7月28日、8月4日放送のTVアニメ「ワンピース」（895・896話）は8月9日公開の劇場版『ONE PIECE STAMEPDE』の前日譚を描く特別編でしたが、振り返ればゲスト登場のハンコックの温泉回だったことに尽きる内容でした。ハンコックは海賊万博へ向かう途中に寄った島の温泉で湯浴み中にルフィと偶然再会します。




ジャンプ漫画でよくあるラッキースケベですねw

ルフィとの再会を喜ぶハンコック。








この後、駆けつけたサンダーソニアとマリーゴールドがハンコックに服を投げ込み、ハンコックが映画の衣装に着替えます。いい温泉回でした。

敵役の賞金狩りのシードルは海賊バレットに敗れた経験から海賊を恨んでおり、その場に居合わせた賞金首ではない王下七武海のハンコックもルフィと一緒に葬ろうとしていますが、大して強くないのに無策に戦いを挑むために特に見せ場もなく…。また、シードル本人は島の住民を脅迫により服従させており、今まで本人が賞金首にならなかったのは謎で、金が至上のようなスタンスからは海賊そのものを恨んでいる理由も薄れ、どうしてルフィとハンコックを同時に相手にしたのかよく分からなくなってきます。

もはや懸賞金額15億ベリーのルフィを相手にするには、敵役がそれなりの設定ではないとリアリティがないので、こういったちょっとしたアニメオリジナルはもうバトル無しのコメディ回でいいんですけどね。ルフィ以外の麦わらの一味（特にサンジ）とハンコックの絡みがないのも残念でした。


結局、前日譚としてのシードルのストーリー上の役割は、ルフィが海賊万博の招待状というアイテムを手に入れるためのRPGの小ボスみたいな感じでした。ルフィがシードルを倒すと、シードルが落とした海賊万博の招待状をルフィが手にすることになるので(笑)。劇中に登場したブエナ・フェスタの会話からはルフィにも招待状を出していることが窺えますが、なぜかルフィには招待状が届いていなかったのもよく分からないところです。


マザー・カルメルと関係がありそうだったカラメルは、結局ただの善良な島の住人で、どうやらビジュアルと名前が思わせぶりなだけでした。。


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