第696話　「利害の一致」

TOPICS
・カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.18
・新アパレルブランド
・錦えもん死す
・モモの助（人）
・新人類拳法奥義
・百獣のカイドウ

・カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.18
「港を行く道、呼ぶ声『ガブル隊長』」

人魚の入り江で悪さをしようとしたカリブーはジンベエの御用になり、樽に詰められ小舟で海へ連行。
→ コリブーが海賊船に乗って登場するも、ジンベエが自ら泳いで小舟を引っ張り、あっという間に海の彼方へ。
→ ジンベエはカリブーを海軍支部G-5の基地の前に置き去りに。
→ G-5ヤリスギ准将がカリブーを逮捕。
→ ヤリスギ准将がカリブーを火炙りにかけているところに、兄を助けるためコリブーが海賊船で再び登場。
→ ヤリスギ准将とコリブーが戦闘。
→ コリブーがカリブー救出。
→ カリブーを救出に来たコリブーらは皆、G-5に捕まり、カリブーのみ船に乗って逃走。
→ 嵐に見舞われ船が半壊。ボートで漂流（遭難）。
→ 命からがら雪が積もるどこかの島に漂着。※どこかの島
→ 村人（？）のお婆さんに救護される。
→ 婆さんが寝ている隙に金品を物色。
→ 婆さんに見送られ島の港へ向かう。ミートパイまで貰い、カリブーは婆さんの親切さに困惑。
→ 港をへ行く道で、カリブーのこと（？）を「ガブル隊長」と呼ぶ謎の武装集団に遭遇。



軍服のような格好の3人組はカリブーと遭遇して、一人は泣き、一人は歓喜し、一人は驚いている（怒ってる？）ように見えます。彼らの帽子についたマークはカリブーが着ているコートのマークと同じになっており、どうやら状況から察するに彼らはカリブーのことを「ガブル隊長」という彼らのボスと勘違いしているようです。

←同じマーク

このコートはカリブーを助けた婆さんからもらったものなので、婆さんもカリブーのことを「ガブル隊長」と勘違いして親切にしてくれたのかもしれません。だとして、コートをどうして婆さんが持っているのか？「ガブル隊長」の身に何が起きたのか？いつすれ替わったのやら？謎です。「ガブル隊長」とカリブーはよっぽど似ているのでしょうか。

双子のように似ているとすると、サンジの手配書と同じ現象が起き、「ガブル隊長」が誤って海軍に捕らえられてしまったということかもしれません。港の方には彼らと同じマークの旗を掲げた船が停泊しているようなので、今何が身に起きているか謎のまま、とりあえずカリブーはなりゆきでどこかに出航しそうな感じです。



ちなみに、前話の扉絵では特徴的なマークはただの星型になっています。

私はそっと目を閉じました。


・新アパレルブランド
「クリミナル」、「ドスコイパンダ」に加え新たなファッションブランドが登場！？


本話でルフィが着ているコートには「BONE LION」というライオンの顔をドクロにしたマークがついています。本話で一味が着ているコートはそれぞれ個性が強く、サニー号もそばに留まっているで、錦えもんの能力ではなく、自前のようです。ルフィは魚人島で「クリミナル」ブランドの服をパッパグから大量に貰ったはずですが・・・ｗ

ライオンのドクロマークというと、もしかしたらカイドウのシンボルマークなのでは！？と思ってしまうのですが（後述「百獣のカイドウ」）、これはさすがに気のせいでしょう。

ところで、ロビンの動物の耳つきフードコートには実は可愛いもの好きのロビンの性格が出ていますねｗ


・錦えもん死す


いえ、（やはり）死んでませんでした。

シノクニに捕らえられ石膏のように固まって死んでしまったと思われていた錦えもんは、ブルックが落して割ったことで、塩包み焼きの如く、体に付着したシノクニの塊が剥がれ、意識を取り戻すのでした。毒に侵されている様子もありません。錦えもん自身も何が起きたか分かっていない様子なので、錦えもんがシノクニに突入する際に能力で何か特別なことをしていたわけでもなさそうです。であれば、究極の殺戮兵器と考えられていた「シノクニ」には実はシーザーが知らない大きな欠陥があったようです。

G-5海兵たちが「アレ・・・!? い・・・生きている!!!」と驚いている様子を見ると、これは、たしぎを守って犠牲になったG-5海兵が生きている予感がビンビンしてきます。ワンピースで人はそう簡単に死にません！例え、あの時の感動はなんだったんだということがあっても生きていたりします。なめてもらっちゃ困りますｗ

