/01/01(Tue)11:48:22
無題
LAW
アニメのビームのような音のことを言ったんですけど…
理解してもらえなかったようですねww
2013/01/04(Fri)22:10:55
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