ブルックの心配は無用で、当然、死んでいるはずはないのですが、この状態（表面はシノクニが付着して固まっている）でどうやって生きているのかという話です。シノクニに飛び込む前に、能力を使って全身をシノクニから守るスーツを着ていて助かっているんでしょうかね。だとすると、早く割って出してあげないと窒息しそうなものですｗ

他の可能性としては、シノクニに実は殺傷能力はない！？・・・とか。実際、シノクニに飲み込まれた者の死亡は確認できては・・・いないんですよね・。・　＜692話最新話記事＞

ところで、この漫画がワンピースであるだけに経験上、シノクニに捕まってしまった人間が本当に死んだのか？という疑問は実はあったりします。シノクニに拘束された場合、耐性がありそうなのは位置を入れ替えることができるローとロギアのスモーカーぐらいでしょうか。ローがスモーカーとたしぎに出した条件はローと麦わらの一味たちの邪魔をしないということでしたが、借りをつくってばかりのスモーカーが、もしかしたら麦わらの一味たちを助けるという場面がくるかもしれませんね。　＜679話最新話記事＞

・モモの助（人）
ベガパンクの「人造 悪魔の実」を食べて龍になり、戻れずにいたモモの助がついに人型に変身。まだ人獣型は不明ですが、「失敗作」と言われるような不備はないように見えます。とりあえず、元の姿に戻れないことが欠点ということではなく、モモの助がうまくコントロールできなかっただけということのようです。
寧ろ、「失敗作」などでは全くなく、ベガパンクの完璧な「人造 悪魔の実」をシーザーが僻んで「失敗作」と部下達に伝えていた可能性は考えられますね。

また今回、なぜか龍を憎んでいる錦えもんにモモの助は龍であったことを気づかれることなく、人の姿で再会しているところがミソです。さらに「事の成り行きでとある船に”密航”した」（685話）ことでパンクハザードの誘拐に巻き込まれたモモの助に対して、錦えもんは訳ありな発言をしています。

「よう耐えた!! 辛かったろう!!　―もう大丈夫でござる!!　奴らもきっと無事と信じよう!!　・・・さァ生きようぞモモの助!!!」

「奴ら」とはおそらくワノ国の同胞で、さらにはモモの助と同じ事の成り行き（使命？）で別のとある船に”密航”した者たちがいたようです。ドフラミンゴとモモの助の関係はすでにほのめかされており（685話）、ドフラミンゴの幻影に恐怖していた様子から錦えもんも含めてワノ国全体がドフラミンゴの勢力に苦しめられている状況なのかもしれません。

伏線が回収されるより、寧ろ増えてしまったので、これはもう錦えもんらとルフィ達が同行してワノ国に行くような流れしか考えられませんね。


・新人類拳法奥義
”2年間”の地獄（カマバッカ王国）でサンジが会得した新人類（ニューカマー）拳法奥義「99のバイタルレシピ」第1弾。

”復活系 海ブタ肉入りホルモンスープ”
”復活系”とあるように、料理の効用に系統があるようです。復活系はスタミナ料理ですね。

また本が出そうですｗ


飯島奈美監修！ONE PIECEの料理レシピ本 発売 【TVレポート】


・百獣のカイドウ
麦わらの一味とハートの海賊団の海賊同盟で倒す「四皇の一人」とはカイドウであることが判明。ルフィはシャンクスも倒す気満々だったことは意外でしたが、概ね予想通りでした。

ローから四皇の名前を聞いた後のルフィのワクワクしたリアクションから察するに、四皇のうち、恩義がある「赤髪」、私怨がある「黒ひげ」の可能性は消去でき、「ビッグ・マム」と「カイドウ」に絞られます。”宣戦布告”によって既にフラグが立っている「ビッグ・マム」の可能性が高いと思われます。しかし、周囲のナミたちの会話に一度も「ビッグ・マム」の名前が出てこないというのは不自然に見えるため、「カイドウ」の可能性は否定しきれず。　＜668話最新話記事＞

SADそのものが一体どんなものかは不明ですが、シーザーの「そいつ（SAD）に首を突っ込んだら　てめェ（ロー）もただじゃ済まねェぞ!!!」という発言とヴェルゴの「（ローが）”麦わら”と手を組んだのは迎撃の意思!! 王下七武海に入ったのもその部屋に辿りつく為か」という発言から、SADを運用（？）しているのはジョーカー（ドフラミンゴ）であり、ローが壊そうとしているのはジョーカーの支配と予想されます。ローがSADを手に入れて引きずりおろすという四皇の一人は、これまで「カイドウ」か「ビッグ・マム」のいずれかと考えていましたが、ジョーカーの一派とイメージしやすい「カイドウ」のことかもしれません。　＜681話最新話記事＞

ルフィ：「四皇」はおれが全部倒す！（ドン）


そして、今回カイドウの異名が「百獣」であることが判明しています。

689話ではドフラミンゴはSADからSMILEと呼ばれる動物系の”人造 悪魔の実”を製造しており、SMILEを買い付けた「四皇」の一人は既に何百人ものゾオン系能力者集団を組織しているとのことでした。まさに「百人の獣系能力者」というわけで、この組織が「百獣」を意味しているようです。

689話

682話の最新話記事で「SADの恩恵を受けている四皇がいる」とした予想は結果的に合っていたようで、この四皇がハートの海賊団と麦わらの一味の海賊同盟の”標的”になりそうです。能力者集団を何百人も組織しているという話から、初めからその候補には入っていませんでしたが、悪魔の実の能力に大して興味がない（※ゴムゴムの実やバラバラの実が例）シャンクス率いる赤髪海賊団と少数精鋭の黒ひげ海賊団は候補から完全に除外できます。やはり、その四皇はカイドウかビッグ・マムに絞られるわけですが、先に述べた今回の扉絵連載の展開を考慮すると「カイドウ」の可能性が高くなっている気がします。ただ、シーザーの実験の傍観者達の中にはビッグ･マムの部下であるペコムズらがいますし、魚人島でルフィが宣戦布告をしているのでビッグ・マムの可能性は捨てきれません。でも、やっぱりカイドウだと思うな～ｗ　＜689話最新話記事＞

また、「百獣の～」といえば「百獣の王＝ライオン」。百獣を束ねる海賊頭カイドウはライオンのゾオン系悪魔の実の能力者なのかもしれません。動物系”ネコネコの実”モデル・獅子（ライオン）といった具合です。ライオンは「百獣の王」ですから（実際はそうでもないようですが）、動物系”悪魔の実”最強という設定があっても面白いんじゃないかとは思いますね。ただ、ペコムズとキャラ被りするので可能性は低いかもしれませんｗ

そして、「王」は英語で「キング」。ライオンキングです。
前話で提唱したドフラミンゴが束ねるトランプの軍団の「キング」の席はカイドウが座っている可能性が高そうです。元々、カイドウとドフラミンゴはつながっているわけですし、四皇であるカイドウは「キング」に相応しい人物ですね。

ジョーカー・・・ドフラミンゴ
キング・・・百獣のカイドウ？
クイーン・・・？？？
ジャック・・・692話
スペード・・・？？？
ハート・・・不在（かつてはロー？）
ダイヤ・・・？？？
クラブ・・・バッファロー？ ※頭の形がクラブ！ｗ
「10」・・・？？？
「9」・・・？？？
「8」・・・？？？
「7」・・・？？？
「6」・・・？？？
「5」・・・ベビー5？
「4」・・・？？？
「3」・・・？？？
「2」・・・？？？
エース・・・？？？

キングがカイドウだとすると、同じく四皇でドフラミンゴと（今のところシーザーを介して）つながるビッグ・マムが「クイーン」なのかもしれません。まぁ、何だかんだ言ってますが、トランプの軍団なんてないかもしれませんけどね（ぇ

そしてカイドウがまず倒すべき相手ならば、それより上のドフラミンゴより先にカイドウを倒す展開になりそうなわけです。その際、錦えもん達もルフィらに同行しそうなものですが、そういえば、685話でモモの助は海賊のイメージを「かいぞくなるは目方百貫もある大男にてもっと狂ぼうで強そうな者にござる」と発言していました。この話時点では、このイメージは身長3メートルあるドフラミンゴのことだろうと考えていましたが、693話扉絵に初登場したカイドウらしき山男のようなキャラクターにイメージがぴったりではないですか。つまり、錦えもんらの因縁はドフラミンゴだけではなく、カイドウにもありそうというわけです。

693話扉絵

PHに向かってきているドフラミンゴ（694話）は、きっと前話のシルエットで登場した人物がクザンならば、彼が足止めしてくれるでしょう。きっと。。